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ソーシャルコマースとは?6つの種類と運営のメリット・注意点を解説

「ソーシャルコマースって何?」
「SNSでも自社商品を販売していきたい」
「ターゲット層を若い世代にも広げていきたい」

SNSで集客だけでなく販売も行っていきたいと考えているものの、どのように進めていけば良いか分からないという方がいるのではないでしょうか。近年SNSは、人々の日常生活に溶け込むほど身近な存在になりつつあります。EC事業においてもSNSのあり方が変化し、従来の集客だけでなく販売の役割もできるようになりました。

本記事では、SNSとECを組み合わせた「ソーシャルコマース」の種類や運営のメリット・注意点について解説します。SNSでの販路拡大を検討している方には参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

ソーシャルコマースとは?Eコマースとの違いを解説

SNSで自社商品を販売するために、まずはソーシャルコマースの基本情報を理解しておくことが大切です。ここでは、ソーシャルコマースについてEコマースとの違いにも触れながら解説していきます。

1. ソーシャルコマースとは

ソーシャルコマースとは、SNS(ソーシャルメディア)とECを組み合わせた販売チャネルを指します。SNSを活用したソーシャルコマースでは、投稿画面からそのまま商品ページに移動して購入できるため、ユーザーのアクションを直接的に引き出せるのが特徴です。

従来は自社商品の認知度やブランドイメージの向上など、ECサイトへの集客を目的としてSNSが活用されていました。しかし現在は、企業とユーザーが身近にコミュニケーションを取る機会が増えています。

そこで集客だけではなく、商品の閲覧や比較・決済までSNSの中で完結できる仕組みとして、ソーシャルコマースが導入されるようになりました。つまりSNSは従来の集客手段から、販売もできるプラットフォームへと変化しているということです。

2. Eコマースとの違い

ソーシャルコマースとEコマースでは、SNSの役割に違いがあります。Eコマースでは、ECサイトへ誘導するための集客手段としてSNSを活用します。販売の場はSNSとは別にあるため、ユーザー側は情報収集を目的として投稿内容を見ることが多いです。

一方ソーシャルコマースでは、SNS上で情報発信から集客・販売までを完結できるというECサイトの役割を持っています。ユーザーはSNS上で気になった商品を別サイトに移動することなくそのまま購入できるため、利便性が高く売上の向上が期待できます。

ソーシャルコマースの種類を6つ紹介

ここでは、ソーシャルコマースの種類を紹介します。さまざまな種類があるので、自社に合うソーシャルコマースを活用できるように、しっかりと押さえておきましょう。

1. SNS・ソーシャルメディア型

SNS・ソーシャルメディア型では、InstagramやFacebook、Pinterestなどを活用して商品を販売します。ソーシャルメディアはいくつか種類がありますが、特にSNSを利用するスタイルが近年急速に広がっています。SNSは投稿やアカウント内のプロフィール欄・ライブ配信などを通して商品を紹介し、直接購入できるという仕組みです。

例えばInstagramでは、新商品の写真や告知を投稿する際にタグ付けすることで、オンラインショップへ直接誘導できます。また発売時にはインスタライブを行って新商品を紹介し、そのまま予約開始とするなどライブコマース型に近い販売手法を活用している企業も多いです。

他にもTikTokでは、動画やLIVEを閲覧して気になった商品を直接購入できる「TikTok Shopping」というサービスが海外で始まっています。2023年10月現在において日本ではまだ正式に実装されていませんが、近いうちに導入されると予測されています。

このようにSNSが普及したことにより、それぞれのプラットフォームが発達して情報発信だけでなく販売までできるようになっています。

なお、今後SNS広告を運用していきたいという方は関連記事の「SNS広告とは?費用・メリット・効果・成功事例をわかりやすく解説」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

2. CtoC型

CtoC型とは「Consumer to Consumer」の略称で、一般のユーザー同士がプラットフォーム内で商品の取引を行うことを指します。企業はプラットフォームを用意するのみで、ユーザー同士の取引には介入しません。代表例としてメルカリなどのフリマアプリがあり、商品を安く手に入れられやすい点がメリットです。

3. ライブコマース型

ライブコマース型とは、リアルタイムで動画を配信して視聴者とコミュニケーションを取りながら商品を紹介する販売手法で、代表的なプラットフォームはInstagramです。ライブ配信によって、ECサイトの写真だけでは分からない商品の詳細を伝えられるだけでなく、視聴者の疑問をその場で解決できるので安心して購入できます。

4. ユーザー参加型

ユーザー参加型では商品を購入するだけでなく、ユーザー自身が商品企画や投資に参加できるのが特徴です。例えばクラウドファンディングで複数の企画への支援を募り、寄付金が目標額に達成した場合にのみ商品化が実現します。代表的なユーザー参加型のプラットフォームは、MakuakeやCAMPFIREなどです。

5. レコメンド型

レコメンド型とはユーザーの商品レビューや口コミをもとに商品の購入を促す手法を指し、Amazonや@cosmeSHOPPINGなどが有名です。レビューを投稿したユーザーに、割引きなどの特典を提供するショップもあります。

また、ECサイトをクリックしたときに「おすすめ商品」などのポップアップが表示されるのも、レコメンド型に分類されます。

6. 共同購入・グループ購入型

共同購入・グループ型購入型とは「共同購入クーポンサービス」を意味し、あらかじめ指定された人数で商品を購入することで、割引きを利用できる仕組みです。代表的なプラットフォームには、Qoo10の共同購入クーポンがあります。日本国内ではあまり見られませんが、中国で採用されることが多いビジネスモデルです。

