- 楽天市場のメルマガの特徴は?
- メルマガの種類は?
- 楽天市場のメルマガを使うメリットは?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
楽天市場で売上を拡大させるためには、メルマガの活用が不可欠です。
本記事では、楽天市場のメルマガの特徴や種類、配信のコツについて紹介していきます。
「楽天市場でメルマガを活用して売上を伸ばしたい」と考えている出店者の方は、ぜひ参考にしてください。
楽天市場SEO攻略マニュアル
無料で資料を受け取る
Contents
楽天市場のメルマガとは?
楽天市場のメルマガとは、楽天ユーザーに向けて情報提供を行うためのメールマガジンサービスです。オンラインショッピングの巨大プラットフォームである楽天市場には、日々多くの商品やサービスが登場しています。
メルマガでは、新商品の紹介やセール情報の配信、限定クーポンの提供などにより、ユーザーの購買意欲を刺激することが可能です。
楽天市場のメルマガの特徴
楽天市場のメルマガでは、楽天市場自体が持つ豊富な商品データベースを活用し、ユーザーごとにパーソナライズされたコンテンツを配信できます。
ユーザーは自分の興味やニーズにマッチした情報を受け取れるため、高い開封率やクリック率が期待でき、購買へとつながりやすい点が特徴です。また、楽天スーパーポイントの取得や使用情報もメルマガ内で告知され、ユーザーのポイント利用を促進する役割も担っています。
楽天市場のメルマガは、売上を拡大するための重要なツールといえるでしょう。
楽天市場のメルマガにかかる費用(料金)
楽天市場のメルマガは、メールマガジンの配信数に応じて、1通あたり1円の配信料がかかります。(基本料金(月額)は無料)
ただし、配信するメルマガの頻度やボリューム、受信者の数などによって料金は変動します。
また、楽天提供の送信リストを利用する場合、週1回までであれば無料で配信可能です。
楽天が提供するリストは、以下のいずれかが対象となります。
- 12カ月以内にメールに反応したユーザー
- 6カ月以内に購読開始日
※6カ月以内にリスト広告で獲得した新規アドレスは除外
ほかの広告と比較して安価なうえ、無料配信を活用することで、さらに費用を抑えられるでしょう。
楽天市場のメルマガの種類は5つ
楽天市場のメルマガは5種類あり、目的やターゲットに合わせて選択できます。これにより出店者は、特定のユーザーグループやデバイスに対して、最も見やすい形式で配信が可能です。
5つのメルマガの特徴について詳しく解説します。
1.PCテキストメール
PCテキストメールは、PCユーザーを対象としたテキストベースのメルマガです。シンプルなテキストフォーマットを採用しているため、読み込みが速く、どのようなPCの環境でも快適に閲覧できます。
画像や複雑なデザインを取り入れておらず、情報伝達をダイレクトに行える点が特徴です。PCテキストメールは、具体的な商品情報やお知らせなど、ストレートにユーザーへ伝えたい情報がある場合に活用しましょう。
2.レスポンシブメール
レスポンシブメールは、使用するデバイスに応じてデザインが最適化されるメール形式です。スマートフォンやタブレット、PCなど、さまざまな画面サイズや解像度に合わせて、デザインやレイアウトが自動的に調整されます。
スマートフォンの利用者が増える現代において、非常に効果的なメルマガです。
ただし、レスポンシブメールはキャリアアドレス(ドコモ、au、ソフトバンクなどの通信キャリアのメールアドレス)には対応していません。キャリアアドレスへ配信する場合は、モバイルテキストメールあるいはモバイルHTMLメールを使用する必要があります。
3.HTMLメール
HTMLメールでは、文字だけではなく画像や動画、ボタンなどのクリック可能な要素を組み合わせて、魅力的なコンテンツをユーザーに配信できます。新製品の紹介やセール情報など、視覚的にアピールしたい内容のメルマガに効果的です。
デザイン性の高いメルマガを配信することで、楽天ユーザーの注目を引きつけられるため、高い開封率やクリック率が期待できるでしょう。
4.モバイルHTMLメール
モバイルHTMLメールは、主にスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けに最適化されたHTMLメールです。画面サイズが小さいモバイルデバイスでも、コンテンツが適切に表示されるように設計されています。
また、テキストのサイズやボタンの配置、画像の解像度など、モバイルユーザーの利便性を考慮したデザインが特徴的です。モバイルデバイスでのメール閲覧率が高まっている現代において、この形式のメルマガは重要性を増しています。
5.モバイルテキストメール
