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Amazon FBAの返送手数料を出品者向けに徹底解説

FBA(フルフィルメント by Amazon)で販売をしていると、「売れない在庫がFBA倉庫に溜まってしまった」という状況に必ず直面します。そのまま放置すると保管手数料がかかり続けるため、商品をFBA倉庫から「返送」してもらう手続きが必要になります。

このとき気になるのが「返送手数料」です。「返送するとどれくらいかかるのか」「廃棄とどちらがよいのか」「いつ返送を判断すべきか」——本記事では、Amazon物販に取り組む出品者の方に向けて、FBAの返送手数料の仕組みと料金、返送と廃棄の違い、返送を判断すべきタイミング、具体的な手続き方法までを体系的に解説します。

この記事でわかること

  • FBAの返送手数料の仕組みと、おおよその料金感
  • 「返送」と「廃棄(所有権の放棄)」の違いと使い分け
  • FBA在庫の返送を判断すべきタイミング
  • 返送・廃棄の具体的な手続き方法と自動化の設定

1. FBAの返送手数料とは|仕組みと料金感

まず、FBAの返送手数料がどのようなものかを整理しましょう。FBA倉庫に保管している商品を出品者の手元に送り返してもらう手続きが「返送」で、その際にかかるのが返送手数料です。Amazonの正式な区分では「返送/所有権の放棄手数料」と呼ばれます。

返送手数料は商品ごとに、サイズ・重量で決まる

返送手数料は、返送する商品1点ごとに発生し、金額は商品のサイズと重量によって決まります。請求のタイミングは、在庫商品が発送(または廃棄)された後で、内容はセラーセントラルのペイメントレポートで確認できます。

返送手数料は「決して高くない」

出品者が誤解しがちなのは、「返送するとコストがかさむのでは」という点です。実際には、返送手数料は標準的なサイズの商品であれば1点あたり数十円程度とされ、これは送料・税込みの金額です。比較的大きな商品でも、1点あたり数百円程度に収まるケースが多くあります。後述する保管手数料の負担と比べれば、返送手数料はむしろ安いコストといえます。

なお、料金は改定されることがあり、近年は引き上げの傾向もあります。最新の料金は必ずAmazonセラーセントラルで確認してください。

関連記事:Amazon FBAは持ち込み可能?FBAの配送方法と注意点

2. 「返送」と「廃棄(所有権の放棄)」の違い

FBA在庫を整理する方法には、「返送」と「廃棄(所有権の放棄)」の2種類があります。この2つの違いを理解しておくことが、適切な判断につながります。

返送と廃棄の違い

返送は、商品を出品者の指定先へ送り返してもらう手続きです。一方、廃棄(所有権の放棄)は、商品をAmazon側で処分してもらい、所有権を手放す手続きです。重要なのは、この2つにかかる手数料は同額であるという点です。

基本は「廃棄」より「返送」がおすすめ

手数料が同じであれば、商品が手元に戻る「返送」を選ぶほうが有利です。返送すれば、その商品をメルカリやヤフオク、楽天市場など他の販路で再販でき、売上に変えられる可能性が残ります。一方、廃棄を選ぶと商品は二度と販売できません。特別な理由がない限り、売れないFBA在庫は廃棄ではなく返送を選ぶのが基本的な考え方です。

ただし、賞味期限が切れて再販が難しい商品など、返送しても活用が見込めない場合は廃棄が選択肢になります。返送した商品をどう活かすかまで見据えて判断しましょう。

項目返送廃棄(所有権の放棄)
内容出品者の指定先へ送り返すAmazonが処分し所有権を手放す
手数料サイズ・重量で決まる返送と同額
再販の可否他販路で再販が可能再販不可
向いているケース再販・再利用が見込める商品再販が見込めない商品

関連記事:【最新】Amazon FBA手数料値上げ完全ガイド|販売手数料0.4%増・改定一覧と企業が取るべき5つの対策

3. FBA在庫の返送を判断すべき3つのタイミング

では、どのようなときに返送を検討すべきなのでしょうか。返送を判断すべき代表的な3つのタイミングを整理します。

タイミング1:長期在庫保管手数料が発生しそうなとき

最も重要なのがこのタイミングです。FBA倉庫での保管期間が365日を超えた在庫には、通常の在庫保管手数料に加えて「長期在庫保管手数料」が課されます。これは体積あたりで計算され、負担が大きくなりがちです。毎月15日に在庫のチェックが行われるため、保管期間が1年に近づいた売れ残り在庫は、長期在庫保管手数料が発生する前に返送を検討するのが得策です。

