楽天でECサイトを運営しているけれど、RPP広告の「商品CPC」と「キーワードCPC」の違いがいまいち分からない…そんな悩みはありませんか? この記事では、楽天RPP広告の基礎知識から、商品CPCとキーワードCPCの違い、それぞれのメリット・デメリット、効果的な使い分けまで、初心者にも分かりやすく解説します。
Contents
楽天RPP広告におけるCPC設定方法のメリット・デメリット

商品CPCとキーワードCPCの定義を理解した上で、それぞれの広告設定方法がもたらす具体的なメリットとデメリットを深掘りします。これにより、読者が自社の広告戦略にどちらが適しているかを判断するための判断材料を提供します。費用対効果の最大化を目指す上で、各方式の長所と短所を把握することは不可欠です。
商品CPCのメリット・デメリット
商品CPCは、商品単位で入札単価を設定するシンプルな広告方式です。この方式には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
| 商品CPCのメリット | |
| 設定が容易 | 個々のキーワード選定が不要のため、広告設定の手間と時間を大幅に削減。(特に多商品店舗) |
| 広範なリーチ | 楽天が自動で関連性の高い検索結果やレコメンド枠に商品を露出するため、想定していなかった顧客層にもアプローチできる可能性があります。 |
| 新規商品の露出 | 新規出品したばかりの商品や、まだ知名度の低い商品でも、比較的容易に露出機会を増やせるため、認知度向上に貢献します。 |
| 商品CPCのデメリット | |
| ターゲティングの粗さ | 詳細なキーワード設定ができないため、検索クエリの精度が低くなることがある。クリック単価に対するコンバージョン率が低くなる可能性も。 |
| 意図しない表示の可能性 | 関連性の低いキーワードで表示されるリスクがあり、無駄なクリックが発生しやすい。 |
| 競合との差別化が難しい | 他店舗も同じ商品を商品CPCで出稿している場合、差別化が難しく、価格競争に陥りやすい傾向がある。 |
キーワードCPCのメリット・デメリット
キーワードCPCは、特定の検索キーワードに対して入札単価を設定する広告方式です。より詳細なターゲティングが可能になる一方で、運用には手間がかかります。
| キーワードCPCのメリット | |
| 精密なターゲティング | 狙いたい顧客層が検索するキーワードをピンポイントで設定できるため、広告の関連性が高まり、質の高いアクセスを集めやすい。 |
| 高いコンバージョン率 | 購買意欲の高いユーザーが検索するキーワードに絞って広告を表示できるため、クリックから購入に至る確率が高まる傾向にある。 |
| 費用対効果の改善 | 無駄なクリックを減らし、効率的に広告費を使用できるため、長期的に見て費用対効果の改善が期待できる。 |
| 競合との差別化 | 独自のキーワード戦略を立てることで、競合と異なるアプローチで顧客を獲得できる可能性がある。 |
| キーワードCPCのデメリット | |
| キーワード選定の手間 | 効果的なキーワードを選定するために、時間と労力をかけて市場調査や競合分析を行う必要がある。 |
| 競合による高騰リスク | 人気キーワードは競合が多く入札単価が高騰しやすい。予算によっては上位表示が難しくなる場合がある。 |
| 設定と管理の複雑さ | 多数のキーワードの設定・管理、効果測定や調整に専門知識と継続的な作業が求められる。 |
| 機会損失の可能性 | 設定していないキーワードからの流入機会を逃してしまう可能性がある。 |
| 最低金額が高い | キーワードCPCは40円からと、商品CPCより高額でコストがかかる |
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商品CPCとキーワードCPCの使い分け

楽天RPP広告を効果的に運用するためには、自社の状況や目的に応じて商品CPCとキーワードCPCを適切に使い分けることが重要です。ここでは、具体的なシナリオを例に、それぞれのCPC設定がどのような場合に有効かを見ていきましょう。
商品数が多い場合
商品数が非常に多い店舗の場合、一つ一つの商品に対して手動でキーワードを選定し、CPCを設定するのは現実的ではありません。このような状況では、商品CPCの活用が非常に有効です。商品CPCは、個別のキーワード設定が不要なため、登録されている膨大な商品を効率的に広告表示させることができます。
