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Amazon FBAと請求書|出品者が知っておくべき3つの場面

Amazon FBAで販売をしていると、「請求書」をめぐってさまざまな場面に遭遇します。購入者から請求書の発行を求められたとき、出品許可申請で請求書が必要なとき、インボイス制度への対応――同じ「請求書」でも、場面によって意味も対応もまったく異なります。

これらを混同したまま対応すると、購入者対応でつまずいたり、出品許可申請が通らなかったりする原因になります。本記事では、Amazon物販に取り組む出品者の方に向けて、FBA運用で関わる3つの「請求書」の場面を整理し、それぞれの正しい対応方法を体系的に解説します。

この記事でわかること

  • FBA運用で「請求書」が関わる3つの場面の違い
  • 購入者から請求書を求められたときの対応方法
  • 出品許可申請で求められる「購入請求書」の要件
  • インボイス制度における出品者の対応

1. FBAと「請求書」|まず3つの場面を整理する

「Amazon FBA 請求書」というテーマには、実は複数の異なる場面が含まれています。出品者が混乱しがちなのは、これらをひとくくりにしてしまうためです。まずは3つの場面を整理しましょう。

場面1:購入者から請求書の発行を求められる

商品を購入した法人や個人事業主の顧客が、経費精算などのために請求書(または領収書・支払明細書)を求めてくる場面です。FBAで販売している場合と自己発送の場合とで、対応の仕方が変わります。

場面2:出品許可申請で「購入請求書」を提出する

特定のブランドやカテゴリーの商品を出品する際、Amazonに出品許可申請を行い、その際に仕入れを証明する「購入請求書」の提出を求められる場面です。FBA納品の前提として、そもそも出品できるかどうかに関わります。

場面3:インボイス制度に対応する

2023年10月に始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)に関連して、出品者自身が「適格請求書」を発行できる事業者として対応する場面です。これは販売活動全体に関わる制度対応です。

以下、それぞれの場面について、出品者がとるべき対応を詳しく見ていきます。

場面請求書の意味関わるタイミング
購入者対応顧客に発行する請求書・支払明細商品が売れた後
出品許可申請仕入れを証明する購入請求書出品を始める前
インボイス制度出品者が発行する適格請求書販売活動全体

関連記事:FBA納品時の梱包ルール|作業フローを最適化するには?

2. 場面1|購入者から請求書を求められたときの対応

法人や個人事業主の顧客は、経費精算のために請求書を必要とすることがあります。FBA販売の場合、この対応は比較的シンプルです。

FBA販売では購入者が自分でダウンロードできる

FBAで販売した商品については、購入者がAmazonの注文履歴から請求書(支払明細書)を自分でダウンロードできる仕組みになっています。そのため、出品者が個別に請求書を作成・送付する必要は基本的にありません。購入者から依頼があった場合は、注文履歴からダウンロードできる旨を案内すれば対応できます。

なお、注文直後は「請求書準備中」の状態でダウンロードできないことがあり、商品が発送されてから取得できるようになります。購入者にはこの点もあわせて伝えるとスムーズです。

自己発送の場合の注意点

一方、自己発送(FBM)の場合は、購入者のアカウント種別によって対応が分かれることがあります。ビジネスアカウントの購入者であれば注文履歴からのダウンロードに対応しやすい一方、個人アカウントの購入者については、Amazonのカスタマーサービスへの問い合わせを案内する必要が生じる場合があります。自己発送を併用している出品者は、この違いを理解しておくとよいでしょう。

関連記事:FBAマルチチャネルの料金は?料金体系とメリット・デメリットを徹底解説

3. 場面2|出品許可申請で求められる「購入請求書」

次に、出品の前段階で関わる「購入請求書」です。これはFBA納品そのものよりも、「その商品を出品できるか」に関わる重要なテーマです。

出品許可申請とは

Amazonでは、特定のブランドやカテゴリーの商品について「出品許可申請」が必要です。これは偽物や不正に入手した商品の出品を防ぐための仕組みで、近年は対象が広がっています。申請の際、仕入れの事実を証明するために「購入請求書」の提出を求められることがあります。

購入請求書に求められる要件

出品許可申請で提出する購入請求書は、メーカーまたは卸業者が発行したものである必要があり、いくつかの要件を満たさなければなりません。代表的な要件は次のとおりです。

  • 申請日から180日以内に発行されていること
  • 出品者の名前・住所が記載されていること
  • メーカーまたは卸業者(仕入れ先)の名前・住所が記載されていること
  • 一定数量以上の購入が記載されていること

