- 2024年のAmazonプライム感謝祭はいつ開催されるの?
- 出品者はいつごろから準備を始めるべき?
- どのような準備が必要なの?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
Amazonプライム感謝祭は、Amazon3大セールのうちのひとつです。
2023年に初めて開催されたセールで、まだ情報が少ないため、Amazon出品者がどのような対策をすべきかわかりにくいですよね。
そこで本記事では、Amazonプライム感謝祭の概要や、準備すべき内容を解説します。プライム感謝祭で売り上げを伸ばしたいと考えている出品者の方は、ぜひ参考にしてください。
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Contents
Amazonプライム感謝祭とは?
Amazonプライム感謝祭とは「プライムデー」「ブラックフライデー」に並ぶAmazon3大セールのひとつです。
100万点以上の割引商品や最大12%のポイント還元といった48時間限定のプライム会員限定セールとして、2023年に初めて開催されました。
Amazonプライム会員だけが参加可能
Amazonプライム感謝祭は、Amazonの有料会員である「プライム会員」だけが参加できるセールです。
プライム会員になると、Amazonでの買い物時に配送料無料で購入でき、お急ぎ便やお届け日時指定便などの配送オプションを無料で利用できます。また、Amazonでの買い物以外に「PrimeVideo」などのサブスクリプションサービスも利用可能です。
プライム感謝祭には、Amazonでよく買い物をするプライム会員だけではなく、普段はサブスクリプションサービスのみを利用しており、ほとんどAmazonで買い物をしないユーザーも多く流入します。
2023年10月に初めて日本で開催された大型セール
Amazonプライム感謝祭は、2022年にアメリカやカナダ、ヨーロッパ圏といった海外のAmazonで初めて開催されました。
プライム感謝祭が日本に初上陸したのは2023年。オンライン広告やテレビCMを放映し、日本で初開催ながらもプライムデーに匹敵する大規模な集客を行ったことで、大きな話題となりました。
2023年のプライム感謝祭のセール対象商品数は100万点以上と、プライムデーを上回る数のセール品が出品されたことから、かなり大規模なセールだったことがわかります。
2023年のプライムデー | 2023年のプライム感謝祭 | |
開催日程 | 2023/7/11(火) 0:00~2023/7/12(水) 23:59 | 2023/10/14(土) 0:00~2023/10/15(日) 23:59 |
対象 | プライム会員 | プライム会員 |
セール対象商品数 | 数十万点以上 | 100万点以上 |
ポイントアップキャンペーン | 最大15%アップ | 最大12%アップ |
先行セール | 2023/7/9(日)0:00~ | なし |
2024年のプライム感謝祭の開催日はいつ?
2024年のAmazonプライム感謝祭の開催日は未発表ですが、2023年の規模からして、今後も開催される可能性が高いでしょう。
2023年は10月の2週目の土日で2日間限定で開催されました。しかし先行セールもささやかれていることから3連休が避けられる可能性もありそうです。2024年は10月の土日にあたる10/19(土)〜10/20(日)での開催となる予想です。
ただし、まだ一度しか開催されていないイベントのため、日程が前後する可能性もあります。また、毎年開催すると確定したわけではなく、2024年は開催しない可能性もあるため、Amazonが公式に日程を発表するまでは、あくまで目安としておきましょう。
先行セールが行われる可能性も
2024年のプライムデーでは5日間の先行セールが行われました。2023年の先行セールよりも期間が長くなったことから、2024年は先行セールを強化すると考えられます。
そのため、2024年はプライム感謝祭の先行セールも行われる可能性があります。しかしプライムデーでの結果を受けて、先行セールはそこまで長くとらないでしょう。
2024年のプライムデー | 2024年のプライム感謝祭(予想) | |
開催日程 | 2024/7/16(火) 0:00~2023/7/17(水) 23:59 | 2024/10/19(土) 0:00~2024/10/20(日) 23:59 |
対象 | プライム会員 | プライム会員 |
セール対象商品数 | 100万点以上 | 100万点以上 |
ポイントアップキャンペーン | 最大15%アップ | 最大12%アップ |
