- 楽天スーパーDEALとはどんなイベント?
- 店舗運営者にとって楽天スーパーDEALのメリットは?
- 楽天スーパーDEALはどう活用すべき?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
楽天スーパーDEALは高ポイント還元によって購買意欲を促進し、売上を後押しできるイベントです。短期的に販売件数を大きく伸ばせますが、ポイントバック原資は店舗側の負担となるため利用タイミングを見極めなくてはなりません。
本記事では楽天スーパーDEALの概要やメリット、活用シーン、注意点などを解説します。「楽天スーパーDEALで売上拡大を図りたい」と考えている方はぜひ参考にしてください。
楽天市場SEO攻略マニュアル
無料で資料を受け取る
Contents
楽天スーパーDEALとは
楽天スーパーDEALとは、ユーザーに対して10%〜50%の高ポイント還元率を提供するイベントです。楽天市場での通常のポイント還元率が1%であることを考えると、ユーザー視点で10倍〜50倍もお得になります。
ポイントの有効活用を重視しているヘビーユーザーを中心に人気で、楽天会員であればエントリー不要で誰でも参加できることも相まって販売件数を伸ばしやすいイベントです。
楽天スーパーDEALの2種類の掲載枠
楽天スーパーDEALには次の2つの掲載枠があります。
それぞれの特徴を踏まえて、参加する掲載枠を決めましょう。
1. DEALサーチ枠
DEALサーチ枠は、ユーザーが楽天で検索した際、商品に「スーパーDEAL」アイコンが付与されるようになる掲載枠です。ほかにも「スーパーDEAL対象」での絞り込み検索や、スーパーDEAL特集ページ内での検索結果でも掲載対象となります。
1日〜14日で参加期間を設定でき、エントリー後、最短で翌日からスーパーDEALを実施できます。初めて楽天スーパーDEALに参加する場合、まずはDEALサーチ枠から実施しましょう。
2. 広告枠
広告枠は、検索以外にも自社への集客導線を設けられるスーパーDEAL掲載枠です。より詳細には、下記2つの掲載枠が存在します。
掲載枠 | 概要 | 掲載期間 |
---|---|---|
24時間限定枠 | 楽天市場トップページの「楽天スーパーDEAL」箇所に掲載される | 24時間 |
DEALタイアップ枠 | 店舗だけの特設ページを作成し、スーパーDEAL特集ページに掲載される | 2週間 |
どちらも、アクセス数や販売件数を大きく伸ばせる見込みのある掲載枠です。楽天からの審査があったり多数商品のエントリーが必要であったりするため、簡単に参加できるわけではありませんが、短期集中で売上拡大や不良在庫の消化を狙う場合にはおすすめできます。
楽天スーパーDEALを活用する3つのメリット
楽天スーパーDEALのメリットは次の3つです。
- 高還元率で購入を後押しできる
- 検索結果ページで目立ちやすくなる
- 商品ページへの集客導線が増える
まずはメリットを把握して、自社での導入シーンを検討する際の参考にしてください。
1. 高還元率で購入を後押しできる
楽天スーパーDEALの1つ目のメリットは、高ポイント還元で購入を後押しできることです。
たとえば5,000円の商品を40%ポイント還元に設定して楽天スーパーDEALに参加した場合、ユーザーの実質的な負担額は3,000円になります。
販売価格が安いほど購入のハードルが下がるため、転換率(CVR)の向上が見込めます。
また楽天ポイントでの還元となるため、プラチナランク会員やダイヤモンドランク会員などの楽天ヘビーユーザーから特に人気です。楽天市場のへービーユーザーほど自社店舗のリピーターにもなりやすく、中長期的な売上の底上げも期待できるでしょう。
▼関連記事
楽天市場の転換率(CVR)とは?平均値や向上施策を解説
2. 検索結果ページで目立ちやすくなる
検索結果ページで自社商品が目立ちやすくなることも、楽天スーパーDEALに参加するメリットの1つです。
