- 楽天市場のCPA広告の特徴は?
- CPA広告にかかる費用は?
- CPA広告のメリットは?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
楽天市場での売上拡大にはCPA広告も活用することが不可欠です。しかし、楽天市場のCPA広告の費用やメリットについて深く理解しておく必要があります。
本記事ではその中でも、楽天市場のCPA広告について紹介していきます。楽天市場でCPA広告を活用することが、楽天市場で売上最大化を目指す第一歩です。
「楽天市場でCPA広告を活用して売上を伸ばしたい」と考えている出店者の方は、ぜひ参考にしてください。
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Contents
楽天市場のCPA広告の特徴
楽天市場のCPA広告は、広告主が商品購入や会員登録など、実際の成果に基づいて費用を支払う広告形式です。その特徴として、まず最も大きな点は成果報酬型であることです。これは、ユーザーが実際にアクションを起こさない限り、広告料を支払う必要がないというメリットがあります。そのため、ROI(費用対効果)が計測しやすく、広告予算を効率的に運用することが可能です。
また、楽天市場の豊富なユーザーデータに基づくターゲティングが可能であるため、広告の精度が高まります。特定の商品やサービスに関心を示すユーザーグループに絞り込んで広告を配信することで、コンバージョン率の向上が期待できます。
CPA広告にかかる費用
楽天CPA広告は、広告経由の売上に対して20%の費用が発生する広告メニューです。売上に対して費用が発生するため、一般に成果報酬型といった場合のイメージと合致しやすい形式でしょう。
また、広告をクリックしたが購入しなかったユーザーには費用がかからないため、成果が不安な場合におすすめできます。
ただし、広告クリックから30日以内の売上が課金対象となることやROASが500%に固定されることから、RPP広告やクーポンアドバンス広告よりも費用対効果が悪くなる場合も少なくありません。
CPA広告のメリット
楽天市場のCPA広告を上手く活用することで、店舗の売上アップが大きく期待できます。しかし、CPA広告を最大限に活かすためには、メリットをしっかり把握しておく必要があります。
ここからは、CPA広告のメリットについて詳しく解説します。
配信設定が非常に簡単
楽天市場のCPA広告は、他の広告形式と比べて配信設定が非常にシンプルです。広告主としては、どの商品やサービスを対象に広告を掲載するか、おおまかなターゲティング設定を行うだけで、あとは楽天市場の広告配信システムが自動で最適なユーザーへと広告を配信してくれます。
これにより、広告運用に関する手間や時間を大幅に削減することが可能です。特に小規模事業者や広告運用の専門家を持たない企業にとっては、この手軽さは大きな魅力となります。
楽天市場内での露出を増やすことができる
楽天市場は、日本国内でのEコマースの巨大なプラットフォームであり、日々多くのユーザーが訪れています。CPA広告を利用することで、多くのユーザーに対して自社の商品やサービスを積極的にアピールすることができます。
具体的には、ユーザーの検索履歴や閲覧履歴に基づいたリターゲティング広告として、自社の商品をアピールすることが可能です。これにより、商品や店舗の認知度向上や新たな顧客の獲得が期待できます。
バナーの入稿作業などが一切不要
楽天市場のCPA広告は、他の広告と大きく異なる点として、バナーの入稿やデザイン作成が不要であることが挙げられます。通常、広告を運用する際には、キャッチーなバナー作成や入稿の作業が必要となりますが、CPA広告ではこの作業が必要ありません。
商品の情報や画像は、直接楽天市場の商品ページから自動的に取得されるため、広告主は商品登録をするだけで、効果的な広告を展開することが可能です。これにより、広告運用の敷居が低くなり、多くの店舗事業者が手軽に広告配信活動を始められるのです。
成果報酬型なのでリスクが少ない
CPA広告の最大の特徴は、成果報酬型であるという点です。具体的には、広告が表示されてもユーザーが商品を購入しない限り、広告費用は発生しません。これにより、無駄な広告費を支払うリスクが大幅に削減されます。
特に初めての広告運用や、限られた予算内での広告活動を行いたい店舗事業者にとっては、この成果報酬型の仕組みは非常に魅力的です。