モバイルテキストメールは、モバイルデバイスのユーザーをターゲットとしたシンプルなテキストベースのメルマガです。簡潔でわかりやすい情報伝達を目的としており、余分なデザインや画像は含まれていません。
どのようなモバイル環境でも高速に読み込まれるため、重要なお知らせや緊急の情報提供に最適です。
楽天市場のメルマガを使うメリット
楽天市場のメルマガをうまく活用することで、店舗の売上アップが期待できます。メルマガを最大限に活かすために、メリットをしっかりと把握しておきましょう。
ここからは、楽天市場のメルマガを使うメリットについて詳しく解説します。
低コストで運用できる
楽天市場における広告の運用や店舗運営に比べると、メルマガの運用コストは圧倒的に低いです。メールマガジンの配信数に応じて、1通あたり0〜1円で配信できます。(基本料金(月額)は無料)
低コストでメルマガ運用が可能な点は、特に中小企業やスタートアップにとって大きな魅力です。
ユーザーに対する信頼性を高められる
楽天市場のブランド力を背景に、メルマガを通じてユーザーに情報を提供することで、信頼性を構築する効果が期待できます。受け取ったメルマガが楽天市場経由であるとわかれば、ユーザーは安心して開封できるでしょう。
信頼性が向上することで、ユーザーの興味関心も高まり、購入につながりやすくなります。
自社商品のリピーター獲得につながる
メルマガは、過去に一度購入したユーザーに対して、新商品情報や限定セールのお知らせなどを配信し、定期的なコミュニケーションを図るための便利なツールです。
そのため、メルマガを通してユーザーの購買意欲を刺激し、リピーター獲得につなげられます。
楽天市場のメルマガを活用する際の注意点
楽天市場のメルマガは多くのメリットを持つ一方で、注意点もいくつか存在します。これらの注意点を事前に知っておくことで、より効果的なメルマガを配信できるでしょう。
ここからは、主要なメルマガ配信における注意点について詳しく紹介します。
スマホユーザーを想定して配信する
現代の消費者の多くは、スマートフォンを日常的に使用しており、メールのチェックもスマートフォン上で行う人が増えています。そのため、楽天市場におけるメルマガのデザインや文面は、スマートフォンの画面サイズや操作性を意識して最適化する必要があります。
文字サイズやレイアウト、画像の表示方法など、スマホユーザーの利便性を第一に考慮し、快適に閲覧できるメルマガを目指しましょう。
配信リスト対象者の絞り込みを行う
一方的な情報発信を避けるために、楽天市場のメルマガの配信リストを的確に絞り込むことが重要です。
特定の商品を購入したことがあるユーザーや、特定のキャンペーンに参加したユーザーなど、セグメント別に配信リストを分けましょう。対象者を絞り込むことで、それぞれのユーザーグループに合わせた最適なコンテンツを提供できます。
週1回の無料配信を必ず活用する
楽天市場では、週に1回無料でメルマガの配信が可能です。無料の配信枠を最大限に活用することで、広告予算を抑えつつ、効果的なメールマーケティングを実施できます。
定期的な情報更新や新商品のお知らせ、限定クーポンの提供など、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを継続的に配信すれば、購買意欲をより高められます。
楽天のメルマガを配信する方法
楽天市場のメルマガの始め方
楽天メルマガを初めて使う際には、R-Mailへの申請が必要です。楽天市場の管理画面から以下の手順でメルマガ配信の申請を行います。
- RMS(店舗運営システム)にログイン
- RMS内の「店舗様向け情報・サービス」を選択
- 「メルマガ配信」をクリック
- 「2 オプション機能利用申込・解約」ボタンをクリック
- ページ内の「R-Mail(メール配信)」の欄内にある「申込・解約」ボタンをクリック
- 「R-Mailご利用申し込み」画面が表示されたら、利用規約を確認して「お申込み」ボタンをクリック
申請後は3営業日程度で開通します。
メールの本文を作成する
楽天市場のメルマガを配信する際は、メール作成画面で本文を作成し保存します。メール本文の作成の流れは以下のとおりです。
- RMS(店舗運営システム)にログイン
- RMS内の「メール・SNSマーケティング」を選択
- 「メルマガ配信」をクリック
- 「1 配信設定」にある「メール本文編集」ボタンをクリック
- 「メール種別選択」から、作成したいメール種別の欄内にある「編集開始」ボタンをクリック
- メールのテンプレートを選択
- メールの件名と本文を作成
- 画面下の「送信一覧に保存する」ボタンをクリック
楽天メルマガの本文編集画面には、キャンペーンや商品紹介など、複数のテンプレートが用意されています。また、テンプレートを使用せず、すべて自身で設定することも可能です。メルマガで配信したい内容や目的に合わせて、テンプレートや見せ方を設定しましょう。
