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Amazonセールの種類と年間スケジュールとは?出品者が押さえる時期・特徴・注意点を徹底解説

Amazonで売上を伸ばすには、セールへの参加が不可欠です。一方で、戦略もなく値引きをしても、いたずらに利益を圧迫するだけで事業として成立しません。

そこで本記事では、Amazon攻略のカギとなるセールの種類と特徴、年間のおおよその開催時期を、出店企業の視点で詳しくご紹介します。あわせてAmazonセールに参加するメリットと注意点も解説するので、ぜひ年間の販売計画を立てる際の参考にしてください。

この記事でわかること
Amazonセールの3つの分類(大規模・中規模・小規模)と特徴
Amazonセールの年間スケジュールとおおよその開催時期
Amazonセールを販売計画に組み込むべき理由
Amazonセールに出品する際の注意点

Amazonのセールは3種類に分類できる

Amazonで開催されるセールは、大きく3種類にわかれます。それぞれのセールで特徴が異なるため、内容を理解して参加することが販売戦略を立てるうえで大切です。

Amazonが開催する3種類のセールについて、特徴も含めて詳しく解説します。

大きな流入が見込める大規模セール

Amazonのセールのなかで最もユーザーの流入を見込めるのが、年に3回開催される大規模セールです。テレビCMなどインターネット以外の媒体でもAmazonが広告展開をおこなっているため、幅広いユーザーが認知しています。

大規模セール開催時期の目安
プライムデー7月ごろ
プライム感謝祭10月ごろ
ブラックフライデー11月ごろ

なかでも7月の「プライムデー」は歴史が古く、世界中で開催されていることから多くのユーザーが期待している重要なセールです。Amazonの新規ユーザーが増えるきっかけにもなっているため、セールでの販促計画はプライムデーを核に組み立てることをおすすめします。

また、10月の「プライム感謝祭」は、日本では2023年に初めて開催された比較的新しいセールです。11月の第4金曜日ごろから始まる「ブラックフライデー」には、Amazonのみならず世界的に購買が増えます。

Amazonの大規模セールは、既存ユーザーはもちろん、新規のユーザーにもリーチするチャンスです。一方で、同カテゴリのライバル社も大幅に値引きする可能性があります。自社商品を選んでもらうため、金額の設定は慎重におこないましょう。

季節に沿った中規模セール

中規模セールの特徴は、お正月やGWなど季節に合わせて開催されることです。ユーザーの購買意欲が高まる季節に設定されているため、うまく利用することで年間を通じて売上の安定化を図れます

Amazonの中規模セールには、1月の「初売りセール」、引越しシーズンを狙った3月の「新生活セール」、大型連休に合わせた4月末ごろの「ゴールデンウィークセール」、季節変わりの9月に開催される「季節先取りセール」、クリスマスと年末需要を見込む12月の「ホリデーセール」などがあります。

なお、Amazonのセールは名称や開催形態が見直されることがあり、近年は多くのセールが「AmazonスマイルSALE」として開催される傾向にあります。最新のセール名称や内容は、Amazonからの案内で確認しましょう。

中規模セールは大規模セールほどの流入は見込めないものの、自社商品と季節のマッチングによっては大きく売上を伸ばすチャンスです。全てのセールへの参加が難しい場合でも、自社商品の特性に合ったセールを活用して新規ユーザーを獲得しましょう。

不定期開催も含む小規模セール

Amazonでは、大規模、中規模セール以外にも、年間を通じて開催されるさまざまなセールイベントがあります。大きなプロモーションは展開されない小規模セールながら、気軽にいつでも参加できる点が大きな特徴です。

代表的な小規模セールが「AmazonスマイルSALE」です(従来は「タイムセール祭り」と呼ばれていたセールで、2024年4月から名称が変更されました)。大規模セールや中規模セールのタイミングを除く、ほぼ全ての月で開催されています。また、不定期で開催されることもあるため、Amazonアカウントに登録しているメールアドレス宛に届く案内を見逃さないようにしましょう。

「Wポイント祭り」も、開催頻度の高い小規模セールです。ポイントが2倍になる部分についてはAmazonが負担するため、利益を削ることなく参加できます。ただし、参加には最低1%以上のポイントを設定するなど条件があるため、事前にAmazonからのお知らせをしっかりと確認しておきましょう。