ROAS(費用対効果)500%が保証されている
楽天市場のCPA広告は、ROAS500%という高い効果を保証しています。これは広告費1円に対して、少なくとも5円の売上が得られることを意味します。多くの広告メニューでは、このような高いROASを実現するのは難しいため、広告主としては保証されたROASをもとに、安心して広告運用を行うことができます。
CPA広告のデメリット
CPA広告は多くのメリットを持つ一方で、さまざまなデメリットも同時に存在します。これらのデメリットを知っておくことで、より効果的な広告活動を展開することができるでしょう。
ここからは主要なデメリットについて詳しく紹介します。
予算上限設定ができない
多くの広告メニューでは、予算の上限を設定することが可能です。これにより、広告予算の超過を防ぐことができます。しかし、楽天市場のCPA広告はこの予算上限の設定ができません。
これは、突然大量の商品購入が行われた場合、予定していた広告予算を大きく超える可能性があるというリスクを意味します。したがって、CPA広告を運用する際は、定期的なモニタリングと適切な資金管理が必須となるので、注意しておきましょう。
配信先を指定できない
楽天市場内でのCPA広告の配信先を指定することはできません。これは、特定のターゲット層やデモグラフィックに特化した広告配信を行いたい広告主にとっては制約となるでしょう。
例えばCPA広告では、特定の年齢層や性別、居住地域をターゲットに広告を最適化することができません。この点をしっかり理解し、全体のユーザー層を対象とした広告戦略を立てることが求められます。
広告をクリックしてから720時間以内の購入全てが広告費の対象となる
楽天市場のCPA広告は広告をクリックした後、720時間以内、つまり30日以内にユーザーが購入した商品全てが広告費の計算対象となります。そのため、長い時間カートに入っていても、30日以内に購入されればCPA広告の費用が発生するので注意しましょう。
商品画像1に設定している画像がクリエイティブになる
楽天市場のCPA広告において、商品をアピールするためのクリエイティブは極めて重要です。そのクリエイティブとして表示されるのは、「商品画像1」として設定している画像です。
楽天市場のCPA広告ではクリエイティブを自由に設定できず、「商品画像1」として設定している画像が自動的に反映されます。そのため、高品質で魅力的な商品画像を「商品画像1」に設定することで、ユーザーのクリック率を向上させることが期待できます。
この点をしっかりと理解し、最も魅力的な画像を最初に設定することで、CPA広告の効果を最大化することができるでしょう。
CPA広告以外の運用型広告メニュー3つ
楽天市場におけるCPA広告以外の、運用型広告の主な広告メニューは次の3種類です。
主な掲載面 | 特徴 | |
---|---|---|
RPP広告(検索連動型広告) | ・検索結果ページ ・ジャンルページ | ・検索上位に表示できる ・CPAを合わせながら販売件数を伸ばしやすい |
クーポンアドバンス広告(運用型クーポン広告) | ・トップページ ・ジャンルページ ・検索結果ページ | ・クーポンでユーザーを惹きつけられる ・クリック後の転換率が高い |
TDA(ターゲティングディスプレイ広告) | ・イベントページ ・閲覧履歴ページ | ・購入よりも認知拡大/ブランディングに適している |
運用型広告を実施する場合は「RPP広告→クーポンアドバンス広告→楽天CPA広告→TDA」の順番がおすすめです。下記でそれぞれの特徴を詳しく解説します。
RPP広告(検索連動型広告)
メリット | ・費用対効果が合いやすい ・検索上位に表示できる |
---|---|
デメリット | ・細かな調整にノウハウが必要で、時間もかかる |
RPP広告は主に楽天内の検索結果ページに表示される、楽天運用型広告の代表的な広告メニューです。検索連動型広告とも呼ばれます。Google・Yahoo!のリスティング広告やAmazonのスポンサープロダクト広告をイメージするとわかりやすでしょう。
「特定のキーワードで検索している≒購買意欲が高いユーザー」をターゲティングでき、検索上位に表示できるため、費用対効果を合わせながら販売件数を拡大しやすい手法です。
RPP広告の運用方法
RPP広告はキャンペーンを登録(作成)すると自動で配信開始されます。商品ページの内容が広告の掲載内容に反映されるため、広告クリエイティブの作成も必要ありません。
