- 楽天市場のRPP広告とは?
- 楽天RPP広告の設定方法は?
- 楽天RPP広告の運用のコツは?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
楽天市場での売上拡大には楽天広告の活用が不可欠です。しかし「楽天広告」といっても掲載広告やニュース広告などさまざまな種類があり、闇雲に始めても効果は見込めません。
本記事ではその中でも、楽天市場のRPP広告について紹介していきます。RPP広告の特徴や運用のコツ、注意点などをしっかり理解することが、楽天広告で売上最大化を目指す第一歩です。
「楽天広告を配信して売上を伸ばしたい」と考えている出店者の方は、ぜひ参考にしてください。
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Contents
楽天市場のRPP広告とは?
RPP広告(Rakuten Promotion Platform)とは楽天市場で検索した時に、その検索キーワードに対応して表示される検索連動型広告です。楽天サイト内でユーザーに検索されたキーワードとマッチした広告を提示する仕組みになります。
楽天は「商品名」「商品説明文」「キャッチコピー」から、自動的に検索キーワードとマッチした商品を選んで表示させているのです。
あなたが検索をした際にPRと先頭に表示された商品が出てきたことはないですか?
この表示された内容こそがRPP広告です。表示範囲はPCは上から4枠、スマホでは上から6枠と決められています。少ない広告枠だからこそ、楽天が重要視しているキーワード選定をしっかり行う必要があるのです。
逆にきちんとキーワード選定えさ工夫をして行えば、ECモールで大規模なユーザーを抱える楽天サイトにて、あなたの商品を上位表示させることが可能になります。
楽天RPP広告の5つの特徴
楽天市場RPP広告の特徴として、以下の5点が挙げられます。
- クリック課金制度
- 楽天市場内で検索結果の最上位に表示される
- 月5,000円から利用可能
- 検索キーワードと関連した商品が表示される
- RMS上でパフォーマンスレポートが確認できる
これらの特徴について詳しく解説していくので、ぜひ最後までチェックしてください。
①クリック課金制度
RPP広告はクリック課金制度になっています。クリック課金制度とは、打ち出した広告がユーザーによってクリックされた時のみ費用が発生する仕組みです。
クリック課金制度の他には、インプレッション課金などがあります。インプレッション課金は1,000回視聴されるごとに費用が発生する仕組みです。
前者は後者と比較して、費用対効果が高く無駄に広告費を削られていないというメリットがあります。一方で、キーワードによっては1クリックあたりの金額が高い場合や、なかなかクリックされないと広告が回らないといったデメリットもあるのです。
また、RPP広告は商品ごとにクリック単価を変えることが可能になります。広告クリック1回あたりのコストの高い商品が優先されるので、アクセス数やリーチを伸ばしたい商品は単価を上げるのも有効な方法の1つです。
このような点からもRPP広告は、費用対効果の高さやリスクの少なさが分かりますね。
②楽天市場内で検索結果が最上位に表示される
RPP広告は必ず上位表示されるようになっています。なぜなら、PCページでは上位4枠、スマホは上位6枠と決められているからです。この枠の数は時期によって変動はありますが、上位表示されることに変わりはありません。
つまり、どんなにキーワードをリサーチしたりSEO対策をしたとしても、このRPP広告より上位表示されることがないのです。結果、こういった楽天市場内の仕組み上、ユーザーが自分の狙ったキーワードを検索した場合、常に上位表示されます。
③月5,000円から利用可能
RPP広告は月5,000円から出稿できます。
- コストを抑えたい
- 少額から広告運用を始めてみたい
- お試しで広告を出稿したい
このように考えられている方におすすめです。
GoogleやYahoo!などのリスティング広告相場は、1ヶ月で約20〜50万円かかってしまいます。こういった主流の広告と比較すると、お手頃に始められるのが分かりますね。
④検索キーワードと関連した商品が表示される
RPP広告はユーザーの検索キーワードに連動して表示される広告です。つまり、ユーザーのニーズにあった商品広告が掲載されます。
つまりRPP広告は、広告を見た人に対して高い確率で商品を購入してもらえます。一方で、同じキーワードを狙っている他社商品と比較ができてしまうというデメリットもあります。この対策として、訴求文言の工夫が必要です。
ユーザーにとってお得な情報を入れてみたり、キーワードを複数設定し、より深いターゲットを狙う工夫が主流です。「〇〇%オフ」などが書かれているのをインターネットで買い物をしている方なら見たことがあるのではないでしょうか。
こういった訴求があると、思わずクリックしてしまう方は少なくないはずです。RPP広告は、キーワードに連動して表示させているからこそ、訴求文言やキーワードを工夫するだけで結果に大きな影響を与えてくれます。
⑤RMS上でパフォーマンスレポートが確認できる
RPP広告はパフォーマンスレポートの確認が可能です。パフォーマンスレポートとは、広告をクリックしてから売上が発生するまでの時間、つまり12時間以内または720時間以内の注文について、売上金額・売上件数・CVR・ROAS・注文獲得単価を確認することができます。
RPP広告に限らず、このパフォーマンスレポートを使って広告の効果を測るのが一般的です。ただ、自動でここまでのパフォーマンスシートが出てくるサイトはなかなかありません。
RPP広告であれば、情報が充実しているためキーワード別や商品別でどんな結果が得られたのかを見ることができます。こういったデータを収集して、広告の費用対効果等を測定しキーワード設定や文言の改善をしていく、つまりPDCAサイクルを回すことが広告においては重要です。
