- Amazonではどんな商品画像を設定したら売れやすい?
- Amazon商品画像の要件・ルールは?
- 商品画像を作るときの注意点ってなに?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
「メイン画像」と「サブ画像」からなる商品画像は、Amazonの売上を大きく左右するポイントです。その分ルールも厳しく設定されているため、コツやポイントを押さえたうえで作成・設定しなくてはなりません。
そこで本記事ではAmazonの商品画像の重要性や要件・ルール、売れる商品画像を作るコツなどを解説します。「商品画像で差をつけて売上を伸ばしたい」と考えている方はぜひ参考にしてください。
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Contents
Amazon商品画像には2種類ある
Amazonの商品画像には「メイン画像」と「サブ画像」の2種類があります。まずは2つの違いを把握しましょう。
Amazonのメイン画像とは
Amazonメイン画像とは商品ページで先頭に配置され、検索したユーザーに最初に表示される商品画像のことです。商品以外を写さない・背景を白抜きにするなど厳しい要件が設けられています。
Amazonのサブ画像とは
Amazonのサブ画像とは、商品ページで2枚目以降に配置される商品画像のことです。最大で8枚まで設定できて要件もメイン画像ほど厳しくないため、Amazonでは訴求の要を担っています。
Amazon商品画像が重要な理由
Amazonの商品画像が重要な理由は「売上に大きく関わるから」です。Amazonに限らず、ECサイトでの売上は下記の方程式で表現できます。
・売上 = アクセス数(インプレッション数 × CTR) × CVR × 顧客単価
商品画像は上記の要素に影響するため、結果として売上を左右するのです。
補足として、Amazonの「商品紹介コンテンツ(A+)」は商品画像とは別の機能となっています。どこから改善するか迷った場合には「メイン画像>サブ画像>商品紹介コンテンツ」という優先度で行うとよいでしょう。
下記では商品画像の重要性を、メイン画像とサブ画像に分けて解説します。
メイン画像がCTRに影響する
Amazonのメイン画像は売上方程式のなかでもCTRに影響します。検索や広告経由のユーザーが目にするのは商品タイトル・メイン画像・レビュー・値段・配送方法の5つです。
メイン画像の画面占有率は特に高く、ユーザーに魅力的と思ってもらえるかどうかを左右します。メイン画像を雑に設定するとユーザーにクリックすらされない商品ページになってしまうため、シンプルな画像でも手を抜かずに作成しましょう。
サブ画像がCVRに影響する
Amazonのサブ画像は売上方程式のCVRに影響します。Amazonの商品ページは単品通販や楽天のようにLP形式のリッチコンテンツにできません。したがってテキストや利用シーンも盛り込めるサブ画像が、Amazon商品ページでの訴求の中心的役割を担っているのです。
サブ画像で商品の強みや使用感、権威性などを伝えられるかで、ユーザーが購入してくれるかが決まります。メイン画像で惹きつけたユーザーを取りこぼさないように、商品名との一貫性を持たせつつ最大限魅力を伝えましょう。
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Amazon商品画像の要件・ルール
Amazonの商品画像要件はメイン画像とサブ画像で異なります。ややこしくて混同しやすいですが、要件を守らないと検索順位の低下といったペナルティが発生します。ユーザーに商品が表示されなくなり売上が0になってしまうため、必ず要件を理解したうえで商品画像を作成・設定しましょう。
商品画像全体に共通の要件・ルール
Amazon商品画像全体で次のような要件が定められています。
- 販売する商品を正確に表し、商品名と一致していること
- 画像の85%以上を商品が占めていること
- 長辺が500ピクセル以上10,000ピクセル以下であること(推奨は1,600ピクセル以上)
- ファイル形式はJPEG、TIFF、PNG、GIFのいずれかであること(推奨はJPEGで、アニメーションGIFは不可)
- 不鮮明な画像や端をギザギザに加工した画像などを使用しないこと
- 性的な表現や児童ポルノの危険性がある画像を使用しないこと
- Amazonのロゴや商標、マークなどを使用しないこと
上記はメイン画像とサブ画像の両方に共通する要件となっているため、初めに把握しておきましょう。画像がAmazonのチェックを通過できなかった場合は、セラーセントラルの『画像に関する問題』で対処法を確認できます。
メイン画像の要件・ルール
Amazonのメイン画像に定められている要件は次のとおりです。
- 背景に純粋な白(RGBカラー値が(255,255,255))を使用していること
- グラフィックやイラストではない実際の商品を使用し、付属品や小道具、テキスト、ロゴなどを含めないこと
- 複数のアングルから撮影した画像を使用しないこと
- 販売する商品全体が写っていること
サイズやファイル形式といった要素は商品画像全体の要件を踏襲しましょう。またアパレルやジュエリーといったカテゴリー別に規定されている要件もあるため注意が必要です。たとえばアパレル用品は、メイン画像では商品を平置きした画像を使用すると定められています。
サブ画像の要件・ルール
メイン画像と異なり、サブ画像だけに定められている要件はありません。商品画像全体の要件の範囲内で、自由度高く画像を作成・設定できます。
テキストや人物なども盛り込めるため、自社の強みを伝えて差別化を図りましょう。
売れるAmazon商品画像を作る8つのコツ
Amazonで売れる商品画像を作るコツは次の8つです。
- スマホファーストを意識する
- 商品の強みを伝える
- 利用シーンをみせる
- 角度を変えて撮影する
- パソコンでのズーム機能を活用する
- サブ画像の枚数は6枚にする
- 他社の商品画像を分析する
- 数値を分析して改善する
下記で1つずつ解説します。商品画像の作成に活用して売れる商品ページを作ってください。
1. スマホファーストを意識する