先行セール | 2024/7/11(木)0:00~ | 2024/10/17(木)0:00~ |
先行セールが開催される場合、プライム感謝祭で出品されるセール対象商品の一部を、プライム感謝祭当日と同じセール価格で先行販売可能となります。
ポイントアップキャンペーンも先行セール期間中から適用されるため、先行セールがある可能性も踏まえて、セール品の選定を行いましょう。
2023年に開催されたAmazonプライム感謝祭の概要
出品者にとっては、商品を多くの人に知ってもらう絶好の機会となるため、プライム感謝祭の概要をしっかりと把握し、どのようなチャンスがあるのかを知っておきましょう。
初開催ながらプライムデーの売上の8割に迫る規模
2023年のAmazonプライム感謝祭では、初開催ながらプライムデーの売上の8割に迫る大規模なセールとなりました。
実際に、2023年度Amazonプライム感謝祭の開催認知度は、同年のAmazonプライムデーの開催認知度とほとんど変わりませんでした。
プライム会員限定セールであることや、テレビCMを放映するといった大規模な集客施策をおこなったことからも、プライム感謝祭はプライムデーに迫る規模のビッグセールだといえるでしょう。
人気商品は日用品・食料品・Amazonデバイス・家電
2023年に開催されたAmazonプライム感謝祭では、幅広いカテゴリーから100万点以上の商品がセール価格で出品されました。
特に日用品や食料品を購入するユーザーが多かったため、日常的に利用する消耗品のまとめ買いニーズが高かったことがわかります。
また、Amazonデバイスや家電といったジャンルも人気でした。家電やガジェット系は、Amazonが得意とするジャンルでもあり、特にセールで伸びやすい傾向があります。
特選タイムセールや数量限定タイムセールあり
プライム感謝祭では、特選タイムセールや数量限定タイムセールが開催されます。
特選タイムセールでは25%以上OFF、数量限定タイムセールでは20%以上OFFの割引価格で出品されるため、ユーザーから注目されやすく、販売数を大きく伸ばせる可能性があるでしょう。
特選タイムセールはぜひ挑戦したいイベントですが、Amazonからのオファーがなければ参加できない点に注意が必要です。
数量限定タイムセールはどの出品者も参加できるため、特選タイムセールのオファーが来なければ、そちらを活用しましょう。
ポイントアップキャンペーンも同時開催
2023年のプライム感謝祭期間中は、エントリーをしたうえで合計10,000円以上の買い物をすると、ポイント還元率がアップするキャンペーンも同時開催されました。
プライム感謝祭で購入したユーザーのおよそ半数が10,000円以上の買い物をしたと推測しており、このキャンペーンを活用した訴求も有効な手段となりえます。
合計10,000円以上になるようまとめ買いを提案するなど、客単価アップに活用しましょう。
ポイント還元率 | ポイント付与上限 | |
Amazonプライム会員 | +2% | 期間中合計1万ポイント |
Amazonショッピングアプリ経由で購入 | +0.5% | 期間中合計1万ポイント |
Amazon Prime Mastercardの通常特典 | +2% | 規定なし |
Amazon Prime Mastercardのプライム感謝祭特典 | +1% | 期間中合計1万ポイント |
対象の大型家電(冷蔵庫・洗濯機・エアコン)購入特典 | +6.5% | 期間中合計1万ポイント |
Amazonプライム感謝祭を活用するメリット
Amazonプライム感謝祭では、対策をしっかりと行うことで、セール期間中の売上を大きく伸ばせます。
また、セールで販売実績を作れると、商品が露出しやすくなるため、セール終了後の好影響も期待できるでしょう。
通常日の3倍以上の売り上げが期待できる
Amazonプライム感謝祭では「高額で買うかどうか迷っている商品があり、セールで安く買えるなら購入したい」といった購買意欲の高いユーザーが多く流入します。
実際に、売上が通常日の3倍以上に伸びた店舗も少なくありません。購買意欲が高いユーザーへしっかりとアピールできれば、通常日よりも大きく売り上げを伸ばせるでしょう。
ただし、通常日と同じように運営しても、普段より売り上げが伸びるとは限りません。通常日とは異なるセールに合わせた戦略が必須となるため、しっかりと対策していきましょう。
Amazon自体が集客に力を入れるためユーザー数増加が見込める
プライム感謝祭は、テレビCMを放映するなどAmazonが大々的に集客を行うため、普段はAmazonを利用しないユーザーの流入も期待できます。
Amazonを訪れるユーザーが増えれば、そのぶん商品を見てもらうチャンスも増えます。
