Amazonブラックフライデーは、アメリカの感謝祭(毎年11月の第4木曜日)として、毎年開催されるアメリカの恒例イベントに合わせて、 Amazonでも開催される1年に1度のビックイベントのことをさします。
そもそも、ブラックフライデーとは、アメリカで、小売店などで大規模な安売りセールが実施される期間のことで、買い物客が殺到し、小売店が繁盛することで毎年注目されています。
そのため、毎年この時期になると、Amazonで商品を販売する事業者はこのイベント期間に向けて準備を進めます。準備をしておくことでAmazonブラックフライデーの波に乗ることができ、さらには多くの利益を残すことができるでしょう。
そこで今回は、セラーがすべきAmazonブラックフライデーの対策についてご紹介します。
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Contents
Amazonブラックフライデーの開催日程はいつ?
アメリカの今シーズンの感謝祭の日時は、11月24日(木)となっており、その翌日にあたる、11月25日(金)にブラックフライデーが開催される予定です。
しかし、Amazonブラックフライデーが開催される日時については全容が開示されておらず、直前に日時が明らかにされるケースがほとんどです。
現地のブラックフライデーと合わせて、同じ日時で開催されるかと多くの方が囁かれていますが、確定といった根拠はないので、直前まで都度確認する必要性があることを忘れないでくださいね。
余談ですが、過去に開催されたAmazonブラックフライデーの開催日を紹介します。
- 2019年:11月22日(金)9:00~24日(日)23:59
- 2020年:11月27日(金)9:00~12月1日(火)23:59(サイバーマンデーとの同時開催)
- 2021年:11月26日(金)9:00~12月2日(木)23:59
Amazonブラックフライデーへの対策
AmazonブラックフライデーはセラーだけでなくAmazon側としても肝煎りの一大イベントになります。
プロモーション活動を活発化しTVでCMを流したり雑誌・Webメディアで露出を増やしたりなどAmazon側も資金を投入してAmazonブラックフライデーを告知しています。
そして、Amazonブラックフライデー開催日に近づくにつれて目玉商品などが事前に公開されるようになり、Amazonブラックフライデー開催日にその熱量がピークになるように仕掛けを整えています。
そんなAmazonブラックフライデーの波に乗れるようにするためには事前にやっておくべきことがいくつかあります。
在庫を補充しておく
当然ですがAmazonブラックフライデー開催中に商品の在庫が切れるなんて事のないようにしましょう。
商品在庫が切れると売上が立てられないという機会損失だけではなく、その後のSEOに大きくマイナスの影響を与えてしまいます。
FBAへ納品する作業、実際に反映されるまでには少々時間もかかりますし、ブラックフライデーが開催される前にこちらに関して十分に確認をしておく必要があります。
できれば2週間ほど前からAmazonへ商品在庫を補充しておきましょう。
タイムセールを開催する
Amazonブラックフライデーの期間中にタイムセールを開催するには、こちらからAmazonへタイムセールの開催申請をしなければなりません。
手順として、
①タイムセールダッシュボードを開く
②「新しいタイムセールを作成する」をクリック
③「スケジュール」のプルダウンよりイベントオプションを選択し、タイムーセールを申請したい商品を選択
④スケジュールボックスより対象となるイベントを選択する
こちらの手順から、タイムセールの申請ができます。
なお、Amazonへタイムセールの開催申請をしても、必ずしも審査が通るかどうかについては、定かではありません。タイムセールの審査が落ちるかどうかは、 ブラックフライデーの直前になるまでわからないのです。
そのため、ブラックフライデーが開催される前には、審査状況を都度確認し、審査が通らなかったときの準備も進めておくことが必要となってきます。
タイムセールの審査が落ちたときの備えとして、
- クーポンの発行
- プロモーションの設定
が挙げられます。こちらの解説については、今は割愛しますが、いずれもユーザーの購買欲を掻き立たせるために、
重要な戦略の1つとなるので、Amazon出品者はこちらの設定についても念頭においておくことも重要でしょう。