楽天スーパーDEALに参加している商品は、検索結果ページで「スーパーDEAL」バッジが表示されます。還元ポイント数が記載されるのはスーパーDEALに参加していない商品も共通ですが、数字が大きく目を引くためクリック率(CTR)の上昇が期待できるでしょう。
また「スーパーDEAL対象」に絞り込んで検索した際には、表示される競合商品が少なくなることもポイントです。
たとえば絞り込まずに「Wi-Fiルーター」と検索すると、17,441件の商品がヒットします。一方で「スーパーDEAL対象」の絞り込みにチェックを入れると、一気に34件まで該当商品が減るのです。
楽天スーパーDEALに参加して自社商品を目立たせることで、転換率だけではなくアクセス数の上昇も見込めます。
▼関連記事
楽天市場でCTR(クリック率)を上げる施策3選|RPP広告のコツも解説
3. 商品ページへの集客導線が増える
楽天スーパーDEALによって商品ページへの集客導線を増やすことができます。
ユーザーがスーパーDEALに参加している商品と接触する機会は、通常の検索だけではありません。エントリー枠によりますが、主に下記の3つが通常の検索以外での接触箇所です。
- スーパーDEAL特集ページ内での検索
- スーパーDEAL特集ページでのブランド/商品表示
- 楽天市場トップページ
特にトップページの掲載枠では、おすすめ商品やクーポンアドバンス広告などよりも上部に位置している大きなインプレッションを集められます。
楽天スーパーDEALの掲載費用
楽天スーパーDEALの参加にかかる費用は「ポイントバック原資 + 掲載手数料(売上の10%)」です。費用形態はDEALサーチ枠でも広告枠でも共通しています。
5,000円の商品を還元率40%で楽天スーパーDEALに参加した場合、店舗は2,500円を負担しなくてはなりません。
売上 | 5,000円 |
---|---|
ポイントバック原資 | 2,000円 (5,000円 × 40%) |
掲載手数料 | 500円 (5,000円 × 10%) |
店舗負担額 | 2,500円 |
ポイント還元率は10%〜50%の範囲で設定できるため、店舗が支払う掲載費用は最低でも売上の20%・最高で売上の60%となります。
楽天スーパーDEALは購買促進に効果的な施策ですが、売上の20%〜60%という負担は小さくありません。損益分岐点にも気を配らなくてはならず、実施に際しては慎重な判断が必要です。
楽天スーパーDEAL参加エントリーの流れ
楽天スーパーDEALにエントリーする流れは次の6ステップです。
- RMSで「店舗設定」>「商品管理」と進む
- イベント申請のなかの「スーパーDEAL」を選択する
- 右上の「新規エントリー」ボタンをクリックする
- 企画を選択して、サーチ枠の場合は掲載期間を入力する
- CSVフォーマットをダウンロード・記入してアップロードする
- 「上記の規約に同意します。」にチェックを入れて「確認」ボタンをクリックする
難しい操作はありませんが、初めのうちは1ステップずつ確認しながら進めましょう。
楽天スーパーDEALを活用したい状況・商品3パターン
楽天スーパーDEALの参加がおすすめなシーンの具体例を3パターン紹介します。特に自社の状況と合致している場合には、積極的に楽天スーパーDEALの実施を検討してください。
1. ローンチ初期の新規商品
楽天スーパーDEALを活用したいシーンの1つ目は、ローンチ初期の新規商品がある場合です。
販売実績がないため検索順位が上がりづらいこと・口コミがないこと・リピーターがいないことなどから、ローンチ初期には積極的な販促施策を求められます。RPP広告がその代表例ですが、スーパーDEALも実施しましょう。
販売データを集めながら初動の売れ行きに勢いをつけることで、ローンチを成功させられます。具体的には下記のようなエントリーがおすすめです。
掲載枠 | サーチ枠 |
---|---|
掲載期間 | 5日〜14日 |
還元率 | 10%〜20% |
▼関連記事
楽天の主な広告メニューは8種類!運用方法や費用の目安を解説
2. 集客が伸び悩んでいる商品・店舗
集客が伸び悩んでいる商品や店舗は、楽天スーパーDEALを活用することで状況の改善が期待できます。
