「楽天市場のサムネイルにはどのようなガイドラインがあるのか」「作成したサムネイルがガイドラインに違反していないか判定できるツールはあるのか」とお悩みではないでしょうか。
楽天市場で1つでも多くの商品を販売するためには、魅力的なサムネイルを作成しユーザーに興味を持ってもらうことが重要です。しかしサムネイルをはじめとした商品画像には厳格なガイドラインが定められており、違反するとペナルティを課される場合もあります。サムネイル画像を作成する前に、楽天が定めるガイドラインを確認しておかなくてはなりません。
本記事では楽天市場におけるサムネイル作成ガイドラインの要件や違反した場合のペナルティ、適合と非適合を確認できる判定ツールなどを解説します。「楽天市場のサムネイルを作成したいが、どのような画像にしたらいいかわからない」という方はぜひ参考にしてください。
Contents
楽天市場におけるサムネイルの重要性

判定ツールやガイドラインの詳細に入る前に、まずは楽天市場でサムネイルがなぜ重要なのかを整理します。
サムネイルは売上を左右する第一接点
楽天市場でサムネイルが重要な理由は、商品の売上に大きく影響するためです。ユーザーが楽天市場内で商品を検索したとき、サムネイルがもっともユーザーの目を引く要素となります。サムネイルでユーザーの関心を惹きつけることができれば、クリック率(CTR)が高まりアクセス数が増えるため売上を後押しできます。
検索結果画面では多数のサムネイルが並列されるため、商品の魅力を伝えつつ競合他社との差別化を図らなくてはなりません。効果的なサムネイル画像を作成・模索するために、さまざまな表現を試したくなるはずです。
しかし楽天市場におけるサムネイル作成にはガイドラインが定められています。違反すると重いペナルティを課される可能性もあるため、ガイドラインを把握した上でサムネイル作成に当たりましょう。
関連記事:楽天市場のR-SNSとは?メリットや効果的に活用する方法まで徹底解説
楽天サムネイル作成ガイドラインの4つの要件
楽天市場のサムネイル作成ガイドライン(正式名称は商品画像登録ガイドライン)では、テキスト要素の占有率を20%以下に抑える、枠線を使用しない、写真もしくは白でベタ塗りの背景のみを使用する、アニメーションGIF画像を使用しない、という4つの要件がポイントです。
ガイドライン違反を避けるためには、すべてのポイントを守らなくてはなりません。把握できていなかったものがあれば、特に入念に確認しておきましょう。
テキスト要素の占有率を20%以下に抑える

楽天のサムネイル作成ガイドラインで守るべきポイントの1つ目は、テキスト要素の占有率を20%以下に抑えることです。テキスト要素にはキャッチコピーだけではなくロゴや商品名、権威性マークなども含まれます。
20%以下の判断基準は、サムネイル画像全体を100マスに分割した際にテキスト要素が含まれるマスが20マス以下であることです。文字ではなく背景要素の一部だけがマスに含まれている場合でも、テキスト要素が含まれるマスという判定になるため注意しましょう。

枠線を使用しない

楽天サムネイル作成ガイドラインの2つ目のポイントは、枠線を使用しないことです。4辺の囲み枠やL字、帯など形状を問わず枠線の使用は禁止されています。囲み枠は広告バナーでもよく見られる手法で、サムネイルを目立たせてクリックを増やすために有効です。サムネイル画像にも取り入れたくなりますが、楽天市場では認められていません。
また厳密には枠線ではない要素であっても、ガイドライン非適合と判断される場合があります。具体的には四角形の背景要素です。

特に四角形のテキスト背景をつける場合、枠線とみなされてガイドライン非適合となる可能性が高いため注意しなくてはなりません。背景をつけて文字を目立たせたければ、丸やイラストなど四角形以外のデザインを利用しましょう。
写真か白ベタ塗りの背景のみを使用する

楽天市場のサムネイル画像で使用が認められている背景は、写真背景もしくは白背景のみです。それぞれの概要は以下のとおりです。
| 使用できる背景の種類 | 概要 |
| 写真背景 | 商品と一緒に撮影された背景 |
| 白背景 | カラーコード「#FFFFFF(R255, G255, B255)」のベタ塗り背景 |
商品画像と一緒に撮影されたもの以外の背景画像を合成することや、黒や赤など白以外の色のベタ塗りを背景に使用することは認められていません。写真背景であっても、ベタ塗りとの区別が難しいものはガイドライン非適合と判断される可能性があります。