購入数量については、一般的な請求書では10点以上の購入が記載されている必要があるとされ、Amazon本体からの請求書や注文確認書を使う場合は50点以上といった、より多い数量が求められるケースが案内されています。要件はAmazonの運用により変更されるため、申請前に必ず最新の情報を確認しましょう。

承認されない書類の例

注意したいのは、提出しても承認されない書類があることです。小売店の領収書、オンライン注文の確認書、納品書といった「請求書以外の書類」や、見積書・発注書などの請求書に至る前の書類は認められません。また、修正可能なWordやExcel形式のファイルも不可とされています。書類の一部が切れていたり不鮮明だったりして却下されることもあるため、要件を満たした鮮明な請求書を用意することが重要です。

関連記事:FBA料金シミュレーターの使い方と注意点|正確な利益計算でAmazon販売を最適化

4. 場面3|インボイス制度における出品者の対応

3つ目は、2023年10月に始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応です。これはAmazon特有のものではなく、すべての事業者に関わる税制ですが、Amazon出品者として行うべき対応があります。

出品者が行うべき2つの対応

課税事業者として、適格請求書発行事業者の登録を行う出品者がすべき対応は、大きく2つです。1つは「適格請求書発行事業者登録番号」を取得すること、もう1つはセラーセントラル上にその登録番号を入力することです。登録番号の取得は、e-Taxによるオンライン申請または書類の郵送で行えます。自身での取得が難しい場合は、税理士などの専門家に依頼する方法もあります。

なぜインボイス対応が重要なのか

Amazonでは、法人や個人事業主の購入者も多く利用しています。こうした購入者が仕入税額控除を受けるためには、出品者が適格請求書を発行できる事業者であることが前提となります。インボイス対応をしていないと、購入者が仕入税額控除を受けられず、結果として購入先として選ばれにくくなる可能性があります。

登録番号をセラーセントラルに入力する際は、国税庁の公表サイトの情報と、Amazonに登録する番号・正式な事業者名を一致させる必要があります。一致しないと適格請求書として認められないため、注意が必要です。なお、税務に関わる具体的な判断は、税理士など専門家に相談することをおすすめします。

5. FBA運用と出品サポートのご相談は|FORCE-Rへ

ここまで見てきたとおり、Amazon FBAの運用では、購入者対応・出品許可申請・インボイス制度という異なる場面で「請求書」が関わります。とりわけ出品許可申請は、要件を満たさないと申請が通らず、そもそも商品を出品・FBA納品できないという事態にもつながります。

「出品許可申請が通らず販売を始められない」「請求書まわりの対応に不安がある」「FBA運用全体を効率化したい」——こうしたお悩みをお持ちなら、Amazon運用のプロに相談することも有効な選択肢です。

ECコンサルティングFORCE-Rは、AmazonをはじめとするECモールの運用支援を専門に行っています。出品まわりのサポートはもちろん、価格設計・在庫戦略・商品ページ改善・広告運用まで、出品者の売上と利益の最大化を一貫してサポートします。

Amazonの運用や売上にお悩みの方は、まずはお気軽にFORCE-Rへご相談ください。

また、Amazonでの売上アップに役立つ完全攻略資料を無料でご用意しています。運用見直しの第一歩として、ぜひダウンロードのうえご活用ください。お問い合わせ・資料請求は、FORCE-R公式サイト(https://force-r.co.jp)より承っております。なお、税務に関する具体的な判断については、税理士などの専門家にご相談ください。

まとめ

Amazon FBAに関わる「請求書」は、場面によって意味も対応も異なります。本記事の要点を振り返ります。

  1. FBAと請求書が関わる場面は「購入者対応」「出品許可申請」「インボイス制度」の3つ
  2. FBA販売では、購入者が注文履歴から請求書を自分でダウンロードできる
  3. 出品許可申請の購入請求書は、発行元・記載事項・購入数量などの要件を満たす必要がある
  4. 領収書や注文確認書、修正可能なファイルは出品許可申請の書類として認められない
  5. インボイス対応は登録番号の取得とセラーセントラルへの入力の2つが基本

「請求書」というキーワードをひとくくりにせず、自分が今どの場面に直面しているのかを見極めて対応しましょう。出品まわりやFBA運用に課題を感じたら、FORCE-Rの無料相談・資料ダウンロードをぜひご活用ください。

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