ポイント還元率50%というインパクトは、ユーザーに強い魅力を感じさせます。伸び悩んでいる店舗では「集客フックにする目玉商品」と「堅実に利益を伸ばす商品」に分けてスーパーDEALに参加するやり方を試してみましょう。
スーパーDEALの高い集客力を可能な限り活用しながらも、叩き売りになり過ぎずに利益を確保できます。
掲載枠 | サーチ枠もしくは広告枠(24時間限定枠) |
---|---|
掲載期間 | サーチ枠なら5日〜14日、広告枠なら24時間 |
還元率 | 目玉商品50%、その他商品10%〜20% |
3. 在庫過多になっている商品
不良在庫を抱えている場合も楽天スーパーDEALを積極的に活用しましょう。
特に競合商品よりも割高なことがネックとなって在庫過多になっている場合、わかりやすい値下げは効果的な施策です。ポイント原資や手数料を支払ってでも、不良在庫を現金化してほかの商品に注力できる体制を整えたほうが売上・利益を拡大しやすくなります。
掲載枠 | サーチ枠もしくは広告枠(24時間限定枠) |
---|---|
掲載期間 | サーチ枠なら5日〜14日、広告枠なら24時間 |
還元率 | 10%〜20% |
楽天スーパーDEALに参加する際の2つの注意点
楽天スーパーDEALに参加する際は次の2点に注意しましょう。
予定していたスーパーDEALに参加できないと大きな機会損失が生まれるため、あらかじめ注意点を把握しておくことが重要です。
1. 複数の禁止事項が定められている
楽天スーパーDEALの1つ目の注意点は禁止事項についてです。スーパーDEALにエントリー/参加する出店者には、下記の禁止事項が定められています。
- 重複エントリー
- 審査合格後の価格変更
- 継続的な21%以上のポイントバック
- 掲載終了後の大幅値引き
スーパーDEAL掲載終了後の行動も制限されている点は特に注意が必要です。
2. 広告枠で参加する場合は2週間前までにエントリーが必要
楽天スーパーDEALの2つ目の注意点は、広告枠で参加する場合のみ2週間前までにエントリーしなくてはなりません。一方でDEALサーチ枠であれば前日までのエントリーで参加できるケースもあります。掲載枠による違いに注意しましょう。
スーパーDEALの広告枠へのエントリーには審査がなされます。審査でのチェックポイントとなる条件の一部が下記です。
- 商品価格が20円以上であること
- 新品であること
- 掲載価格での十分な販売実績があること
条件は厳しくないため容易に満たせますが、エントリー期限を守らないと審査を受けることすらできません。広告枠に掲載したい場合、遅くとも2週間前までにエントリーできるように準備を進めましょう。
楽天市場の売上アップならFORCE-R
「楽天スーパーDEALに参加したいが、活用方法がわからない」「商品ごとの還元率の設定で悩んでいる」という方は、FORCE-Rへご相談ください。
弊社は、楽天領域での豊富な実績を持つECコンサルティング企業です。スーパーDEALなどの販促施策をはじめとした楽天ショップ運営の知見・ノウハウを持つコンサルタントが、お客様の専属として伴走いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。お客様の状況にあわせて、最適なご提案をいたします。
まとめ|楽天スーパーDEALを活用して売上を伸ばそう
今回は楽天スーパーDEALのメリットや活用シーン、注意点などを解説しました。
楽天スーパーDEALは新規ローンチや店舗の売上拡大、不良在庫の現金化などさまざまな状況で効果的な施策です。目的に応じて掲載枠や還元率を調整しながら、積極的に活用しましょう。
ただし売上の20%〜60%という店舗負担は決して小さくありません。損益分岐点を考慮したうえで、戦略的に実施することが重要です。
「楽天スーパーDEALの活用で悩んでいる」「売上だけではなく利益を伸ばすノウハウを知りたい」という方は、ぜひFORCE-Rへお問い合わせください。経験豊富なコンサルタントが店舗運営をサポートいたします。
楽天市場SEO攻略マニュアル
無料で資料を受け取る