1つ目のコツはスマホファーストを意識することです。2021年時点で、BtoC-ECのスマホ比率は50%を超えています。今後ますます高くなっていくと推定されるため、パソコンよりもスマホで閲覧したときの見え方を意識しなくてはなりません。
Amazonのスマホアプリではパソコンよりもかなり小さく画像が表示されます。特にテキストは見えづらくなってしまいやすいため、設定したら必ずスマホ画面で確認しましょう。
画像作成の段階で「テキストを盛り込みすぎない」「細部をピックアップする場合は大きく写す」といった工夫も必要です。
2. 商品の強みを伝える
Amazon商品画像を作成するコツの2つ目は、商品の強みを伝えることです。なんとなく綺麗・美しい画像ではなく、強みや魅力など「欲しい」と思ってもらえる要素を盛り込みましょう。
具体的には下記のような要素です。
機能性や効果 | 機能的メリットや実験結果、薬機法で認められた効果文言など |
権威性 | 販売個数や満足度アンケート、監修者など |
革新性 | ほかの商品にはないコンセプトや機能、用途など |
Amazonには競合となる商品が多いため、差別化を意識しながらコンテンツを作成することが必要です。
3. 利用シーンをみせる
利用シーンをみせることもAmazonの商品画像作成では欠かせません。
Amazonを始めとしたEC業界では「ユーザーに、自分で使っているところをイメージさせられるか」が重要とされています。自分で使っているところをイメージできなければ、どんなにいい商品に出会っても「自分ごと化」できず購入に至らないためです。
実際の利用シーンを画像にしてイメージを膨らませてあげましょう。
ファッションアイテムのような身につける商品であれば、サイズ感・使用感がわかる点も利用シーンをみせることのメリットです。
4. 角度を変えて撮影する
売れる商品画像を作るコツの4つ目は、角度を変えて撮影することです。
ECサイトでは実店舗と違って実際に手に取って選ぶことができません。「画像と実物が違うかもしれない」という不安が購入を妨げる一因になってしまいます。
複数の角度から撮影することで、ユーザーが手に取れなくても実物を想像できるようにしてあげましょう。
服や靴のような見た目・デザインで購入を決める商品では、特に重要なポイントです。サイズ表の掲載も試着できないデメリットを潰しているという意味で、同様の効果を期待できます。
ただしメイン画像に複数の角度から撮影した画像を使用すると規約違反となってしまうため注意しましょう。
5. パソコンでのズーム機能を活用する
売れるAmazon商品画像の5つ目のコツはパソコンでのズーム機能を活用できるサイズの画像を作成することです。
※ズーム機能とは
…画像サイズが長辺1,000ピクセル以上(推奨は1,600ピクセル以上)の場合に、パソコンで閲覧しているユーザーがマウスをホバーすることで、画像を拡大表示できる機能のこと。
「細かいところまで気になっているユーザー=購買意欲が高いユーザー」です。ズームできるほうが売上が高いことがわかっているため、必ずズーム可能なサイズの画像を作成・設定しましょう。
ズーム機能を使用すると、売上げ促進に役立つことが判明しています。
amazon seller central
ただし小さな画像を無理やり引き伸ばした画像では、ズームすると粗さが目立ってしまいます。初めから1,600ピクセル以上の画像を作成するように注意しましょう。
6. サブ画像の枚数は6枚にする
Amazonのサブ画像は6枚に抑えましょう。最大で8枚まで設定可能ですが、スマホのデフォルト状態では6枚しか表示されません。6枚に抑えたほうが効率的にリソースを配分できます。
先頭にある画像ほど見られやすいため、特に強く訴求したい内容や差別化になるポイントを表す画像が前になるように設定するのがおすすめです。
サブ画像を8枚設定したい場合は、6枚目と7枚目に関連性を持たせないように注意しましょう。6枚目までしか閲覧しないスマホユーザーに違和感が生まれてしまいます。
7. 他社の商品画像を分析する
売れるAmazon商品画像を作るためには、他社の分析も重要です。売れている出品者が設定している商品画像の共通点を抽象化・転用しましょう。
競合他社だけでなくカテゴリーの違う商品の出品者も見てみると、新しい気付きがあるかもしれません。カテゴリーが違っていても、訴求の切り口やサブ画像の順番など参考にできるポイントがあります。
8. 数値を分析して改善する
Amazon商品画像を作るコツの8つ目は実際の数値を分析して改善に活かすことです。
セラーセントラルのビジネスレポートから、アクセス数やユニットセッション率(≒CVR)を確認できます。画像の変更前後のデータを抽出して比較すれば、傾向が掴めてくるでしょう。
仮説検証を繰り返して「こういうサブ画像はユニットセッション率が高い」といったデータを溜めていくことが重要です。
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Amazon商品画像を作るときの注意点
Amazonの商品画像を作るときは、下記に代表される関連法規を破らないように注意しましょう。
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(通称:薬機法)
- 健康増進法
- 景品表示法
Amazonポリシーで禁止されているだけでなく、法律違反によって課徴金や業務停止といった罰則が課せられる可能性があります。公的機関のページで詳細を確認して違反しないように細心の注意を払わなくてはなりません。
参考:厚生労働省(薬機法)、消費者庁(健康増進法)、消費者庁(景品表示法)
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まとめ|商品画像を改善してAmazon売上を伸ばそう
本記事ではAmazonにおける商品画像の重要性や、売れるメイン画像・サブ画像を作るコツを解説しました。
商品画像はCTR・CVRに大きく影響する要素であり、Amazonの売上最大化を目指すうえで避けられない改善箇所です。競合の多いAmazonプラットフォームで大きな差別化要因となるため、リサーチや仮説検証を重ねて効果的な商品画像を見つけましょう。
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