配信リストを選択する
メルマガを配信する際は、事前に配信対象者を絞り込んだリストを適用します。事前に配信リストを作成する流れは、以下のとおりです。
- RMS(店舗運営システム)にログイン
- RMS内の「メール・SNSマーケティング」を選択
- 「メルマガ配信」をクリック
- 「2 管理」セグメント下部にある「リスト条件一覧・登録/削除」をクリック
- 「リスト条件登録」から、配信リストを作成したいメール種別の欄内にある「新規条件設定」ボタンをクリック
- 「新規条件設定」の画面に従いリスト条件を入力
- 画面下の「この条件で検索追加」ボタンをクリック
- 「人数更新」ボタンをクリックして、リストの対象人数を確認
- リストの対象人数が問題なければ「この条件を保存する」ボタンをクリック
※リスト対象者をさらに絞り込みたい場合は「選択中の条件を編集」から条件を追加します
配信リストで絞り込みできる条件を、以下にまとめました。
【ユーザーのアクション】
- 購入期間
- 購入回数
- 利用サービス(問い合わせや頒布会、定期購入など)
- 利用対象商品ID
- メール購読開始日
- メールに対する反応(メールの開封率やクリック率)
- ユーザー詳細アクション(RaCouponの利用)
【ユーザーの属性】
- 会員ランク
- 都道府県
- 性別
- 年齢
- 誕生月
- 詳細属性(期間限定ポイントの保有)
出典:https://www.rakuten.co.jp/ec/environment/service/mail/
配信リストは、ユーザーのアクションや属性で絞り込めるため、メルマガの目的や予算に応じて調整しましょう。
なお、メルマガを送信する際、リストの内容は最新の情報に自動で更新されます。
メルマガを配信する
メール本文と配信リストを準備できたら、メルマガの配信設定を行いましょう。
- RMS(店舗運営システム)にログイン
- RMS内の「メール・SNSマーケティング」を選択
- 「メルマガ配信」をクリック
- 「1 配信設定」にある「メール送信」ボタンをクリック
- 「メール種別選択」から、送信したいメール種別の欄内にある「次へ」ボタンをクリック
- リスト選択画面から、作成済の送信先リストをクリック
- 「この条件でリストを作成する」ボタンをクリック
- 本文選択画面の左上にある「送信一覧」タブを選択
- 作成済のメール本文を選択
- 「画面下部「プレビューする」ボタンをクリック
- メール内容を確認し、問題なければ「テスト送信設定をする」ボタンをクリック
- 「即時送信」「予約送信」のいずれかを選択
- 「次の画面へ」ボタンをクリック
- 送信確認画面で送信日時やメール種別などを確認
- 「送信する」または「送信を予約する」ボタンをクリック
以上でメルマガ配信の設定は完了です。
メルマガの配信時は、配信予約機能やテスト配信を使用できます。ユーザーへの送信前にテスト配信を行い、配信対象デバイスの画面でメルマガの内容や表示、リンク先の設定を確認しましょう。
ただし、配信予約では、予約完了後に送信日時の変更ができません。予約を取り消して、再度配信予約を設定する必要があります。
効果的なメルマガを配信する4つのコツ
メルマガの開封率やクリック率を向上させるためには、ユーザーの心を掴むメッセージが必要です。また、メッセージを読んでもらうには、まずメールを開封してもらわなければなりません。
ここからは、ターゲットに響くメッセージを届け、興味関心を引くためのコツを紹介します。
タイトルにこだわる
タイトルは、メールを開封しなくても目に入る部分です。タイトル次第で開封率が変わることはよくあります。
開封してもらうために、ユーザーの興味を引けるようなタイトルを作成しましょう。
たとえば、以下のような工夫がおすすめです。
- 【】や★などの記号を使用する
- 「期間限定」「30%オフ」などのメリットを含める
- タイトルを疑問形にする
また、タイトルは最初の15文字が最も読まれやすいため、割引やクーポン配布といったユーザーにとってお得な情報はできるだけ冒頭部分に入れましょう。
配信のタイミングをターゲットに合わせる
メルマガは、通勤時間や休憩時間、家事が落ち着いたタイミングなど、一息ついたときに開封される傾向があります。そのため、ターゲットがメールを確認しやすい時間帯に配信しましょう。
ターゲットごとの開封されやすいタイミングは、以下のとおりです。
- ビジネスパーソン:8~9時、12~13時、16~18時
- 主婦・主夫:10~12時、14~15時
- 学生:7~8時、12~13時、18~19時
- シニア層:8~12時台
