- Amazonプライムデーで対策が必要な理由は?
- プライムデーで有効な対策は何?
- プライムデー対策はいつ実行すればいい?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
Amazonプライムデーをはじめとしたビッグセールは売上を大きく伸ばせるチャンスです。しかし何も対策をせずただプライムデーを迎えてしまうと、せっかくの機会を活かせません。
本記事ではAmazonプライムデーの概要や売上アップに有効な対策、各施策を実行するタイミングなどを解説します。「プライムデーでの売上最大化のために準備を進めたい」と考えている出品者の方は、ぜひ参考にしてください。
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Contents
Amazonプライムデーとは?
プライムデーはAmazonで行われるビッグセールのひとつです。プライム会員のみを対象としたセールですが、テレビCMやWeb広告でも大々的に宣伝されるため大きな売上効果が見込めます。
出品者は特選タイムセールもしくは数量限定タイムセールのどちらかを申請することで、プライムデーに参加可能です。
2024年のプライムデー開催日時はまだ発表されていませんが(5月時点)、例年通りであれば7月中旬と予想できます。効果が出るまでに時間のかかる施策もあるため、プライムデーの参加を検討している方は5月から対策を始めましょう。
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Amazonプライムデー対策が売上を左右する2つの理由
200社以上のAmazon運営を支援してきた弊社が、Amazonプライムデーにおいて入念な対策をおすすめしている理由は次の2つです。
- セールの対策不足は機会損失を招くから
- 効果的な対策によってセール後も売上アップが見込めるから
それぞれ詳しく解説します。
1. セールの対策不足は機会損失を招くから
プライムデー対策が重要な1つ目の理由は、対策不足が機会損失を招くためです。
前述の通りプライムデーはAmazon最大級のセールイベントであり、仮にまったく対策を行わなくてもセールに参加するだけで件数拡大が期待できます。しかし競合はセールでの売上を最大化するために入念な準備をしているはずです。
競合が行っている対策を自社は怠っている状況では、競争優位性が下がります。結果的に対策を行っていれば伸ばせたであろう売上を取りきれず、機会損失になってしまうでしょう。
また準備不足で予想よりも商品が売れて在庫切れが発生したら、セール後の売上にも悪影響が出ます。セール中・セール後の機会損失を防ぐために、セール前の対策が不可欠です。
2. 効果的な対策によってセール後も売上アップが見込めるから
プライムデーで有効な対策を行えば、セール終了後もAmazon売上アップが見込めます。
Amazonは、検索アルゴリズム(A9,A10)によって売れる商品・売れるショップと評価されると検索順位が高くなる仕組みです。特に直近の販売件数が重視されるため、プライムデーの2日間で競合店舗よりも売上を伸ばせると相対的な評価が高まります。
プライムデー対策はセール期間中にのみ効果を発揮する短期的なものではなく、セール後の中長期的な売上に関わる戦術レベルの施策です。プライムデーでの売上を重視しない場合でも、しっかりと対策を行いましょう。
【セール前】Amazonプライムデーで売上を伸ばす対策5選
まずは、プライムデーが始まる前にやっておきたい5つの対策を紹介します。実行や効果発現に時間がかかるため早めに準備を始めましょう。
1. 販売実績から注力商品を見極める
プライムデー対策ではじめにしておきたいことは、注力商品の見極めです。
多くの商品をAmazonで取り扱っている場合、すべてに完璧な対策を施すことは現実的ではありません。優先順位に応じて施策内容に傾斜をつける必要があるため、まずは注力商品の見極めを行いましょう。
基本的に「売れない商品を売れるようにする」よりも「売れている商品をさらに売れやすくする」ほうが簡単です。長期的には両方が必要となりますが、プライムデー対策に限定すれば「売れている商品=注力すべき商品」となります。
過去のビッグセール時や通常時の売上を商品ごとに比較し、売れやすい商品を選別しましょう。
2. FBAを利用する
プライムデー対策の2つ目はFBAを活用することです。
FBAは「フルフィルメント by Amazon」の略で、Amazonが梱包・発送などの倉庫作業を代行してくれるサービスのこと。FBAを利用すると自社商品にプライムマークがつきます。
プライム会員がプライムマークつきの商品を購入すると配送特典を受けられるため、プライム会員から積極的に選ばれるようになるのです。対象がプライム会員に限定されるプライムデーでは、FBAの利用が特に有効な施策となります。
また普段は自社発送で対応できていても、プライムデーによって注文が増えるとパンクする可能性があります。注文が増えた状態でも配送品質を保つためにも、プライムデー開始前にFBAを導入しましょう。
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3. 十分な在庫を確保する
プライムデーにおける3つ目の事前対策は、十分な数の在庫を揃えることです。
予想以上に注文が入り在庫切れになると、セール中に販売できないだけではなくセール後の売上にも響きます。具体的にはAmazon内検索順位やカートボックス獲得率の低下です。
過去のデータを参考に、プライムデー期間で売り切れない在庫を用意しておきましょう。
