Amazonで海外発送するやり方をわかりやすく紹介!手順と費用を解説します!

「海外の購入者にも商品を届けたい」とお考えのAmazon出品者様は多いのではないでしょうか。海外発送は手続きや費用が複雑そうで、一歩踏み出せない方もいるかもしれません。しかし、それぞれの方法の特徴と手順を正しく理解すれば、自社に最適な選択肢が必ず見つかります。

この記事では、Amazonで海外発送を行う3つの主要な方法を、手順や費用、注意点も交えて分かりやすく解説します。この記事を読めば、自社に最適な海外発送の方法が見つかり、スムーズに海外販売をスタートできます。

Amazon海外発送の基本知識

Amazonで海外発送するには、Amazonの物流網を活用する「Amazonグローバルセリング」、自社で梱包・発送を行う「自己発送」、専門業者に委託する「発送代行サービス」があります。

それぞれにメリット・デメリットがあり、取り扱う商品に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。まずは、これらの基本的な違いを理解しましょう。

海外発送が利用できるケースと制限

Amazonで海外発送を行うには、出品者アカウントが健全な状態であり、発送先の国や地域がAmazonの対象エリアであることが大前提です。その上で、販売する商品によっては、法律や安全上の理由から海外発送が厳しく制限される点に注意が必要です。

例えば、リチウムイオン電池を含む電子機器、香水やスプレー缶などの可燃性液体、多くの食品や植物は、航空輸送上の危険物や各国の複雑な輸入規制に該当するため、発送できないケースがほとんどです。これらの規制を知らずに発送すると、税関での没収や返送、最悪の場合は罰金につながる恐れもあります。

トラブルを未然に防ぐため、事前にセラーセントラルで発送対象国を必ず確認し、出品商品が発送先の国で禁制品に指定されていないかをダブルチェックすることが不可欠です。

関連記事:Amazon越境ECの始め方と成功のポイント|海外販売の仕組みや市場動向も解説

Amazonグローバルと自己発送の違い

「Amazonグローバルセリング(Amazonグローバルセリング)」は、商品をAmazonの倉庫に預けるだけで、海外からの注文処理、梱包、発送、さらには多言語でのカスタマーサービスまでAmazonが一括で代行するサービスです。物流業務を完全に自動化できるため、出品者は販売活動に専念できるのが最大のメリットです。

一方、「自己発送」は、注文が入る都度、出品者自身が商品を梱包し、国際郵便や民間のクーリエを使って発送する方法を指します。FBA手数料がかからないためコストを抑えられますが、インボイス作成や梱包資材の準備、配送業者の選定など、全ての作業を自社で行う手間が発生します。

ただし、取扱量によってはFBAを利用した方が送料や人件費を含めて安くなる場合もあるため、コストを比較したうえで最適な方法を選ぶことが重要です。

代行サービスを利用する方法

「海外発送代行サービス」は、FBAと自己発送の中間に位置する選択肢です。外部の専門業者が、商品の保管からピッキング、梱包、複雑なインボイス作成、そして通関手続きまで、海外発送に関わる全工程を一貫して代行します。

Amazon以外の自社ECサイトや楽天市場など、複数の販売チャネルを運営している場合に特に有効で、在庫を一元管理できるため販売機会の損失を防げるのが大きなメリットです。

また、商品へのチラシやお礼状の同梱、ギフトラッピングといった、FBAでは難しい独自のブランディング施策に対応できる業者も多く、顧客満足度向上に繋がります。サービス内容や料金体系は業者ごとに大きく異なるため、自社の商材や発送量に合った最適なパートナーを慎重に選ぶことが成功の鍵となります。

【手順解説】Amazon海外発送の具体的なやり方

ここでは、前述した3つの海外発送方法について、それぞれの具体的な手順を解説します。Amazonグローバルセリングは設定のシンプルさ、自己発送は自由度の高さ、発送代行は専門性という特徴があります。

それぞれの利用手順を理解し、自社の運用に最も合う方法の導入イメージを掴んでいきましょう。

Amazonグローバルセリングの利用手順

FBAを利用した海外発送の開始手順は、驚くほどシンプルです。まず、Amazonセラーセントラルにログイン後、画面右上にある歯車アイコンの「設定」ドロップダウンメニューから「FBAの設定」ページにアクセスしてください。ページ内に「FBA海外配送の設定(FBA Export)」という項目がありますので、「編集」をクリックし、ステータスを「有効にする」に変更します。

