- Amazonのプライム会員限定割引とは?
- プライム会員限定割引を実施するメリットは?
- どう設定すればプライム会員限定割引を実施できる?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
Amazonで効率的に・スピーディーに売上を伸ばすには、セールやクーポンなどでの割引施策が欠かせません。特にプライム会員限定割引は、タイムセールほど審査が厳しくないため積極的に活用したい機能です。
本記事ではAmazonプライム会員限定割引の概要やメリット、実施方法、注意点などを解説します。「Amazonでの打ち手を増やして売上を拡大したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
Amazonで売上を上げるための完全攻略資料
無料で資料を受け取る
Contents
Amazonプライム会員限定割引(セール)とは?
プライム会員限定割引とは、Amazonプライム会員だけに割引価格を提供できる販促機能です。プライム会員限定割引を実施している商品は、検索結果ページや商品ページでの値引き表示がなされます。
数量限定タイムセールや特選タイムセールのようなタイムセールではないため、通常時はセールバッジが付きません。プライムデーやブラックフライデーなどのビッグセール期間中のみ、バッジが付与されます。
Amazonプライム会員限定割引(セール)を実施する3つのメリット
プライム会員限定割引には3つのメリットがあります。まずはメリットをしっかりと把握して、自社の利になる施策かどうか判断してください。
1. 転換率(CVR)を高められる
プライム会員限定割引を実施するメリットの1つ目は、転換率を高められることです。
価格が安くなれば、ユーザーにとって購入のハードルは下がります。打ち消し線を使った値引き表示もなされるため、お得感が強まり単純な値下げ効果以上に購入されやすくなるでしょう。
また商品ページには「プライムで」とプライム会員限定であることが明記されます。特別感が演出されることにより、Amazonのヘビーユーザーであるプライム会員を惹きつけて転換率を高めることが可能です。
2. ユーザーへのリーチ数を伸ばせる
ユーザーリーチを伸ばせることもプライム会員限定割引のメリットです。
プライム会員限定割引を実施すると、Amazonで最も閲覧数の多いタイムセールページに商品が表示されます。最上部に表示される特選タイムセールほどは目立たないですが、大きなインプレッションを集められることは間違いありません。
タイムセールページでは「プライム会員限定セール」での絞り込みも可能です。「お得に買いたい」と考えているプライム会員に対して効率的にリーチできます。
セールページではなく検索結果ページに表示された場合でも、値引き表示がなされるため通常よりもクリック率が高くなり、商品ページへのアクセス数が伸びるでしょう。
3. 参加手数料がかからない
タイムセールと異なり、プライム会員限定割引の実施には手数料がかかりません(特撰タイムセールのように、手数料がかからないタイムセールもあります)。
たとえば数量限定タイムセールに参加する場合、Amazonに対して下記の手数料を支払う必要があります。
- 通常時:4,000円
- ビッグセール期間中:8,000円
売上効果を考えると手数料を支払う価値はありますが、コストを抑えたいというのが多くのセラーの本音です。プライム会員限定割引の参加には手数料がかからないため、利益率の低下を緩和できます。
Amazonプライム会員限定割引(セール)の参加資格
Amazonプライム会員限定割引に参加するには、対象としたい商品が下記の資格を満たしている必要があります。
商品に関する資格 | ・FBAを利用している ・新品である ・制限対象商品や不快感/嫌悪感を与える商品、不適切な商品ではない ・レビュー評価が★3以上もしくは未評価である ・レビューポリシーに準拠している |
---|---|
価格に関する資格 | ・プライム会員以外に対する通常価格もしくはセール価格から10%以上割引している ・参考価格または過去価格から5%低い価格に設定している ・価格に関するポリシーに準拠している |
数が多いため複雑に思えますが、プライム会員限定割引の参加資格は厳しくありません。FBAを利用している商品であればほとんど問題ないでしょう。
あらかじめ確認し、満たしていない条件があれば対応が必要です。ビッグセール時には条件が変更される場合があるため注意してください。
【4ステップ】Amazonプライム会員限定割引(セール)の設定方法