またFBAを利用する場合には納品スケジュールも意識しなくてはなりません。セール直前は、多くの出品者が納品を行うためFBA倉庫での対応が間に合わない可能性があります。通常よりも早めにFBA納品を行い、間に合わなければ自社発送できる体制を整えましょう。
4. Amazon SEO対策を見直す
プライムデー対策ではAmazon SEOの見直しも必要です。
プライムデー期間中は特設ページがオープンしますが、検索流入が重要であることは変わりません。Amazon SEOは即日効果が表れる施策ではないため、セール期間中に上位表示させるには1,2ヶ月前から準備が必要です。
具体的には下記のポイントを見直しましょう。
- 検索キーワードと商品ページの関連性を高める
- 商品の高評価レビューを増やす
- スポンサー広告を出稿して特定キーワードでの販売件数を増やす
具体的なAmazon SEO対策方法は下記の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
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【2023】AmazonSEOの仕組みや対策方法は?検索順位を上げる施策9選
5. 商品ページを改善する
有効なAmazonプライムデー対策の5つ目は商品ページのブラッシュアップです。
セールによってトラフィックを集められても、商品ページが魅力的でなければ購入にはつながりません。プライムデーの恩恵を最大限に受けられるように、商品ページを改善し転換率を高めましょう。
具体的には下記のポイントを意識します。
- サブ画像で商品の魅力を伝えられているか
- 機能だけではなくメリット・ベネフィットを盛り込めているか
- 不足している情報を商品紹介コンテンツで補えているか
商品ページ改善に煮詰まっている場合には、家族や友人などから客観的な意見をもらってみるといいでしょう。売れる商品ページの作成方法は、下記の記事で詳しく解説しています。
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【初心者必見】amazonで売れる商品ページに必ず共通する5つのポイント
【セール中】Amazonプライムデーで売上を伸ばす対策2選
事前準備に加えて、プライムデー期間内に実行したい対策が2つ存在します。実施判断はセール中の状況を見ながらとなりますが、必要に応じて素早く実行できるようにあらかじめ確認しておいてください。
1. 広告単価を調整する
プライムデーで期間中に行いたい対策の1つ目は、広告単価の調整です。
Amazonのビッグセールでは、終了後のSEO効果に重きを置いて、期間中は利益度外視で販売件数を伸ばすために入札を強めるセラーが少なくありません。非イベント時と比べて入札単価が上がりやすく、広告を露出させられない場合もあります。
自社のセール対応や競合の入札状況にあわせて広告単価を調整しましょう。単価調整では、主に下記の2パターンが考えられます。
プライムデーで注力したい商品の場合 | 入札単価を上げて入札戦略を「固定入札額※1」にし、上部を死守する。※2 |
---|---|
プライムデーで注力しなくてよい商品の場合 | 入札額を下げる・入札戦略を「ダウンのみ」にするなどして、競合につられてCPCが高騰しないようにする。 |
※1:広告ランクが上がっている状態のみ推奨
※2:広告ランクが上がっていない、かつ、入札単価の縛りがない場合は「アップとダウン」を推奨
2. 自社セールやポイントアップを行う
「特選タイムセールや数量限定タイムセールは実施しないが、プライムデー期間中の売上を伸ばしたい」という場合の対策は、自社セールやポイントアップです。
ユーザーにとって重要なポイントは値下げされていることであり、必ずしもプライムデー対象商品となっている必要はありません。特選タイムセールや数量限定タイムセールを実施していなくても、クーポンやポイントアップでお得感を演出することで購入されやすくなります。
プライムデーに参加しない/できない商品は、イベント期間に合わせて自社セールを開催しましょう。
Amazonプライムデー対策はほかのビッグセールにも活かせる
プライムデー対策は、Amazonのほかのビッグセールにも活かせます。
Amazonには初売りセールやブラックフライデーなどさまざまなビッグセールがありますが、基本的な対策は同じです。それぞれのビッグセールでの対策・ノウハウを応用することで、素早く施策をブラッシュアップし効率的に売上を伸ばせます。
Amazonビッグセールの年間スケジュールは下記の通りです。
- 初売りセール(1月初旬)
- 新生活セール(3月中旬〜下旬)
- Amazonプライムデー(7月中旬)
- Amazonブラックフライデー(11月下旬)
- 年末の贈り物セール(12月初旬〜中旬)
- タイムセール祭り(不定期)
上記のスケジュールを把握したうえで、プライムデー単体ではなく通年でのビッグセール対策を用意しましょう。
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まとめ|事前対策でプライムデーの売上を最大化
プライムデーをはじめとしたビッグセールは、Amazon出品者にとって販売件数を伸ばす大きなチャンスです。しっかりと事前に対策して、機会を逃さず売上につなげましょう。
ただしビッグセールは年間でも6,7回ほどしか開催されないため、効果的な施策を実行することは簡単ではありません。
プライムデー対策にお悩みの方はFORCE-Rへお問い合わせください。200社以上のAmazon支援実績をもとに、プライムデーを有効活用した売上最大化をサポートいたします。