これを有効にするだけで、追加費用なしにFBA在庫が海外販売の対象となります。特定の国への発送を希望しない場合は、この画面で簡単に対象国を除外設定することも可能です。あとは通常通り商品をFBA倉庫へ納品すれば、海外からの注文に対しAmazonが自動的に発送処理を開始してくれます。

関連記事:AmazonのFBAとは?メリット・デメリットや手数料を解説

自己発送の利用手順

自己発送で海外へ届ける場合、まずセラーセントラルの「配送設定」から海外発送を有効化し、国や地域ごとの配送料を詳細に設定します。海外の購入者から注文が入ると、注文管理画面で通知が届くので、内容を確認して商品をピッキングし、破損しないよう丁寧に梱包します。

次に、日本郵便やDHLなどの配送業者のウェブサイト、または営業所の窓口で、送り状と税関告知書(インボイス)を作成。インボイスには発送元・発送先情報、商品名、数量、単価、合計金額などを正確に英語で記載する必要があります。最後に作成した書類を荷物に添付し、配送業者に引き渡せば手続きは完了です。

海外発送代行の利用手順

まず、複数の海外発送代行業者を比較検討し、自社のビジネスモデルや商材に最も適したサービスを選定して契約を結ぶ必要があります。契約後、代行業者が指定する方法に従って、販売商品を国内の指定倉庫へと納品します。自社ECサイトなど、Amazon以外のチャネルと在庫を連携させる場合は、多くの場合API連携などのシステム設定が必要です。

海外から注文が入ると、その注文情報が代行業者へ自動的に送信されるか、手動で出荷依頼を作成します。依頼を受けた業者が梱包から発送までを代行し、完了後に追跡番号が出品者に通知されるという流れが一般的です。

Amazon海外発送の費用・料金の内訳

海外発送のコストは、国内発送よりも複雑です。主な費用は「配送料」ですが、それに加えて「関税・輸入税」や、FBAを利用する場合の「追加手数料」などがかかります。これらの費用構造を理解しないまま販売すると、想定外のコストで利益がなくなってしまう可能性もあります。

基本的な配送料の目安

海外発送の配送料は、国内配送と比較して変動要素が多く、荷物の「実重量」と「容積重量」のどちらか重い方、そして「発送先の国・地域」「配送スピード」の組み合わせによって決まります。例えば、1kgの荷物をアメリカへ送る場合、日本郵便のEMS(国際スピード郵便)であれば数千円程度が目安ですが、民間の国際クーリエ(DHL、FedExなど)を利用すると、より速い分、料金は高くなる傾向があります。

自己発送の場合は、各配送業者が提供するウェブサイトの料金シミュレーターで、事前に正確なコストを把握しておくことが重要です。Amazonグローバルセリングでは、国別に定められた配送代行手数料が適用されます。

関税・輸入税・付加コストの仕組み

商品を海外へ発送する際、多くの国では受け取る側である購入者に対して「関税」や、日本の消費税にあたる「輸入税(付加価値税など)」が課せられます。この税額は、商品のHSコード(品目分類番号)、申告価格、そして発送先の国の法律や税率に基づいて決定されます。

これらの税金は、原則として購入者が荷物を受け取る際に支払う義務がありますが、この仕組みを知らない購入者との間でトラブルになることも少なくありません。そのため、商品説明ページに「関税等が発生した場合は購入者様の負担となります」と明確に記載しておくことが、リスク回避のために非常に重要です。

FBA利用時の追加費用と注意点

Amazonグローバルセリングを利用する場合、国内FBAで発生する基本手数料(在庫保管手数料など)に加えて、「FBA海外配送手数料」が1商品ごとに追加で発生します。この手数料は、発送先の国や商品のサイズ、重量によって細かく設定されているため、事前にセラーセントラルの料金表で確認が必須です。

配送業者と配送オプションの比較

自己発送で海外へ商品を届ける場合、どの配送業者を選ぶかが非常に重要です。スピード、料金、信頼性など、各社に異なる特徴があります。ここでは、日本から利用できる主要な国際配送サービスを比較し、自社の商品や販売戦略に合った業者の選び方と、コストを最適化するポイントについて解説します。

主要配送業者(EMS・DHL・FedEx・UPS)の特徴

自己発送で利用できる代表的な配送業者として、日本郵便の「EMS(国際スピード郵便)」と、民間の国際クーリエである「DHL」「FedEx」「UPS」が挙げられます。EMSは世界120以上の国や地域を網羅し、比較的リーズナブルな料金設定のため、個人事業主や小規模な事業者によく利用されています。