これにより、手間をかけずに広範囲のユーザーに商品をアピールし、潜在的な顧客との接点を増やすことが可能になります。
特定の商品をプッシュしたい場合
新商品や主力商品、キャンペーン対象商品など、特定の売れ筋商品を重点的にプッシュしたい場合は、キーワードCPCがその威力を発揮します。キーワードCPCを利用することで、その商品に特化したキーワードを選定し、検索連動型でユーザーに直接アプローチできます。
例えば、「人気ブランド名 新作ワンピース」といった具体的なキーワードを設定することで、購買意欲の高いユーザー層に的確に広告を届け、効率的な売上向上を目指すことができます。
検索キーワードを細かく設定したい場合
よりニッチなターゲット層にリーチしたい場合や、広告の費用対効果を細かくコントロールしたい場合は、キーワードCPCが適しています。キーワードCPCでは、具体的な検索キーワードを自由に設定できるため、競合が少ないニッチなキーワードで上位表示を狙ったり、特定の顧客層に絞ったプロモーションを展開したりすることが可能です。
これにより、無駄な広告費を削減しつつ、高いコンバージョン率を期待できるユーザーにアプローチしやすくなります。
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楽天RMSでのCPC設定方法
楽天RPP広告の運用を始めるには、楽天RMS(Rakuten Merchant Server)での設定が必須です。ここでは、商品CPCとキーワードCPCそれぞれの設定方法を具体的に解説します。
商品CPCの設定方法
商品CPCは、商品ごとに個別の入札単価を設定する方法です。以下の手順で設定を進めましょう。
- 楽天RMSにログイン: まず、楽天RMSにログインし、左側のメニューから「広告・アフィリエイト・楽天大学」→「1 広告(プロモーションメニュー)」→「検索連動型広告(RPP)」を選択します。
- 「商品・キーワード設定」タブをクリックします: 「キャンペーン管理」画面で、既存のキャンペーンを選択するか、新たにキャンペーンを作成します。
- 対象商品の選択: 広告を配信したい商品を選択します。商品管理番号で検索することも可能です。
- CPC単価の入力: 選択した商品ごとに、希望するCPC単価(1クリックあたりの費用)を入力します。
- 設定の保存: 入力が完了したら、Enterキーを押して変更を適用します。
キーワードCPCの設定方法
キーワードCPCは、特定の検索キーワードに対して入札単価を設定する方法です。
- 楽天RMSにログイン: 楽天RMSにログインし、「広告・アフィリエイト・楽天大学」→「1 広告(プロモーションメニュー)」→「検索連動型広告(RPP)」を選択します。
- 「商品・キーワード設定」タブをクリックします: 「キャンペーン管理」画面で、既存のキャンペーンを選択するか、新たにキャンペーンを作成します。
- キーワードの追加: 「キーワード」欄をクリックし、広告を表示させたい検索キーワードを入力します。
- CPC単価の入力: 追加したキーワードごとに、希望するCPC単価を入力します。キーワードの競合状況によって目安CPCは変動します。
- 設定の保存: 入力が完了したら、Enterキーを押して変更を適用します。
キーワード選定は売上に直結するため、ユーザーがどのようなキーワードで商品を検索するかをよく考慮し、定期的に見直すことが重要です。
広告効果測定と改善方法

広告運用において最も重要なのは、ただ広告を出すだけでなく、その効果を測定し、改善していくPDCAサイクルを回すことです。費用対効果を最大化するためには、このサイクルが不可欠です。ここでは、分析すべき指標や具体的な改善策の例を提示し、読者が実践的なスキルを身につけられるように解説します。
効果測定の重要性
広告効果の測定は、RPP広告運用において不可欠なプロセスです。単に広告を出稿するだけでは、どれだけの効果があったのか、どこに改善の余地があるのかを把握できません。効果を測定することで、広告費が無駄になっていないかを確認し、より効率的な運用戦略を立てることが可能になります。測定結果に基づいた改善は、広告費用対効果(ROAS)の向上に直結し、最終的には売上アップへと繋がります。
分析すべき指標
RPP広告運用で特に重視すべき指標は以下の通りです。これらの指標を定期的に確認し、広告の効果を正確に把握しましょう。
| 指標(略称) | 定義 | 算出方法の目安 |