ただし、この時間帯がベストでない場合もあるため、さまざまな時間帯で配信し、最も反応がとれる時間帯を検証していくことが重要です。
イベントやセールのタイミングで配信する
ユーザーは、賢い消費行動を取るために、情報を吟味し、購入のタイミングをはかっています。そのため、イベントやセールの告知など、ユーザーにとってお得な情報をメルマガで配信しましょう。
メルマガで事前告知を行う際は、セールで安くなる目玉商品を紹介し、イベント時にすぐに購入できるよう、お気に入り登録へ誘導するのが効果的です。
また、セール期間中のメルマガ配信は売上につなげやすいため、開催中や終了直前の配信もおすすめです。
メルマガ限定クーポンを配布する
メルマガを活用し、会員限定クーポンを配布する方法もおすすめです。メルマガ会員ならではの特別感を押し出すことで、ユーザーのロイヤリティが高まります。
特に、誕生月の限定クーポンは、リピーター獲得に効果的です。誕生月の前月末にクーポンを配布し、誕生月の月末にクーポンの期限切れをリマインドすると、使用率が向上します。
メルマガの配信解除率を下げるポイント
メルマガ登録を解除されないためには、ユーザーにとって有益な情報を配信し、メリットを提供することが重要です。
ユーザーのニーズを意識できれば、自然とメルマガの配信解除率も下がります。
適切な配信ペースを見極め、ユーザーの好みや傾向を分析して、改善を積み重ねていきましょう。
配信頻度の目安は週1~2通
メルマガの配信頻度は、開封率に大きな影響を与える要素です。
メルマガは、月5〜8通(週1~2通)の配信が、最も開封率が高まるといわれています。これ以上多すぎても少なすぎても開封率は低下するため、まずは自社の配信頻度をチェックしましょう。
ただし、商品のジャンルや価格帯によって、適切な配信頻度は変わります。単価が高い家電などは月に1~2通程度、日用品やアパレルは週1~2通程度を目安に配信し、開封率を検証してください。
▼メルマガの配信頻度を決める3つの方法!ジャンル別の目安や開封率についても解説
メルマガ配信後に効果測定をする
メルマガ配信後は、効果測定を行いユーザーの反応をチェックしましょう。開封率やクリック率などのデータをもとにメルマガの改善点を見つけることで、次回の配信に活かせます。
効果測定の指標は、以下のページで確認できます。
- RMS(店舗運営システム)にログイン
- RMS内の「メール・SNSマーケティング」を選択
- 「メルマガ配信」をクリック
- 「2 管理」セグメント下部にある「管理画面」ボタンをクリック
- 「送信履歴管理」セグメントから「クロスデバイス効果測定」をクリック
効果測定時にチェックする指標は、以下の3つです。
【開封率】
開封率が低い場合は、タイトルや送信時間、送信リストの見直しが必要です。
開封率が良かった場合も次回の参考になるため、しっかりと確認しておきましょう。
【送客率】
送客率とは、メルマガから商品ページへアクセスした人の割合です。
送客率が低い場合は、リンク先の設定やボタンの押しやすさ、画像の選定、改行の適切さなど、メールのレイアウトや見た目をチェックします。
見た目に問題がなければ、テキストや商品選定、クーポンなど、メルマガの内容が魅力的であるかを再検討しましょう。
【転換率】
転換率とは、メルマガから商品購入に至った割合です。
送客率が改善されているのに購入に至らない場合、メルマガの内容と商品ページのミスマッチや、商品ページの動線が整っていないことなどが原因として考えられます。
また、メルマガ会員限定企画など、購入を促す施策も有効です。
楽天市場の運営代行・コンサルティングならFORCE-R
「楽天市場のメルマガを活用したいが、ノウハウがない」「売上アップの施策を代理店に任せているが、成果に不満がある」という方は、FORCE-Rへご相談ください。
弊社は、楽天領域での豊富な実績を持つECコンサルティング企業です。広告運用をはじめとした楽天ショップ運営の知見・ノウハウを持つコンサルタントが、お客様の専属として伴走いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。無料のアカウント診断を行っています。
まとめ|楽天市場のメルマガを活用して売上をアップさせよう
楽天市場で売上を上げるためには、メルマガの特徴やデメリットについて深く理解しておく必要があります。
本記事で紹介した内容を参考に、楽天市場のメルマガを活用してみましょう。
「楽天市場のメルマガを活用したいが、ノウハウがない」「売上アップの施策を代理店に任せているが、成果に不満がある」とお悩みの方は、FORCE-Rへご相談ください。お客様の状況に合わせて、コンサルティングや運営代行などのサポートをいたします。
楽天市場SEO攻略マニュアル
無料で資料を受け取る