ひとりでも多くのユーザーに商品を見てもらえるよう、広告やタイムセール、プライム会員限定値引きといった施策を打ち出して、露出を増やしましょう。
他のECモールの大型イベントと被らない
プライム感謝祭が開催される10月は、楽天市場やYahoo!ショッピングといった競合モールの大型セールがありません。
楽天市場では、10月中にお買い物マラソンが3回開催される可能性もありますが、CMで集客するほどの大規模なイベントではないため、ユーザーの集客が期待できます。
一方で、楽天市場やYahoo!ショッピングに出品している店舗は、Amazon以外のECモールの売上減少が予測できます。売上の落ち込みをカバーできるよう、Amazonで確実に売上を確保していきましょう。
販売実績を伸ばせばセール後もSEOで有利になる
Amazonでは、ユーザーに多く購入された商品ほど、検索結果画面の上位に表示されます。購入されるほど、商品に対するAmazonからの評価が底上げされていくイメージです。
セールでの販売実績も例外ではなく、商品が売れれば検索結果の順位に随時反映されるため、商品が売れるほど露出しやすくなり、販売数を大きく伸ばせるでしょう。
また、プライム感謝祭の6週間後にはブラックフライデーがあります。次の大型セールでより有利に販売を進めていくためにも、プライム感謝祭で実績を積み上げていきましょう。
レビューを獲得するチャンスが増える
大型イベントでは、普段よりも多く商品を販売できるため、レビューを獲得するチャンスも増えます。さらに、セールでお得に購入できたことで、良いレビューがつきやすいというメリットも。
Amazonでは、高評価レビューの数が多いほど、ユーザーに安心感や信頼感を与えることができ、商品が売れやすくなります。
高評価レビューの多い商品ほど、SEOで有利となり、セール終了後も商品の販売につながるでしょう。
Amazonプライム感謝祭に向けて準備しておくべきこと
プライム感謝祭の準備は、8月から始めることをおすすめします。
毎年8月は、プライムデーが終わり、Amazonの売上が落ち込む「閑散期」です。この落ち着いたタイミングを有効活用して準備を進め、プライム感謝祭での売り上げを最大化しましょう。
【8月中に】セール商品の選定と価格調整
8月に入ったら、プライム感謝祭で自店の目玉商品となるセール品の選定を始めましょう。
特に、タイムセールの商品は、8月末〜9月始めごろまでに申請しなければならないため、どの商品をセール商品にするかは8月中に選定する必要があります。
セール品は、割引率やセールの手数料を踏まえて、利益が出るかどうかを計算したうえで選定することが大切です。
特選タイムセールでは25%以上の割引と手数料16,000円が、数量限定タイムセールでは20%以上の割引と手数料8,000円がかかるため、これらの割引やコストに耐えられる商品を選びましょう。
プライム感謝祭での値引きを大きく見せるために、通常の販売価格を上げるのであれば、このタイミングで価格を調整してください。
【8月~直前】商品ページやレビューの改善・見直し
8月からAmazonプライム感謝祭が始まるまでの間に、商品ページをブラッシュアップし、コンバージョン率を高めていきましょう。
特に、レビューには商品ページに不足している情報や顧客のニーズが反映されやすいため、レビューをチェックして、商品ページやQ&Aを改善していきましょう。
商品ページ改修後は、コンバージョン率やクリック率が下がる可能性があるため、改修前後の反応の違いを検証する期間が必要です。
ギリギリになって変更すると、セールで大コケしてしまうリスクがあります。10月のセールまでに検証も含めて改修完了できるよう、8月のうちに見直しを始めることをおすすめします。
【8月~直前】クリエイティブの見直し
8月は、セール商品を中心にクリエイティブも見直しましょう。
クリエイティブは、クリック率に大きく影響する重要な要素です。競合商品と比べて魅力的な写真を使えているか、見やすくわかりやすい画像になっているかをチェックし、必要に応じて改修します。
商品ページと同じく、改修前後の反応の検証が必要なため、想定外の結果が出ても立て直せるよう8月中に手を付けるようにしてください。
クリエイティブの見直しは、プライム感謝祭だから特別に行うのではなく、定期的に実施することが推奨されます。そのうえで、プライム感謝祭のような大きなセール前に改めて見直しができるとベストです。
【8月~直前】SEO対策・キーワードの見直し
プライム感謝祭では、普段はAmazonを利用しない層の流入が期待できます。ビッグキーワードや一般キーワードを取りこぼしていないかを改めてチェックしておきましょう。
SEO対策を行って良化するまでに1~2か月かかるため、セール直前に変更しても間に合いません。SEO対策を強化する場合は8月中に始めるようにしてください。
