ECサイト内に商品検索窓を設けている事業者の方は多いと思いますが、実際に消費者がサイト内でどのようなキーワードで商品検索しているか、把握できていないのではないでしょうか。
消費者の検索キーワードを知ることで、実際にどのようなものを欲しているのかを理解でき、その情報をもとにカテゴリ改善など、商品を見つけてもらうための策に結びつけることが可能です。希望の商品が見つからずサイトを離脱してしまう消費者も多いので、しっかりと対策を図りましょう。
本記事では、サイト内検索キーワードを「Google Analytics4」上で確認する方法について解説します。設定方法を知りたい事業者の方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
GA4でサイト内検索キーワードを確認できるように設定する方法
Google Analytics4では、サイト内検索キーワードを調べられる方法がデフォルトのレポートにはないため、設定をする必要があります。
設定方法の手順を下記に記載します。
①カスタム定義の設定
メニューの歯車マーク「管理」をクリックし、「データの表示」内の「カスタム定義」を
クリックします。
次に、表示されたページ右上の「カスタムディメンションを作成」をクリックします。
②新しいカスタム ディメンションの作成
下記の項目を入力して保存します。
- ディメンション名:site search keyword
- 範囲:イベント
- 説明:サイト内検索キーワード(省略可/任意)
- イベントパラメータ:search_term
③クエリパラメータの確認
Google Analytics4ではデフォルトで「q,s,search,query,keyword」の5種類のクエリパラメータが設定されています。基本的には新たに設定する必要はありませんが、確認方法を記載します。
「管理」>「データの収集と修正」>「データストリーム」内の「拡張計測機能」の歯車マークをクリックします。
「サイト内検索」の「詳細設定を表示」をクリックします。
「サイト内検索キーワードのクエリパラメータ」欄の表示内容を確認します。
独自のクエリパラメータを使用する場合は追加してください。
以上で、サイト内検索キーワードの確認方法は設定完了です。
GA4でサイト内検索キーワードを確認する方法
設定が完了した後、下記の手順でサイト内検索キーワードを確認しましょう。
①イベントレポートで確認
左側メニュー「レポート」>「ライフサイクル」>「エンゲージメント」の中の「イベント」をクリックします。
②「view_search_results」を選択
イベント名の項目の中から「view_search_results」をクリックします。
③「site search keyword」の計測データを確認
表示されたページの中から「site search keyword」の欄に記載されているサイト内検索キーワードの内容を確認します。
(※実際はサイト内検索キーワードが表示されますが、上記画像は加工しております。)
上記の方法の他に「探索レポート」でも確認することができます。
まとめ
ECサイトの売上改善の相談の中で、多くのECサイトのGA4を見てきましたが、今回ご紹介したサイト内検索キーワードの確認設定ができていないケースが多いです。
売上改善のためにも、消費者がサイトに訪れ、運営側が意図しているキーワードで実際に検索されているかを確認するようにしましょう。サイト内の検索結果を見たことがない方は、実際に自分で検索してみるのがおすすめです。
消費者が検索しているキーワードで、商品が検索ロジックに該当しない場合、商品を見つけられずに離脱してしまう可能性もあるので、サイト内検索の調整は重要です。
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