在庫の保管日数は、セラーセントラルの在庫管理ツールで確認できます。長期在庫保管手数料の見積もりも表示されるため、定期的にチェックしましょう。

タイミング2:回転の悪い在庫で保管料がかさんでいるとき

長期在庫保管手数料の対象になる前でも、回転の悪い在庫はFBA倉庫に置いているだけで毎月の在庫保管手数料が発生し続けます。数ヶ月以上売れていない在庫は、保管コストと返送手数料を比較し、返送して他販路で売り切るか判断しましょう。前述のとおり返送手数料は安価なため、保管し続けるより返送したほうがトータルコストを抑えられるケースは多くあります。

タイミング3:販売不可在庫や規制対象になったとき

購入者からの返品などで「販売不可在庫」となった商品は、Amazonでは再販できません。販売不可在庫を放置しても保管料がかかるだけなので、早めに返送して手元で状態を確認しましょう。また、FBA保管中の商品に突然規制が入り販売できなくなることもあります。その場合も、一度返送して他販路での販売を検討する必要があります。

関連記事:【2026年最新版】Amazon FBAクレーム対応の決定版|法人向け実務フロー・初動対応チェックリスト・テンプレート文例まで完全ガイド

4. 返送・廃棄の手続き方法と自動化設定

返送と廃棄の手続きは、Amazonセラーセントラルから行えます。手順と、効率化のための自動化設定を解説します。

手動で返送・廃棄を依頼する手順

手動で依頼する場合は、セラーセントラルにログインし、「在庫」から「FBA在庫管理」を開きます。返送・廃棄したい対象商品を選び、「アクション」から「返送/所有権の放棄依頼を作成」を選択します。返送の場合は配送先住所と数量を入力して確定します。大量の在庫をまとめて処理したい場合は、在庫リストをアップロードして一括で手続きすることも可能です。

自動返送・廃棄の設定

販売不可在庫や長期在庫保管手数料の対象になった商品は、あらかじめ自動で返送・廃棄する設定にしておくこともできます。設定は、セラーセントラルの「設定」内の「FBAの設定」から行います。販売不可在庫の自動返送は「週1回」または「月2回」の頻度を選べます。販売不可在庫はすぐに引き上げたほうがよいため、基本的には「週1回」を選ぶのがおすすめです。

手続き上の注意点

いくつか注意点があります。まず、返送には一定の日数がかかり、時期によっては想定より時間を要することがあります。急ぐ場合は計画的に依頼しましょう。また、リチウムイオン電池を含む商品や可燃性のスプレー缶など、危険物や規制対象の商品は返送が制限されることがあります。該当商品を扱う場合は、事前に返送可能かを確認しておきましょう。さらに、返送品の梱包状態は万全とは限らないため、輸送中の破損リスクも考慮しておくと安心です。

5. 在庫コストの最適化は|FORCE-Rへご相談ください

ここまで見てきたとおり、FBAの返送手数料は安価であり、売れない在庫を抱え続けて保管手数料を払うより、適切なタイミングで返送するほうが合理的です。しかし、本質的に重要なのは「そもそも売れ残り在庫を生まない仕入れ・在庫戦略」です。返送はあくまで対症療法であり、根本的な在庫コストの最適化には、需要予測や商品選定の見直しが欠かせません。

「売れない在庫が溜まり保管料がかさんでいる」「適正な仕入れ量が分からない」「FBAのコスト全体を見直したい」——こうしたお悩みをお持ちなら、Amazon運用のプロに相談することも有効な選択肢です。

ECコンサルティングFORCE-Rは、AmazonをはじめとするECモールの運用支援を専門に行っています。在庫戦略やコスト最適化はもちろん、価格設計・商品ページ改善・広告運用まで、出品者の売上と利益の最大化を一貫してサポートします。

Amazonの在庫や利益にお悩みの方は、まずはお気軽にFORCE-Rへご相談ください。

また、Amazonでの売上アップに役立つ完全攻略資料を無料でご用意しています。在庫コスト見直しの第一歩として、ぜひダウンロードのうえご活用ください。お問い合わせ・資料請求は、FORCE-R公式サイト(https://force-r.co.jp)より承っております。

まとめ

FBAの返送手数料は、在庫コストを抑えるうえで正しく理解しておきたいテーマです。本記事の要点を振り返ります。

  1. 返送手数料は商品ごとにサイズ・重量で決まり、保管料に比べれば安価なコスト
  2. 返送と廃棄は手数料が同額。再販の可能性が残る「返送」が基本的におすすめ
  3. 返送を判断すべきは「長期在庫保管手数料の発生前」「回転の悪い在庫」「販売不可在庫」
  4. 返送・廃棄はセラーセントラルから手続きでき、自動化の設定も可能
  5. 返送は対症療法。根本的には売れ残りを生まない在庫戦略が重要

売れない在庫を放置せず、定期的に在庫を見直して適切に返送し、無駄な保管コストを抑えましょう。在庫戦略そのものの見直しに課題を感じたら、FORCE-Rの無料相談・資料ダウンロードをぜひご活用ください。

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