特に、商品タイトルはクリック率にも影響があるため、検証するなら早めに行いましょう。
【8月末ごろ】タイムセールの参加申請
プライム感謝祭のタイムセールは、事前に参加申請が必要です。
2023年のプライム感謝祭では、タイムセールの参加申請期限が9/1(金)でした。2024年も似たようなタイミングで申請期限が設定される可能性が高いため、8月中にタイムセールの参加申請を完了できるよう準備しましょう。
特選タイムセールは、Amazonからのオファーがなければ参加できない点に注意が必要です。
数量限定タイムセールは出品者全員が申請できるため、特選タイムセールのオファーが来ない場合はこちらを活用しましょう。
【9月から】広告の強化
Amazonの広告には「GV(GlanceView/商品ページを見られた回数)」という値が関係しています。
GVが集まっている商品ほど有利な場所に広告が表示されるため、セール当日に良い場所に広告を表示できるよう、GVをためておきましょう。
GVをためるためには、セール当日に向けて少しずつCPCを吊り上げていく必要があります。広告の露出強化を始めるタイミングは、セール開催の6週間前が目安です。9月に入ったら忘れずに広告を強化していきましょう。
【9月末までに】在庫の確保
Amazonでは、在庫が切れると、SEOの悪化や広告ランクの低下につながります。
すぐに補充できたとしても、在庫切れの期間中に売れ続けた競合商品が上位を占めてしまうと、そこからの挽回は至難の業です。
Amazonで在庫切れは致命的なため、セール期間中に在庫を切らさないよう、多めに補充しておきましょう。
セール直前はFBAがかなり混み合うため、セール開始日ギリギリに納品すると、セール期間中に反映されないおそれがあります。
FBAを利用している店舗は余裕をもって、9月末ごろまでに納品できると安心です。
FBAを利用していない場合は導入がおすすめ
FBAを活用すると、土日祝日やお盆・年末年始でも年中無休で配送してくれるうえ、梱包する人件費・送料・倉庫の保管手数料などのトータルコストが安くなる可能性があります。
また、プライムバッチが表示されてユーザーにクリックされやすくなり、カート獲得率やSEOにも有利となるケースが多いです。
FBAを利用するメリットは大きいため、まだ利用していない出品者は、FBAの導入を検討してみてください。
Amazonプライム感謝祭の開催期間中に気を付けること
Amazonプライム感謝祭の開催期間中は、ユーザーの目に留まる場所に広告が表示されているかを必ずチェックしましょう。
広告での露出が増えれば、売上実績が伸び、SEOでも有利となります。セールスタート直後でしっかりと販売数を伸ばせるかどうかが、セール期間中の売上にも大きく影響してくるため、セール開始直後は特に露出が重要です。
セールが始まったらまずは露出をチェックしてみて、もし露出が少なければ、広告予算と相談してCPCを調整しましょう。
また、セール期間中に在庫が不足しそうであれば、自社発送への切り替えや予約への切り替えといった対応が必要となるため、商品の在庫もこまめにチェックしてください。
Amazonプライム感謝祭開催後の注意点
10月2週目のプライム感謝祭が終了したら、6週間後にはブラックフライデーが開催されます。
ブラックフライデーは、プライム会員だけでなく一般ユーザーも多く流入するAmazonの3大イベントのひとつです。プライム感謝祭の勢いを落とさずに11月のブラックフライデーにつなげられるよう、商品ページの見直しや振り返りを行い、万全の体制を整えましょう。
ブラックフライデーについては「【2023年最新版】セラー向けAmazonブラックフライデー開催前にやるべきこととは(https://force-r.co.jp/column/column-2015/)」で説明しているので、あわせて確認してください。
まとめ|万全の準備と対策でプライム感謝祭に出品しよう
Amazonプライム感謝祭は、Amazonプライムデーに並ぶビッグセールです。2023年の反響が大きかったことから、2024年も開催されると予想されます。
ビッグセールは、セール期間中の売上だけではなく、セール終了後の商品の売れやすさにも影響する重要なイベントです。しっかりと準備をしておけば、競合に負けることなく販売実績を積み上げていけるでしょう。
FORCE-Rは、Amazonの知識や経験が豊富なコンサル・運用代行会社です。Amazonに特化したノウハウと幅広いサポートで、Amazonの売上を昨対比318%に増加させた実績があります。
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