- FBA納品はどうやればいい?
- FBA納品をするために必要なものは?
- 受取拒否されないための注意点は?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
FBA(フルフィルメント by Amazon)を活用することで、Amazon運営の効率化・プライムマークの付与による売上アップが期待できます。しかしFBAでは手順や規約が厳密に定められているため、利用前に納品のやり方を把握しておくことが重要です。
本記事ではFBA納品のやり方や準備するもの、注意点などを解説します。「FBAを使ってAmazonでの利益を拡大させたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
なお、FBAの基礎知識については下記の記事で解説しています。
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AmazonのFBAとは?メリット・デメリットや手数料を解説
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Contents
AmazonFBA納品のやり方【7ステップ】
FBA納品のやり方は次の7ステップです。
- 商品登録
- FBA納品手続き(プラン作成)
- 商品ラベルの印刷・貼り付け
- 商品の梱包
- 配送ラベルの印刷・貼り付け
- チェックシートで確認
- Amazon倉庫へ発送
先に全体像を把握しておくことで、実際にFBA納品を行う際もスムーズになります。下記で1ステップずつ解説します。
【事前準備】FBA納品に必要なもの
1つ目のステップに入る前に、まずはFBA納品に必要なものを用意しましょう。具体的には下記の8つです。
- 納品する商品
- パソコン(可能であれば2台以上)
- プリンター
- ラベルシール(商品ラベルを自社で貼る場合)
- 段ボール
- 緩衝材
- ハサミ
- ガムテープ
プリンターを2台以上用意する理由は、1台が故障して納品できなくなる事態を防ぐためです。また商品ラベルの貼り付けをAmazonに委託する場合、ラベルシールは必要ありません(詳しくは後述します)。
1. 商品登録
まだAmazonに出品していない場合は商品登録から始めましょう。商品登録はセラーセントラルの「在庫」タブから可能です。
商品登録の詳しい方法は下記の記事で解説しています。
▼関連記事
【2023年最新版】Amazonの商品登録方法を初心者でもわかるように徹底解説!
2. FBA納品手続き(プラン作成)
次にFBAの納品手続きを行います。セラーセントラルで「在庫>全在庫の管理」を選択し、下記の手順を進めましょう。
- Amazon倉庫に納品したい商品にチェックマークをつける
- 「選択中のN商品を一括変更>在庫商品を納品/補充する」を選ぶ
- 「納品手続きに進む」をクリック
- 危険物情報を入力して「保存して次に進む」をクリック
- 「新規の納品プランを作成」を選ぶ
- 梱包タイプを選択して納品個数を入力する
梱包タイプの違いは下記のとおりです。自社の梱包状況に合わせて選びましょう。
梱包タイプ | 概要 |
---|---|
メーカー梱包 | SKUやコンディションが同じ商品だけをまとめて梱包した状態 |
個別の梱包 | SKUやコンディションの異なる商品を混ぜて梱包した状態 |
FBA納品手続きに必要な手順は多いものの、順を追って進めれば難しくありません。慣れないうちは1ステップごとに確認しつつ行ってください。
3. 商品ラベルの印刷・貼り付け
納品プランの作成手続きが完了したら、商品の発送準備を始めます。まずは商品ラベルの印刷および貼り付けです。
商品ラベルの印刷・貼り付けを自社でやる場合は、FBA対応のラベルシールを購入してプリンターで印刷しましょう。FBA対応のラベルシールはAmazonで1枚あたり1円程度で購入できます。プリンターの調子が悪いと印刷したバーコードを読み取れないケースがあるため、2,3台用意しておくと安心です。
商品ラベルの印刷・貼り付けまでAmazonに委託することもできます。標準サイズで1枚あたり20円と自社で済ませる方法よりも費用は高いですが、少数で運営している・販売件数が多いなどの理由でリソースが足りない場合は検討しましょう。
4. 商品の梱包
商品ラベルを貼り付けたら、商品を段ボールに入れて梱包します。段ボールのサイズに規定が設けられているため注意しましょう。
商品サイズ | 梱包の規定 |
---|---|