|---|---|---|
| CTR(クリック率) | 広告が表示された回数に対して、クリックされた回数の割合です。高いほど、広告の魅力やキーワードとの関連性が高いことを示します。 | CTR = (クリック数 ÷ 表示回数) × 100 |
| CVR(コンバージョン率) | 広告がクリックされた回数に対して、商品購入や申し込みなどのコンバージョンに至った割合です。高いほど、商品ページや価格設定、商品そのものの魅力が高いと考えられます。 | CVR = (コンバージョン数 ÷ クリック数) × 100 |
| ROAS(広告費用対効果) | 広告費1円あたりでどれだけの売上があったかを示す指標です。高いほど費用対効果が良いと判断できます。 | ROAS = (売上 ÷ 広告費) × 100% |
| CPA(顧客獲得単価) | 1件のコンバージョンを獲得するためにかかった広告費です。低いほど効率的に顧客を獲得できていることになります。 | CPA = (広告費 ÷ コンバージョン数) |
改善策の例
効果測定の結果に基づいて、広告設定や商品ページ、キーワードなどをどのように改善していくか、具体的な施策例を以下に示します。
CTRが低い場合
- 商品名やサムネイル画像を見直し、より魅力的なものに変更する。
- キーワードと出品商品の関連性を高め、ユーザーの検索意図に合致させる。
- 入札価格を調整し、表示順位を改善する。
CVRが低い場合
- 商品ページの内容(説明文、画像、動画、FAQ)を充実させ、顧客の疑問や不安を解消する。
- 価格設定を見直す、またはクーポンや特典を付与する。
- レビューを増やす、またはレビュー内容を改善する。
- 購入までの導線をシンプルにし、手続きの煩雑さを軽減する。
ROASやCPAが悪い場合
- 成果の悪いキーワードや商品広告を停止または調整する。
- 入札価格を最適化し、無駄な広告費を削減する。
- キーワード設定を見直し、より購買意欲の高い層に絞り込む。
費用対効果を高めるためのその他の施策
RPP広告の効果を最大化するためには、広告設定だけでなく、商品ページやキーワード選定といった周辺施策も重要です。ここでは、広告以外の側面から売上向上に貢献するヒントを提供します。
魅力的な商品ページの作成
広告で集客できても、商品ページの内容が弱ければ購入にはつながりません。高品質で多角的な商品画像を用意し、使用シーンが具体的にイメージできる構成が重要です。説明文では特徴やメリットだけでなく、どんな悩みを解決できるのかを明確に伝えましょう。また、お客様のレビュー抜粋や、楽天ランキングでの上位表示画像での権威付けも効果的です。
さらに、FAQやお届け時の荷姿、困った時のサポート案内など整備することで、初めてのユーザーにも安心感を与え、コンバージョン率の向上につながります。
ターゲットに合わせたキーワード選定
キーワード選定は、キーワードCPCだけでなく商品CPCにも影響する重要な要素です。ユーザーがどんな言葉で検索するかを想定し、顧客視点で考えることが欠かせません。競合が少なく購買意欲の高いロングテールキーワードや、「商品名+特徴」といった具体的な語句を積極的に活用しましょう。
楽天の検索候補や関連ツールを使い、定期的にトレンドを見直すことも成果を伸ばすポイントです。
競合調査
競合調査は、自社の立ち位置や改善点を把握するために欠かせません。競合の商品ラインナップや価格帯、広告で使用しているキーワードや訴求内容を確認することで、市場の傾向が見えてきます。
また、競合の商品ページの構成やレビュー数、表現方法を参考にすることで、自社ページの改善ヒントを得られます。単なる価格競争に陥らず、付加価値で差別化できているかを見極めることが重要です。
まとめ
本記事では、楽天RPP広告の成果を高めるために重要な「商品CPC」と「キーワードCPC」について、違いや使い分け、運用ポイントを解説しました。商品CPCは手軽に広範囲へ露出でき、商品数が多い店舗に向いています。
一方、キーワードCPCは検索意図を絞った集客が可能で、売れ筋や注力商品を伸ばす際に有効です。それぞれのメリット・デメリットを理解し、目的に応じて使い分けることが重要です。
また、広告は設定後の分析と改善が不可欠で、RMSデータをもとに入札やキーワードを見直すことで、費用対効果を高め、売上最大化につなげることができます。
楽天RPP広告や商品CPC、キャンペーンCPCなど。不明点がございましたらいつでもご相談ください。