一方、DHL、FedEx、UPSといった国際クーリエは、自社で航空機を運用しているため配送スピードと輸送品質の高さに定評があり、特にBtoBの取引や高価な商品を扱う際に強みを発揮しますが、料金はEMSより高額になる傾向があります。

追跡サービスと配送スピードの比較

海外発送においては、荷物が今どこにあるのかをリアルタイムで確認できる「追跡サービス」の有無が、購入者の安心感に直結します。現在では、EMSを含む本記事で紹介した主要な国際配送サービスには、ほぼ標準で追跡機能が付帯しています。配送スピードは、基本的に料金とトレードオフの関係にあります。

EMSはアジア圏であれば2〜5日、欧米でも1週間程度での到着が目安です。一方、DHLやFedExなどの国際クーリエは、さらに高速なエクスプレスサービスを提供しており、料金は上がりますが最短1〜3日で世界中の主要都市へ届けることも可能です。

コスト最適化のポイント

海外発送のコストを最適化するための第一歩は、複数の配送業者の料金を丁寧に比較検討することです。発送する商品の重量やサイズ、配送先の国によって、最もコストパフォーマンスに優れた業者は常に変動します。また、多くの国際クーリエサービスでは、月間の発送量に応じて法人契約を結ぶことで、通常よりも大幅に割引された料金が適用される場合があります。

一定量の発送が見込める場合は、複数社から見積もりを取り、契約を検討する価値は十分にあります。緊急性を要しない商品であれば、到着まで少し時間がかかる安価な配送方法(国際eパケットなど)を選択するのも賢い方法です。

海外発送のよくあるトラブルと対処法

万全の準備をしても、海外発送には予期せぬトラブルがつきものです。配送の遅延や商品の紛失、関税を巡る問題など、事前に典型的なトラブル事例とその対処法を知っておくことで、いざという時に冷静に対応できます。ここでは、海外発送で起こりがちなトラブルと、その解決策、そして顧客とのコミュニケーションを円滑に進めるためのポイントを解説します。

配送遅延や紛失が起きた場合の対応

荷物の追跡情報が特定の場所から数日間更新されなくなったり、到着予定日を大幅に超過したりした場合は、まず利用した配送業者に速やかに調査を依頼する必要があります。その際、発送時に受け取った伝票の控えに記載された追跡番号が必須となります。

調査には時間がかかることもあるため、購入者には現在の状況を誠実に説明し、不安を与えないよう丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。

万が一、紛失と判断された場合は、配送業者が定める補償規定に従って損害賠償の手続きを進めると同時に、購入者には返金または代替品の再送といった対応を迅速に行うことが信頼維持につながります。

追加料金・関税トラブルの回避策

海外発送で頻発するトラブルの一つが、関税を巡る問題です。購入者が関税の支払いを拒否したり、想定外の高額請求に不満を抱いたりするケースは少なくありません。これを回避するためには、商品説明ページや店舗情報ページに「輸入関税等が発生した場合、その費用は購入者様の負担となります」という旨を明確に記載しておくことが最も重要です。

また、税関に提出するインボイスには、必ず正確な商品価格を記載しましょう。関税を安くするために価格を不当に低く記載すると、虚偽申告とみなされ、荷物の没収や罰金といった深刻なペナルティのリスクがあります。

カスタマーサービスへの効果的な相談方法

配送トラブルなどが発生し、Amazonのテクニカルサポートに相談する際は、事前に情報を整理し、問題点を簡潔に伝えることが迅速な解決につながります。まず、対象の注文番号、追跡番号、問題が発生した具体的な日時、購入者とのこれまでのやり取りの経緯などを時系列で正確にまとめましょう。

その上で、感情的にならず、事実に基づいて客観的な言葉で「何に困っていて、どうしてほしいのか」を具体的に伝えることが重要です。担当者も状況を正確に把握しやすくなり、よりスムーズで的確なサポートが期待できます。必要に応じて、やり取りのスクリーンショットなどを添付するのも有効です。

関連記事:Amazonセラーセントラルの使い方|できることや登録手順、初心者向け特典まで解説

まとめ

Amazonでの海外発送は、「Amazonグローバルセリング」「自己発送」「発送代行」の3つの方法があり、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。事業規模や扱う商品、かけられる手間やコストを総合的に考慮し、自社に最適な方法を選択することが成功の鍵です。

本記事で解説した手順や費用、注意点を参考に、ぜひ海外への販路拡大に挑戦してみてください。まずは少数の商品からテスト的に始めてみるのも良いでしょう。

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記事を書いた人

FORCE-R管理者

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