楽天市場RPP広告の注意点
楽天市場RPP広告を運用する際の注意点として、以下の3点が挙げられます。
- キャンペーン登録だけでは基本的に全商品が出稿対象となる
- パフォーマンスレポートも全商品が対象となる
- 予算消化のスピードに変動がある
これらを理解した上で正しく運用を行いましょう。ここから詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
キャンペーン登録だけでは基本的に全商品が出稿対象となる
楽天市場RPP広告の注意点のひとつは、キャンペーン登録だけでは基本的に全商品が出稿対象となることです。商品の除外設定をしていない状態でキャンペーン登録をすると、出品されている商品のすべてがRPP広告の対象となります。
つまり、そのままの設定では広告を出したくない商品の広告も配信されてしまうということです。広告が不要な商品については、キャンペーン登録を行う前に除外設定を済ませておく必要があるでしょう。
パフォーマンスレポートも全商品が対象となる
楽天市場RPP広告の注意点となるのが、パフォーマンスレポートも全商品が対象となることです。RPP広告の効果を確認するためには、パフォーマンスレポートをチェックすることになります。
しかし、RPP広告の商品ページから別の商品ページに移動して購入した場合でも、パフォーマンスレポートでは最初にアクセスしたRPP広告の商品の売上として扱われてしまうのです。広告の成果を確認する際は、この点に注意する必要があるでしょう。
予算消化のスピードに変動がある
楽天市場RPP広告の注意点として、予算消化のスピードに変動があることが挙げられます。楽天市場RPP広告には、1日当たりの予算を設定する機能が用意されていません。
楽天市場のイベントなどの理由で流入が大きく増加した場合、広告の予算を一気に消化してしまうことがあります。
そのため、楽天RPP広告を利用する場合は、予算の消化をある程度予測した運用が必要です。流入が増加・減少するタイミングに合わせ、入札単価を変更しましょう。
RPP広告の設定方法について
RPP広告を運用したいけれど、どのように設定すれば良いかわからないという方もいることでしょう。
そこでここからは、楽天市場におけるRPP広告の設定方法についてステップごとに紹介していきます。以下の3ステップを参考に設定を行ってください。
ステップ①楽天RMSを設定
RPP広告を運用するためには、楽天RMSで設定する必要があります。
RPP広告の運用は楽天RMSから行うので、ストアの楽天RMSにログインしておかなければいけません。楽天RMSへのログインが完了すれば、次に進みます。
ステップ②楽天RMSのトップページからRPPの設定画面まで移動
楽天RMSにログイン後、RPP広告の設定画面に移動しましょう。
左側にあるメニューの中から、「広告・アフィリエイト・楽天大学」を開き、その中の「広告」を押すと、RPP広告の設定画面が選択できるようになります。
ステップ③RPP広告の設定ページ右側にあるキャンペーンから新規作成
RPP広告の設定画面に移ると、ホームの右手に「キャンペーン」のメニューがあります。
ここからRPP広告を出稿することが可能です。キャンペーンの名前や予算、CPCなどを設定することで、広告の配信が行われるようになります。
RPP広告で必ず行うべき運用のコツ
RPP広告で必ず行うべき運用のコツは以下の3点です。
- 商品ごとにキーワードとCPCを設定
- 除外商品の設定
- 常にパフォーマンスレポートのチェックや改善を行う
これらのコツを抑えることで、RPP広告を効果的に運用できるでしょう。
商品ごとにキーワードとCPCを設定
RPP広告の運用のコツのひとつは、商品ごとにキーワードとCPCを設定することです。どのようなキーワードで流入しているかをチェックして、購入につながりやすいキーワードを設定すれば、流入を増やせます。
また、商品ごとにキーワード別のCPCを設定することも可能です。CPC設定をすることで、より効果的な広告表示ができるようになるでしょう。なお、キーワード別のCPCを設定する場合は、最小金額40円からとなります。
除外商品の設定
RPP広告の運用のコツとなるのが、除外商品の設定をすることです。通常の設定ではすべての商品がRPP広告の対象となっているので、広告の必要がない商品も配信されてしまい、無駄なコストがかかることになります。
そこで重要となるのが、広告が不要な商品については除外商品として登録することです。除外商品に設定しておけば、その商品のRPP広告が配信されることはありません。
除外商品の設定は、RPP広告の管理画面から行えます。
常にパフォーマンスレポートのチェックや改善を行う
RPP広告の運用のコツとして挙げられるのが、常にパフォーマンスレポートのチェックや改善を行うことです。広告の効果を高めるには、パフォーマンスレポートを活用した改善が欠かせません。
予算の消化状況や広告からの流入数、売上といった情報を確認して、運用を調整していきましょう。
なお上でも取り上げましたが、RPP広告から別の商品ページに移って購入した場合は、RPP広告の商品の売上として計上される点に注意が必要となります。
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まとめ|楽天市場のRPP広告をしっかり理解して運用しよう
本記事では楽天市場のRPP広告について解説しました。
RPP広告とは楽天市場で検索した時に、その検索キーワードに対応して表示される検索連動型広告のことです。楽天市場での売上拡大にはRPP広告の運用が欠かせません。
本記事で紹介した内容を参考に、RPP広告を運用しましょう。また、別の記事では楽天市場でCTR(クリック率)を上げる施策についても解説しているので、参考にしていただければ幸いです。
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