プライム会員限定割引を設定する方法には下記の2パターンがあります。
- ダウンロードしたテンプレートに割引内容を記入してアップロードする
- セラーセントラルで割引内容を手入力する
プライム会員限定割引の設定が行えればいいので、方法はどちらでも構いません。今回はより簡単な「セラーセントラルで割引内容を手入力する」やり方を解説します。
1. セラーセントラルでプライム会員限定割引の作成画面に進む
セラーセントラルにログインして「広告」>「Amazonプライム会員限定割引」>「割引を作成」と進みます。
2. 名前とスケジュールを入力する
次に割引の名前とスケジュールを入力しましょう。
名前は任意のわかりやすいものを、スケジュールは開始日と終了日を設定します。プライムデーやブラックフライデーの際は通常とは異なるスケジュール設定となる場合もあるため、都度確認してください。
3. 対象のSKUと割引額を入力する
次に割引の詳細な内容を入力します。
SKUと割引金額(もしくはパーセント)を設定しましょう。価格に関する資格を満たせるように注意が必要です。
ただし管理画面で一度に入力できるSKUは30個までです。31個以上のSKUに対して同時にプライム会員限定割引を実施する場合はテンプレートでの一括アップロードをおすすめします。
入力が終わったら「商品を送信」ボタンをクリックしましょう。
4. 確認ページでチェックする
最後に確認ページで資格を満たしていない商品がないかチェックします。
価格条件を満たしていない場合は設定を修正しましょう。すべての商品が資格を満たしていれば、プライム会員限定割引の設定は完了です。
Amazonプライム会員限定割引(セール)を実施する際の2つの注意点
プライム会員限定割引に参加する際に注意したいポイントが2つあります。割引を実施できなかったり想定よりも利益率が下がったりなどの危険があるため、必ず事前に確認しておきましょう。
下記でひとつずつ解説します。
1. 作成後に参加資格を失うと取り消しになる可能性がある
プライム会員限定割引の参加資格は、作成時だけではなく定期的に審査されます(具体的な周期は不明)。
割引の作成からスケジュール開始までに時間があると、価格やレビューが変化する場合もあるでしょう。作成時点では条件を満たしていても、開始前・期間中に参加資格を失うと割引が取り消しになる可能性があります。
特にビッグセールにあわせてプライム会員限定割引を実施する際には、作成後に資格を失わないように注意しましょう。
2. 価格の下限を設定しないと販売価格が想定を下回る可能性がある
2つ目の注意点は「出品価格の下限」を設定しないと販売価格が想定を下回る可能性があることです。
プライム会員限定割引は、ほかのプロモーションとの併用が可能です。同じ商品に複数のプロモーションを設定している場合、プライム会員限定割引の値下げ幅以上に安く販売されるケースがあります。
「プライム会員限定割引の10%値下げであれば問題なかったが、ほかのプロモーションとの併用により20%値下げとなり損益分岐を下回った」というリスクも考えられるでしょう。
「出品価格の下限」を設定することで、一定以下の価格で販売されないようにコントロールできます。想定以上の値下げとなってしまわないように必ず価格の下限を設定しましょう。
Amazon売上アップならFORCE-R
「プライム会員限定割引の効果的な活用がわからない」「もっとプロモーションを使って効率的に売上を伸ばしたい」とお悩みの方は、FORCE-Rへご相談ください。
弊社は、Amazon領域での豊富な実績を持つECコンサルティング企業です。プライム会員限定割引をはじめとしたAmazon運営の知見・ノウハウを持つコンサルタントが、お客様の専属として伴走いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。お客様の状況に合わせたサポート内容を提案させていただきます。
まとめ|Amazonプライム会員限定割引を活用して売上を伸ばそう
プライム会員限定割引は、タイムセールよりも対象ユーザーが狭くなる一方で手数料がかからない・審査が厳しくないなどのメリットがあります。お得感や特別感から強力な購買促進を見込めるため、実施したことがない方はぜひ検討してください。
ただし非プロモーション価格から10%の割引が必要であり、活用を誤るとただ利益率を下げただけに終わる可能性もあります。期間や商品を絞り込み、戦略的に割引を実施しましょう。
「プライム会員限定割引の活用ノウハウを知りたい」という方はFORCE-Rへお問い合わせください。経験豊富なコンサルタントが、Amazonでの売上最大化をサポートいたします。