関連記事:Amazonブラックフライデーの割引率は?販売者が準備すること

Amazonセールの年間スケジュールとおおよその開催時期

Amazonで効率よくセールを活用するには、年間のスケジュールを把握しておくことが大切です。また、スケジュールに加えてセールの特徴も踏まえておくと、年間の販売計画を立てやすくなります。

ここからは、Amazonセールのスケジュールを月ごとにみていきます。具体的な開催日は年によって前後し、セールの名称や開催形態も変更されることがあるため、本記事では時期の目安と各セールの特徴を中心に解説します。正確な開催日程は、必ずAmazonの最新の公式情報やセラーセントラルの案内をご確認ください。

毎年ほぼスケジュールは決まっている

Amazonが開催する主なセールの実施タイミングは、毎年ほとんど変わりません。具体的な実施日はカレンダーによって多少前後するものの、過去の実績をベースに年間の販促計画を立てることができます。

主要なセールのおおよその開催時期は、次のとおりです。

主要セールおおよその開催時期
初売りセール1月上旬ごろ
新生活セール3月上旬ごろ
ゴールデンウィークセール4月下旬ごろ
プライムデー7月ごろ
プライム感謝祭10月ごろ
ブラックフライデー11月下旬ごろ

1月:初売りセール

Amazon初売りセール

Amazon初売りセールは、特に日本ではAmazonに限らず多くのユーザーが期待している年始のセールです。値引きはもちろん、特別に福袋を用意する出品者もいます。

新規ユーザーを見込んで主力商品を値引きするほか、滞留している在庫に関しては、福袋をうまく活用して整理するのも1つの戦略です。

2月:AmazonスマイルSALE

大きなセールのない2月には、小規模セールのAmazonスマイルSALE(従来のタイムセール祭り)が開催されることがあります。新規ユーザーの大幅な流入増加は見込めないものの、こうしたセールを狙っているAmazonユーザーも少なくありません。必ずしも参加すべきセールではありませんが、売上を確保したい場合には積極的に活用しましょう。

3月:新生活セール

Amazon新生活セール

Amazon新生活セールは、就職や転勤などで引越しが多い時期を狙って3月上旬に開催されます。「新生活」と銘打っているだけに、家電や家具、衣料品がセール商品の中心です。しかし、ユーザーの購買意欲が高い時期のため、新居や引越しとは直接関係のない商品でも売上を伸ばすチャンスは十分にあります。

3月~4月にかけては気温もあがり「新しいことを始めてみよう」「いつもとは違うことをしてみよう」といった機運の高まる時期です。お試しで気軽に購入できる価格設定にして、新規ユーザーの獲得を目指してみてはいかがでしょうか。

4月:ゴールデンウィークセール

4月のセールは、ゴールデンウィークのスタート前に開催されます。実はEC業界では、大型連休中の売上が落ちる会社も少なくありません。旅行や帰省などで外出する方が多いことと、レジャーなどにお金を使うため商品の購入に回す資金が減少することが理由です。GWに対して少し前倒しで開催されるため、大型連休中にお金を使う前のユーザーにアプローチできます。

連休に突入すると売上が下がってしまう場合は、GWセールで売上の補填をするのも有効な戦略です。

5月:レジャーシーズン向けセール

5月には、レジャーシーズンに合わせたセールが開催されることがあります。衣料品やアウトドア用品がテーマの中心になることが多いセールです。

Amazonのセールにはテーマが設定されていることも多く、自社の取扱商品によっては関係ないと思いがちです。しかし、セール期間中はAmazon自体への流入数が増加するため、値引きによる販売増だけではなく広告による誘導にも期待できます。

6月:プライムデー前のセール

AmazonスマイルSALE

6月にもセールイベントが開催されることがあります。7月にプライムデーを控えているため、参加の要否も含めて戦略的に利用しましょう。一方で、ボーナスが支給される、もしくは金額がわかる時期でもあることから、プライムデーに先駆けてユーザーを獲得するという戦略も考えられます。

7月:プライムデー

Amazon最大といっても過言ではない、出品者とユーザー双方にとって重要なセールがプライムデーです。新規ユーザーや普段は購入を検討しないユーザーの獲得も見込めるため、在庫数の確保も含めてしっかりと準備して対応しましょう。

一方で、プライムデーはAmazonへの流入数自体が多く、値引きをしていなくても自社商品へのアクセスが一定数は増加する側面もあります。

プライムデーで売上をUPさせるための戦略はこちら!