ただしデフォルトではRMSに登録している全商品が配信対象であり、キーワードやCPC(クリック単価)が自動で設定されます。効果的な運用をするには下記のポイントを意識しましょう。
- 利益率が低く広告費に耐えられない商品を配信対象から除外する
- 売れ筋商品で狙いたいキーワードを手動で設定する
- 商品の単価や利益率に合わせてCPCを調整する
- 定期的に配信レポートを確認して、効果に合わせてCPCを調整する
RPP広告の広告費用・課金形式
RPP広告の広告費用目安は月額5,000円〜です。1ヶ月あたりの広告予算を設定できるためテスト的な少額出稿も行えます。
課金形式は、ユーザーが広告をクリックするごとに費用が発生するクリック課金です。クリック単価は10円〜が目安ですが、手動で設定する場合は40円〜となっているため注意しましょう。
クーポンアドバンス広告(運用型クーポン広告)
メリット | ・クーポンの効果で購入促進できる ・値引き価格を自動で最適化させられる |
---|---|
デメリット | ・広告費+値引き分を負担しなくてはならない |
クーポンアドバンス広告は、ユーザーにクーポンを配布する形式で広告を配信するメニューです。楽天が保有するデータにもとづいて「いつ」「誰に」「どの商品を」「いくらの値引きで」配信するか、が決定されます。
購買意欲の高いユーザーをターゲティングできること・クーポンが購入を促進することから、高い転換率を期待できます。広告費に加えてクーポン値引き分を負担しなくてはならない点はデメリットですが、RPP広告に次いで優先順位が高いです。
クーポンアドバンス広告の運用方法
クーポンアドバンス広告は、キャンペーンを登録すると自動で配信・運用が開始されます。
利益率が低い・商品ページの改善が終わっていないなどの理由で配信したくない商品があれば、手動で除外設定を行いましょう。値引率は自動最適化であれば低・中・高の3パターン、手動であれば4%以上で任意の金額を設定可能です。
クーポンアドバンス広告の広告費用・課金形式
RPP広告の広告費用目安は月額5,000円〜です。
課金形式はクーポン獲得ごとに費用が発生する成果報酬型となっています。ただし「クーポン獲得=広告クリック」でありCVごとに費用が発生する形式ではないため、RPP広告と同様のCPC課金型と認識しておきましょう。
CPCは商品選定を自動で行う場合は25円〜、手動で行う場合は40円〜で設定できます。
TDA(ターゲティングディスプレイ広告)
メリット | ・幅広い訴求を表現できる |
---|---|
デメリット | ・獲得広告には適していない |
TDAは楽天が保有するユーザー属性データにもとづいてターゲティングしてバナー広告を配信するメニューです。広告主(出店者)が作成したバナー画像を入稿できるため、幅広い訴求を表現できます。
しかしバナー形式は広告感が強いこと・インプレッション課金でありクリックが発生しなくても費用がかかることから、運用型広告のなかでは費用対効果が高くありません。RPP広告やクーポンアドバンス広告、CPA広告を実施して、予算が余れば認知施策としてTDAを配信しましょう。
TDAの運用方法
TDAの運用では下記のポイントを設定します。
- 配信期間
- 広告予算
- 入札単価
- 配信ペース
- リンク先URL
- 対象セグメント
セグメントとは、年齢・性別・地域・行動履歴などにもとづきカテゴライズしたユーザー集団です。セグメントによって大きく費用対効果が変わるため、慎重に精査・設定しましょう。
TDAの広告費用・課金形式
TDAの広告費用は月5万円〜です。
課金形式は、Vimp(広告表示)ごとに費用が発生するインプレッション課金となっています。
インプレッション単価は0.75円〜10.00円の間です。0.05円単位で入札額を設定できます。
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まとめ|CPA広告を活用して売上をアップさせよう
本記事では楽天市場のCPA広告について解説しました。楽天市場で売上を上げるためには、CPA広告の特徴やデメリットについて深く理解しておく必要があります。
本記事で紹介した内容を参考に、CPA広告を活用してみましょう。
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