写真背景を利用する場合は一色だけの背景を使用せず、利用シーンを想像させたり商品の魅力を引き立たせたりする画像にしましょう。背景を有効活用して商品の魅力を伝えられれば、クリック率や転換率の向上も見込めます。たとえばソファーの場合、白背景ではなくモデルルームに配置した画像を使用している店舗が多いです。
アニメーションGIF画像を使用しない
楽天サムネイル作成ガイドラインの4つ目のポイントは、アニメーションGIFを使用しないことです。アニメーションGIFとは、複数の画像を連続で表示させたGIF形式の画像を指します。画像の一部だけが動くシネマグラフ、同一画像を複数枚表示させて動きがないGIF画像もNGとされているため注意が必要です。
楽天市場においてサムネイル画像でのGIF画像の使用禁止は、2019年8月から遵守必須、2020年9月から違反対象となりました。比較的新しい項目であり、記事によっては触れられていない場合もあるため覚えておかなくてはなりません。
関連記事:楽天市場の商品画像サイズ・ガイドライン完全ガイド|売れる写真作成と最適化のコツ
サムネイルのガイドライン違反で起こるペナルティ

ガイドラインに違反するとどのようなペナルティを受けるのかを把握しておくことも、サムネイル作成では欠かせません。ここでは違反点数とペナルティの内容を解説します。
違反点数とペナルティの内容
楽天市場のサムネイルがガイドラインを遵守できなかった場合、「商品画像登録ガイドラインに反する行為」に該当して違反点数5点が課されます。違反点数が貯まると、検索対象外になる、楽天スーパーSALEサーチから削除される、RPP広告を利用できなくなるといったペナルティを受けます。
ペナルティを受けてしまうと、購入割合の多くを占める検索ユーザーにアプローチできません。売上を大きく落ち込ませる可能性があるため、ガイドラインに違反しないように注意しながらサムネイル画像を作成してください。
サムネイルのガイドライン違反を判定できる3つのツール
楽天市場で利用したい、または利用しているサムネイルがガイドラインを遵守できているかどうかを判定するには、商品画像判定ツール、商品画像一括判定ツール、テキスト要素カウントツールという3つのツールが便利です。それぞれの特徴と判定できる画像は以下のとおりです。
| ツール | 特徴 | 判定できる画像 |
| 商品画像判定ツール | 「◎」「△」「×」の3段階で適合度合いを判定できる。1枚ずつツールにかける必要があるが結果が出るまでが早い | 登録済みのサムネイル画像 |
| 商品画像一括判定ツール | 「◎」「△」「×」の3段階で適合度合いを判定できる。一括でツールにかけられるが結果が出るまでが遅い | 登録済みのサムネイル画像 |
| テキスト要素カウントツール | テキスト要素が占める割合をクリックだけで簡単に判定できる | 未登録のサムネイル画像 |
商品画像判定ツール
商品画像判定ツールは、登録済みの商品画像(サムネイル画像)がガイドラインを満たしているかどうか判断できるものです。判定は「◎(ガイドラインを満たしている)」「△(ガイドラインに違反しているわけではないが、修正が推奨される)」「×(ガイドラインに違反していて、修正が必要である)」の3段階で行われます。
商品画像判定ツールを利用するには、まずRMSにログインし、判定したいサムネイル画像を登録している商品の編集画面を開きます。続いて「画像判定」ボタンをクリックすると、項目ごとに判定結果が表示されます。「△」もしくは「×」になっていれば修正しましょう。
商品画像一括判定ツール
商品画像一括判定ツールは、登録済みの商品画像(サムネイル画像)がガイドラインを満たしているかどうか、複数枚を一括で判断できるツールです。
利用するには、RMSにログインしたうえでR-Cabinetの「画像一括登録/削除/商品画像一括判定」ページに進み、「商品画像一括判定依頼」をクリックします。続いて専用のフォーマットをダウンロードして判定したい画像URLを記入し、ファイルをアップロードして「確認を依頼」をクリックします。判定が終わったらメールで通知が来るため、ファイルをダウンロードして結果を確認しましょう。
商品画像判定ツールと比べると1回の判定に時間がかかりますが、まとめて判定できるため便利な機能です。チェックしたいサムネイル画像が複数ある場合には商品画像一括判定ツールをおすすめします。
が複数ある場合には「商品画像一括判定ツール」をおすすめします。
テキスト要素カウントツール
テキスト要素カウントツールは、テキスト要素の割合の算出に特化したサムネイル画像判定ツールです。ツールをパソコンにダウンロードして動かす形式となっているため、RMSに未登録のサムネイル画像を判定する際に利用します。
利用手順としては、まずRMSにログインし、「商品登録ガイドライン」ページからツールをダウンロードします。続いてzipファイルを解凍し、「input」フォルダに判定したい画像を格納して「TextPercentTool.exe」を実行します。最後に、テキスト要素が含まれるマスをクリックすると割合が算出されます。
テキスト要素カウントツールは自動で判定してくれるわけではなく、手動でマス目を選択する仕組みです。複数のサムネイル画像を一度に判定すると時間がかかるため、こまめにチェックしましょう。
効果的なサムネイル画像を作る3つのコツ
効果的なサムネイル画像を作るコツは、ユーザーニーズや商品の便益・自社の強みを洗い出す、訴求ポイントを決める、訴求や目立ちやすさを考えてデザインする、という3つです。ガイドラインを遵守することは重要ですが、ただルールを守ってサムネイルを作成するだけでは売上につながりません。下記で解説するポイントを踏まえて、売れるサムネイル画像にするための工夫を凝らしましょう。
ニーズや便益、自社の強みを洗い出す
売れるサムネイル画像を作るポイントの1つ目は、ユーザーニーズや商品の便益、自社の強みなどを洗い出すことです。サムネイル画像ではテキスト要素が20%以下に制限されているため、ポイントを絞って訴求しなくてはなりません。
まずはユーザーニーズや商品の便益などから、訴求ポイントとなる要素を洗い出しましょう。サムネイル画像は競合商品と比較されるため、自社ならではの強みを見つけることも重要です。たとえば「こたつテーブル+こたつ布団セット」の場合、以下のような要素が考えられます。
| 観点 | 具体例 |
| ユーザーニーズ | リビングに馴染むおしゃれなこたつが欲しい、家族4人が広々入れるこたつが欲しい、すぐに暖かくなるこたつが欲しい、など |
| 商品の便益 | 冬の寒さを忘れて落ち着ける、一家団欒の場になる、など |
| 自社の強み | おしゃれなデザインで一年中使える、2秒で暖かくなる、子どもと横並びで入れる、ランキング1位実績がある、など |
| スペック | サイズ、カラーバリエーション、セット内容など |
訴求ポイントを決める
洗い出したニーズや自社の強みの中から訴求ポイントを選びます。訴求ポイントの絞り込みでは、競合他社のサムネイルも参考にしましょう。
たとえば「こたつセット」で検索してSEO上位表示される商品を見ると、サイズを明記している、セット点数を明記している、暖まるまでの速さを訴求している、モデルルームで使用イメージを見せている、といったポイントが複数の商品に共通しています。