8月:ファッション向けセール

プライムデーという大イベントを消化した翌月の8月にも、小規模セールが開催されることがあります。ゴールデンウィークと同様にお盆の大型連休が絡む時期であり、商品によっては思うように売上が伸びないケースもあるため参加の判断には注意が必要です。

一方で、プライムデーで大きな値引きをしたあとだけに、ライバル出品者があまり積極的に参加しない可能性もあります。あえて8月のセールを狙い、自社商品の売上を伸ばすことも検討してみましょう。

9月:季節先取りセール

夏の終わりに差し掛かる9月には、季節先取りをテーマにしたセールが開催されることがあります。かつては11月のブラックフライデーまで大きなセールがなかったため、売上を維持するうえで重要な位置づけでした。しかし、10月にプライム感謝祭が開催されるようになったため、販売戦略によっては見送ることも検討しましょう。

10月:Amazonプライム感謝祭

プライム感謝祭

アメリカでは定着しつつありますが、日本では2023年に初めてプライム感謝祭が開催されました。テレビCMの放映など、プライムデーに匹敵するプロモーションをAmazonが仕掛けてくれる大規模セールです。

初開催の年でもAmazon全体としてプライムデーに迫る規模の売上を記録したとされており、出店企業にとって見逃せないセールとなっています。プライムデーと同様に先行セールが行われることもあり、開催形態は今後も変わる可能性があるため、最新の案内を確認しましょう。

11月:Amazonブラックフライデー

ブラックフライデーは、アメリカで古くから定着しているThanksgiving Day(感謝祭)後のセールです。Amazonがきっかけの1つとなり、感謝祭の習慣がない日本でもブラックフライデーは一般化しつつあります。

近年のAmazonブラックフライデーは、先行セールと本セールの2段構えで開催される傾向にあります。それぞれのタイミングでどのような商品をどの程度値引くのか計画しておくことが重要です。

Amazonブラックフライデーの攻略方法はこちら!

12月:ホリデーセール

Amazonホリデーセール

クリスマス、年末と大きな消費が見込まれる12月には、ホリデーセールが開催されます。年間の売上目標に届いていない場合は、ホリデーセールを有効活用しましょう。ギフトや高額家電など特別感のある商品が中心となりますが、ボーナス時期とも重なるため多くの商品に商機はあります。

関連記事:Amazonセールの種類とは?売上を伸ばす戦略と失敗しないための注意点

Amazonセールを販売計画に組み込むべき理由

Amazonユーザーは、少なからずセールの開催を意識しています。事業としては値引きはなるべくしたくないものですが、ユーザーニーズに応えて顧客を獲得しなければ、そもそもAmazonでの事業が成立しません。また、大規模セールの際にはテレビCMなども重点的に放映されるため、セールは新規顧客を獲得する大きなチャンスです。

Amazonのセールを販売計画に組み込むべき3つの理由を、具体的なセール内容も含めて詳しく解説します。

Amazonのプロモーションによって普段リーチできない顧客にアプローチできる

Amazonセールに参加する最大のメリットは、集客のためのプロモーションをAmazon側で行ってもらえることです。新規やあまりAmazonを利用しないユーザーの流入も見込まれるため、普段は見てもらえない顧客に自社商品をアピールできます。

また、セール中は既存ユーザーの購買行動も変化することが予測されます。お得な商品を探して、普段とは違うキーワードで検索する可能性があるためです。さらに、セールに参加すると「タイムセール」などのバッジが表示され、より広いユーザーに自社商品への興味をもってもらいやすくなります。

潜在顧客のお試し機会になる

Amazonのセールは、ユーザーが初めての商品を試す機会としても重要です。出品している商品と同じカテゴリに興味のあるユーザーでも、普段とは違う商品をいきなり買ってもらうのは容易ではありません。Amazonセールを利用して値引きすることで、購買を迷っている潜在顧客の獲得につなげられます。