ソーシャルコマースを運営する3つのメリット

集客から販売までを完結できるソーシャルコマースには、企業にとってさまざまなメリットがあります。ここでは、ソーシャルコマースを運営する主なメリットを3つ解説します。

1. 運営や構築にかかる負担を軽減できる

SNS上でオンラインショップを開設できるので、Eコマースに必要なECサイトの構築が不要です。基本的に各SNSが販売機能やASPカートを提供しており、利用することで簡単にソーシャルコマース事業を始められます。

また、SNS内の投稿や広告出稿を通じて集客ができる点もメリットです。ECサイトの集客では、Web広告やSNSでの情報発信・SEO対策など、さまざまな施策を行わなければなりません。一方ソーシャルコマースであれば、範囲を絞って効率的に宣伝できます。

さらにSNS上でフォロワーとつながっているため、投稿やストーリーズを活用してリピート対策も可能です。このようにアカウント内でさまざまな作業ができるため、運営業務の負担を軽減できます。

2. 若い世代にアプローチしやすい

総務省の調査によると、2022年におけるSNS利用者の割合は13~19歳で92%、20~29歳で91.7%となっています。また、SNSの利用目的として「情報を探すため」と回答している割合が2番目に多いという結果でした。このことから若い世代を中心にSNSが普及しており、従来のインターネットでの情報収集から移行していることが分かります。

今後も若者がメインとなって、SNSを利用していく可能性は十分に考えられます。そのため若い世代をターゲットにした商品やサービスを販売している企業にとって、SNSを活用したソーシャルコマースは非常に有効です。

参照:総務省|令和4年通信利用動向調査の結果

3. ユーザーのエンゲージメントが向上する

ECサイトよりもユーザーとの関係を構築しやすいのも、ソーシャルコマースのメリットです。ユーザーがアカウントをフォローすれば、継続的に商品やサービス情報を届けられるので、囲い込みを行いやすくなります。

さらにSNSでは自社商品の情報だけでなく、開発ストーリーやブランドに込められた想いなどを長期間に渡って伝え続けられます。ユーザーに愛着を持ってもらうことで「ファン化」につながる可能性が高いです。ファンになったユーザーがリピーターになれば、定期的に商品を購入してもらいやすくなり売上アップにつながるでしょう。

価格競争が起こりやすいEC事業において、SNSを通じてユーザーとの関係構築やブランディングを強化することで、値段以外の部分で他社との差別化を図れます。

なお、自社サイトにおけるリピート率を上げたい方は関連記事の「リピート率とは?業界別ECサイトの平均値と向上させる施策を解説」にて詳しく解説していますので、こちらも併せてチェックしてください。

ソーシャルコマースの運営には情報発信のリソース確保が必要

ソーシャルコマースで成功するためには、SNSで自社商品やブランドに関する情報を定期的に発信する必要があります。特にInstagramはビジュアルが重視されているため、ユーザーが思わず手を止めてしまうようなクオリティの高い写真や動画を使うことが重要です。

そのため撮影や編集を含めると、1つの投稿を作り上げるための工数が増えてしまいます。場合によっては、SNS投稿のスキルや経験が豊富な人的リソースが必要になることもあるでしょう。

またSNS上では、フォロワーや投稿・いいねなどの数がユーザー側にも見えます。投稿数やフォロワーが少ないとアカウントの信頼性が得られにくく、ユーザーをオンラインショップへ誘導することが難しくなります。ユーザーの信頼を確保するために質の高い投稿を発信し続ける必要があり、コンテンツ制作に追われてしまうかもしれません。

そのためソーシャルコマースを運営する際には、事前に十分なリソースを確保しておくと良いでしょう。

ソーシャルコマースで売上アップを目指すならFORCE-R

「SNSでも自社商品を販売していきたいけど、やり方が分からない…」とお悩みの方は、FORCE-Rへご相談ください。ソーシャルコマースの中でもSNSを運営するためには、ユーザーを惹きつける投稿を継続的に発信する必要があります。

FORCE-RではSNSに特化したスタッフが専属担当として、魅力的なコンテンツの制作方法やフォロワーを増やすための戦略など、円滑に運営できるようにフォローいたします。最終的には、お客様が自社でアカウントを運営できるようにノウハウをすべて共有いたしますので、スキルを蓄積できる点もメリットです。

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まとめ|ソーシャルコマースを活用して顧客との信頼関係を構築しよう

SNSが発達したことで、単なる情報発信の場から買い物ができるオンラインショップへと、EC業界でのあり方が変化しています。ソーシャルコマースを活用することで、ECサイトよりも比較的容易に販路拡大やユーザーのファン化につながり、他社との差別化が図れるでしょう。

ソーシャルコマースは今後も成長することが期待できるため、ポイントを押さえた上で自社のEC事業に上手く取り入れていくことが重要です。FORCE-Rでは、お客様の目標に合わせて最適なプラットフォームの提案からアカウント設計や運営方法まで、全力でサポートいたします。

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執行役員 WEBコンサルティング事業部 ECグループ:本多 一成

EC事業会社にて、Amazon/楽天/Yahoo!ショッピングの運営、物流・CSなどに携わる。 その経験をもとに、各モールのコンサルタントとしてFORCE-Rに従事。 楽天市場が得意。担当案件では前年比200%の売上達成した実績も。

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