「競合他社のサムネイルに共通している=ユーザーに刺さりやすい」と考えられます。ただし他社の訴求を真似するだけでは差別化ができません。王道の訴求を踏まえたうえで、自社ならではのポイントを盛り込むことを意識しましょう。
訴求や目立ちやすさを考えてデザインする
最後に、絞り込んだ訴求を最大限に伝えられるようなデザインを考えます。単に要素を配置するのではなく色味やフォント、サイズなども考えなくてはなりません。ユーザーは色味やフォントの印象などの非言語要素から自然と情報を読み取ります。暖かさを訴求するために暖色を使うように、非言語情報も活用してデザインを組み立てましょう。
また、商品画像自体を訴求に活用することも可能です。たとえば家族用のこたつを販売していて「子どもと並んで入れる」ことを推したい場合、テキストで「子どもと並んでもひろびろ」と記載せずとも、実際に並んで入っている画像を利用するだけで十分に伝えられます。

特にテキスト要素が制限されている楽天市場のサムネイル画像を作成する際は、非言語情報の活用を意識しましょう。
関連記事:楽天市場の管理画面(RMS)とは?楽天RMSの機能やメリット、デメリットについて徹底解説
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まとめ|ガイドラインを遵守して楽天のサムネイルを作成しよう
本記事では楽天市場におけるサムネイル画像の重要性やガイドラインの要件、判定ツールなどを解説しました。
サムネイル画像はアクセス数やCVRに影響するポイントであり、競合店舗との差別化を意識して作成しなくてはなりません。しかしガイドラインに違反すると大きく売上を落ち込ませるペナルティを受ける可能性があります。サムネイル画像を作成する際は、必ずガイドラインを把握したうえで判定ツールも用いながら、違反しないように注意して進めましょう。
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