お試し顧客を多く獲得できれば、既存顧客の売上も含めて短期的に大きく売上を伸ばすことが可能です。他社商品の動向にもよりますが、短期間にうまく売上を伸ばすことで「Amazonおすすめ」などのバッジを獲得できる可能性もあります。

ライバル商品の顧客を奪える

ライバル商品よりも安い価格設定をすることで、Amazonセールを利用して顧客を奪える可能性が高まります。Amazonを閲覧するユーザー数が急に何倍にも増えることはほとんどないため、基本的には限られたユーザーをライバル出品者と奪い合っている状態です。

同じような機能や性質の商品であれば、やはり購買の決め手は価格になります。セールに参加することで、同ジャンルにおける自社商品のシェアを伸ばしましょう

顧客を奪う目的でセールに参加する際は、ライバル商品の値引き額よりも自社商品の価格を低く設定しましょう。自社商品以外の価格はセール時にしかわからないため、セールが開催されるたびにライバル商品の価格を記録しておくことも大切です。

Amazonセール出品時の注意点

Amazonセール出品時の注意点

Amazon内での販売数を伸ばすうえで、セールは重要なポイントです。しかし、全体としての戦略がないまま値引きをしても、事業にとって有益な顧客は獲得できません。

Amazonセールへの参加を計画する際に注意すべき点をみていきましょう。

戦略に合致するセールにだけ参加する

Amazonで開催されるセールにすべて参加していては、1年中値引き販売をすることになってしまいます。定価を値引き販売前提の価格にしておくことも可能ですが、セール以外では売上があがらなくなるおそれがあるため注意が必要です。

また、Amazonのシステム側次第ではありますが、定価での販売実績がない場合、そもそも値引き価格が通常価格と表示される可能性もあります。

売上が落ち込む時期の補填、逆に売上が伸びる時期にさらに販売数を伸ばすためなど、セールへの参加は戦略的に決定しましょう。また、値引き額についても、常に最大限の値引きをするのではなく、セール参加の目的に応じた価格設定をすることが大切です。

需要の先食いになるケースもある

セールに参加すると、少なからず需要の先食いにつながります。Amazonセールで購入する層は、新規顧客ばかりではありません。リピート顧客がセールでまとめ買いをすると、短期的に販売数が伸びても将来の売上を先食いしていることになります。

需要の先食いを完全に抑止することは不可能ですが、普段とは違うキーワードで広告出稿するなど、先食い以上に新規顧客を獲得する戦略を立てましょう。

顧客の買い控えが起こることがある

セールに出品していると、値引きを待って購入する顧客が生じるおそれがあります。本来は定価で買ってくれていたリピートユーザーの買い控えが起こると、通常時の売上の下落につながりかねません

需要の先食いと同様に、セールに出品する以上リピート顧客への影響は少なからずあります。短期的な売上だけではなく、長期的な視点でセールへの参加を計画することが重要です。

まとめ:Amazonセールを戦略的に活用して売上を伸ばす

Amazonで売上を効率よく伸ばすためには、毎月開催されている各種セールを利用することが重要です。特に、Amazon内でまだあまり認知されていない新規参入のブランドや新商品を販売する際は、セールによって劇的に販売数が伸びるケースもあります。

一方で、需要の先食いや買い控えといった、セールに参加することによるマイナス面には注意が必要です。年間の販売計画を立てて、新規獲得、売上補填などの目的に応じてセールをうまく活用しましょう。

なお、Amazonのセールは名称や開催時期、開催形態が見直されることがあります。販売計画を立てる際は、本記事で解説した時期の目安と各セールの特徴を踏まえつつ、必ずAmazonの最新の公式情報を確認するようにしてください。

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FORCE-R株式会社は、創業から約10年にわたりECサイトの運用支援に特化してきたECコンサルティング会社です。Amazon運用をはじめ、楽天市場運用やTikTok Shop運用、自社EC運用まで幅広く対応し、セールを活用した販売計画の立案から、商品ページ改善・広告運用・売上最大化までを自社一貫体制で支援しています。
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関連記事:EC利用者はセールばかりを狙っている? 商品カテゴリ別の動向や通年購入ユーザーとの比較を徹底調査

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