自社ECサイトの運営で必須な7つのチェックリスト
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カゴ落ちとはECサイト訪問者がカートに入れた商品を購入せず離脱すること
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カゴ落ちの影響を2つの指標で解説
ここでは、カゴ落ちがECサイトの売上に与える影響について解説します。売上に与える影響を数字で理解することで施策の優先順位をつけやすくなるため、しっかりと把握しておきましょう。1. ECサイトの平均カゴ落ち率は約70%
アメリカにあるBaymard Institure社の調査では、ECサイトの平均カゴ落ち率は約70%であることが公表されています。このカゴ落ち率は毎年集計されており、数値はほぼ70%で推移しています。自社のカゴ落ち率を算出する際は、以下の計算式で求めることが可能です。 カゴ落ち率 = カゴ落ちした人 ÷ カゴ(カート)に商品を入れた人数 × 100 ※カゴ落ちした人 = カゴ(カート)に商品を入れた人数 – 購入者 自社のカゴ落ち率が70%より高い場合は、改善することで売上をアップさせる余地があると判断できます。 参照:Baymard Institure|49 Cart Abandonment Rate Statistics 20232. カゴ落ちによる平均機会損失額は売上の約2.5倍
イー・エージェンシーの調査によると、カゴ落ちによる機会損失額は平均で売上の約2.5倍、繁忙期では約3.1倍にのぼると公表されています。分かりやすく数字に当てはめると、以下のとおりです。 ※離脱率が70%の場合 カートにいれたユーザー:1,000人(離脱率が70%の場合は300人が購入) 一人あたりの平均購入単価:5,000円 売上:150万円 ※離脱率が10%改善されて60%の場合 カートにいれたユーザー:1,000人(離脱率が60%の場合は400人が購入) 一人あたりの平均購入単価:5,000円 売上:200万円 離脱率が70%の時と60%に改善したケースで比較すると、売上に50万円の差があります。カゴ落ち率は購入意欲を持つユーザーに関する指標であるため、改善することで売上アップに直結する指標です。 参照:イー・エージェンシー|ECサイト、売上の約2.5倍がカゴ落ちによる機会損失ユーザーが自社ECサイトでカゴ落ちしてしまう9の理由と対策
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1. 購入するまでの導線が長い
購入完了までの導線が長いと煩わしさを感じてしまい、途中で離脱しやすくなります。ECサイトを利用するメリットの1つが手軽さであるため、遷移するページが多いとユーザーは購入を諦めてしまいます。 購入完了までの導線を短くするために、必要項目の入力画面を1ページにまとめましょう。 入力画面の最適化を指すEFOについては関連記事の「EFOとは入力フォームを改善して離脱を防ぐ施策|7つの手法と成功事例を紹介 」にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。 またボタンの配置を換えるだけでも操作性が改善できるため、利用者の多いデバイスに合わせて調整することで、スムーズに購入手続きを完了させられます。 カゴ落ちを防ぐページデザインについては、関連記事の「売上が伸びる商品ページのデザインにおける7つの共通点!参考になるサイトも紹介」にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。2. 想定よりも合計金額が高い
決済時に金額を確認して、想定よりも高いと感じて離脱するケースです。送料や手数料が加わることで想像以上に高く感じた時や、ページ遷移中に金額が確認できない仕様の場合に発生します。 別途送料などがかかる場合は、商品の金額と併記しておきましょう。また、合計金額を常に表示させておく仕様もおすすめです。カートを見た時の金額とずれがなくなるため、離脱防止につながります。3. 返品ポリシーに不満を感じる
返品ポリシーが明確ではないとユーザーが不安を感じてしまい、カゴ落ちしてしまう場合があります。具体的には「配送時の不備は返品不可」といった、ユーザー側で関与できないケースです。 可能な限りユーザー目線に寄り添った返品ポリシーを設定し、商品詳細ページに記載しましょう。自社の返品ポリシーを精査する際は、自身が普段から利用しているECサイトのポリシーと比較することで、違いに気づけることが多いです。4. アカウントを作るのに抵抗がある
購入時にアカウント登録が必要な場合、入力が面倒になってしまいサイトを離脱することがあります。個人情報を登録することへの懸念だけでなく「大量にメールが送られてこないか」気になる方もいるはずです。 システムの改修によりAmazonや楽天と連携できれば、ユーザーの利便性が向上します。すでにAmazonや楽天のアカウントを持っている方は、新たに個人情報を入力する手間がかからず、スムーズに購入できるからです。どうしても会員登録が必要な場合は入力する項目を減らすことで、ユーザーの負荷を軽減できます。5. 商品の到着が遅い
購入完了のボタンを押す直前でも、商品の到着予定を確認して想定以上に遅いと感じた場合は、他サイトでの購入を検討する可能性が高くなってしまいます。同じような特徴の商品であれば、ユーザーは早く受け取れるサイトを選ぶからです。 ユーザー目線で考えると、発送までの期間を可能な限り短縮することが理想です。配送期間の短縮が難しい場合は、商品ページに目安のお届け日数を記載しましょう。カートへ商品を入れる前に確認してもらうことで、カゴ落ちを防げます。6. 支払い方法の選択肢が少ない
自身が利用したい決済手段を選べないと、購入自体を諦めてしまうことがあります。仮にクレジットカード決済しか対応していない場合、持っていない人は購入できません。 対策としては、決済手段の選択肢を増やすことです。近年ではPayPayのような現金やクレジットカード以外の決済手段が増えており、選択肢が多いほどカゴ落ち防止につながります。7. エラーが発生する
ECサイト内で操作中にエラーが起きてしまうと、購入に不安を感じて離脱につながります。エラーが発生するケースは、以下のとおりです。- 商品が選択できない
- 操作中にエラーアラートが表示されて先へ進めない
- 在庫のない商品がいつまでも掲載されている
8. サイトの動作が遅い
サイトの動作が遅いと、カゴ落ちにつながります。ページ遷移中に読み込みが遅いとストレスを感じるため、購入自体を諦めてしまうからです。日頃からサイトの動作を高められるよう、管理することが大切です。 例えば画像や動画は、容量を圧縮してから公開しましょう。また購入の意思決定に影響を与えない画像や動画は、動作が遅くなるため削除します。ページの動作速度はSEOにも悪影響を与えてしまい、カゴ落ちだけでなくサイト流入の減少につながるため注意が必要です。9. カートに入れただけで購入意欲は高くない
サイトから離脱してしまう理由の中には、商品をカートに入れただけで購入意欲は高くないケースがあります。お気に入りやメモ感覚でカートにいれているため、購入まで考えていないケースが結果としてカゴ落ちにつながります。 事業者側が行える対策としては、一定期間カートに商品情報を残すことです。ユーザーの購入意欲が高まり再度訪問した際に、カートに入れた商品が残っていればスムーズに購入できます。 また「商品をカートに入れながらも購入していないユーザー」をリスト化して、リターゲティング広告を配信すると効果的です。一度自社サイトに訪れたユーザーに広告を出稿し、再訪問を促すことで購入につながります。 また、カゴに商品が残っていることをチャットコマース用いて伝えることで、再度想起してもらい購入につなげることもできます。チャットコマースの詳細は関連記事「チャットコマースの市場規模は132億円!導入手順やメリット・活用事例を解説」にて解説しているため、参考にしてください。カゴ落ち対策を検討するならECコンサルタントへの依頼がおすすめ
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まとめ|カゴ落ち対策は売上を伸ばすために重要なマーケティング施策
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