小型・標準 | サイズ:18.1×10.0×2.5 cm より大きく 50x60x50 cm より小さい 重量:0.15kg以上30kg以下 |
大型 | サイズ:3辺の合計が216cm以内 重量:40kg未満 |
特大 | サイズ:3辺の合計が400cm以内 かつ 最長辺が250cm未満 重量:80kg未満 |
下記のような梱包も受取拒否の原因となります。
また、商品を守るための緩衝材にも規定があります。バラの緩衝材は使用できません。
▼参考動画
受取拒否され在庫切れが発生すると、機会損失となるだけではなくAmazon SEOにも悪影響があります。受取拒否されてしまわないよう、梱包材・緩衝材に気をつけましょう。
5. 配送ラベルの印刷・貼り付け
梱包が完了したら、配送ラベルを印刷して段ボールに貼り付けます。配送方法や配送業者を選択して「配送ラベルを印刷」をクリックしましょう。配送方法の違いは下記のとおりです。
配送方法 | 概要 |
---|---|
小口配送 | 段ボールを1つずつ納品する |
パレット輸送 | パレット(スノコのような荷役台)に段ボールをまとめて納品する |
基本的には小口配送で問題ありません。大量に納品する場合はパレット輸送を利用しましょう。
配送ラベルを印刷し、段ボールの見えやすい位置に貼り付けたら完了です。
6. チェックシートで確認
FBA納品の準備が終わったら、チェックシートで不備がないか確認しましょう。
面倒ですが、Amazon倉庫で受取拒否されるとさらに手間が増えます。倉庫からの返送料も出品者負担となるため、特に初めのうちは必ずチェックシートで確認する習慣をつけてください。
7. Amazon倉庫へ発送
チェックシートで問題がなければ、商品をAmazon倉庫へ発送して手順は終了です。
ヤマト運輸を利用する場合であれば、コンビニからも発送できます。ただし「クロネコメンバーズの持込割」が150円引きから100円引きになってしまう点には注意しましょう。たった50円でも、50回、100回と発送を続けていると見過ごせない金額になります。
Amazon以外のフルフィルメントについて詳しく知りたい場合は、関連記事「フルフィルメントとは注文した商品が手元に届くまでの流れ!9つの手順を解説」を参考にしてください。
AmazonFBA納品に関する2つの注意点
FBA納品を行う際は次の2つの点に注意しましょう。
- FBA出品が禁止されている商品がある
- 消費期限がある商品には追加の管理基準が設けられている
下記でそれぞれ解説します。
1. FBA出品が禁止されている商品がある
下記の商品は、FBAを利用した出品が禁止されています。
- 日本の法律および規格に違反している商品
- 常温で保管できない商品
- 動植物(生死を問わず)
- 危険物や化学薬品
- 医薬品や医療機器
- 金券や貴金属、古銭など
上記に当てはまる商品をAmazonで出品している場合は、自社発送しなくてはなりません。
2. 消費期限がある商品には追加の管理基準が設けられている
FBA納品に関する注意点の2つ目は、消費期限がある商品の管理基準です。食品および消費期限の印字がある商品は「要期限管理商品」として扱われ、別途、マニュアルが用意されています。
具体的には、下記の基準を覚えておきましょう。
- ラベルなしでの混合納品ができないこと
- フルフィルメントセンター到着時点で、消費期限まで60日以上残っている必要があること
- 消費期限まで45日以下となった在庫が廃棄されること
フルフィルメントセンターでは消費期限が早い商品から出荷されるため「後で納品したものから出荷され、先に納品してあった商品が廃棄される」という心配はありません。
また消費期限が製造から90日以下の商品に限り、申請によって納品時の残存日数および廃棄条件を緩めることが可能です。
参考:Amazon出品大学
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まとめ|FBA納品はやり方を覚えれば簡単
本記事ではFBA納品のやり方を解説しました。細かな規定が多くはじめは煩雑に感じますが、手続き自体は難しくありません。チェックシートを活用しつつ不備のないように準備することで、問題なく納品できます。
Amazon運営を効率化できるだけではなく、プライムマークによって売上アップを期待できることもFBAのメリットです。自社発送を行っている方は、FBAを利用してみてください。
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