セール感を演出する
商品がセール価格になっているように演出しましょう。
Amazonブラックフライデーが開催されるタイミングで、セール感を演出します。
Amazonブラックフライデーが開催されている間は通常以上のユーザーがAmazonのサイトへ訪問します。
それだけ商品を見てもらえる可能性がUPしているのにいつも通り販売していては売り上げのUPは期待できません。
例えば、
- 売れ筋商品
- 注力商品
- 新規商品
- 在庫処分商品
など、色々な商品ジャンルがあると思いますので真っ先に売り抜きたい商品ジャンルのセール感を強めてください。
ポイントやクーポンを活用する
ポイント付与やクーポンを活用できるプロモーションを活用していきましょう。
商品の値引きが難しい場合は、ポイントやクーポンを活用します。
例えば、
- 購入するとAmazonポイントが付与される
- 購入するとクーポンが付与される
- 1つ商品を購入すると1つ商品をプレゼント
- 購入割引がかかる
など、ユーザーがお得だと感じるプロモーションを行っていきましょう。これによりAmazon内部の検索対策にもなります。
商品ページを推敲する
セッションが上がりやすいので商品ページを見直す・改善しましょう。
Amazonブラックフライデー開催中は多くのユーザーがあなたの商品ページを閲覧します。
今まで通りの商品ページではなく、Amazonブラックフライデー用の商品ページに変更するなど推敲をしてください。ただ、こちらの対策は時間がかかりますので先に売っていきたい商品ページを推敲し、余力があれば別の商品ページを推敲するという流れで進めるとスムーズです。
商品ページを推敲する際には
- 商品情報の不足がないか
- 商品画像と商品情報が合致しているか
- 商品画像は拡大に対応しているか (1,600px×1,600px以上必須)
- 商品のPR情報がユーザーの目に入るところに記載されているか
- 商品紹介コンテンツを作成しているか
などのチェック項目を設けておくと便利です。
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広告予算のアップ
予算アップや入札単価の見直しを行いましょう。
もしSNSや別プラットフォームで広告を配信している場合、その予算をアップさせましょう。Amazonブラックフライデーの時期になるとセラーたちがこぞって予算をアップさせる傾向にありますので合わせて動く必要があります。
ここで販売実績をつけることでセール終了後も優位性(SEO、ベストセラータグなど)をキープできるようになります。
FBA納品へ対応する
送料の関係で自社配送とFBAを使い分けましょう。
普段から自社配送を採用しているのであれば、Amazonブラックフライデーの時だけFBAサービスを頼ってもいいかもしれません。
Amazonブラックフライデーが開催されている間、繁忙期と同じくらいの業務量になると考えてください。
また、FBA納品の方が送料などを加味して、ユーザーの転換率がよくなる傾向があるため、自社出品している出品者は、ブラックフライデーにはFBAに対応するように準備を進めましょう。
※AmazonFBAについてはこちらを参照ください。
送料を無料にする
送料を無料にすることで購買率がUPするので送料を無料に変更しましょう。
細かいところになりますが、送料は無料にしておくことをおすすめします。
基本的にユーザーが商品の購入を断念する理由に「送料がかかるから」が上位を占めています。つまり、送料が無料であれば多少金額が高くても購入に至る可能性は十分あるということを意味しています。
商品の値下げよりも送料を無料にすることで購買率は向上するでしょう。
まとめ
今回はAmazonブラックフライデーへの対策をご紹介しました。
ブラックフライデーではいつも通り商品を販売していても次々に商品が売れていくということはありません。
他のセラーもブラックフライデーへの対策を講じますから、こちらも対策を打たないと追い抜かれてしまいます。
今回の記事ではAmazonのブラックフライデーにおける基本的な施策8つをピックアップしてお話しましたが、実際に行うセールの対策は多岐にわたります。FORCE-Rでは、このようなブラックフライデーなどのイベント時などで、強いノウハウと過去の運用の経験から、商品が売れるための最適解を導きます。
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