- Amazon広告ってなに?
- Amazon広告の種類や特徴は?
- Amazon広告を成功させるには?
上記のようにお悩みではないでしょうか。
競合が多いAmazonでの売上を伸ばしていくために、Amazon広告は不可欠な施策です。しかし広告費というコストがかかることもあり、始める前にAmazon広告について十分理解しておかなければなりません。
そこで本記事ではAmazon広告のメリットや種類・特徴、成功させるコツを解説します。「Amazon広告で売上をアップさせたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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Contents
Amazon広告とは
Amazon広告とはAmazonが提供するサービスの総称のことです。さまざまな広告サービスのなかで、唯一、Amazonのサイトやアプリを利用するユーザーに配信できます。
Google広告やYahoo!広告と比べるとマイナーですが、出稿は難しくありません。Amazonに出品している事業者であれば簡単に設定・出稿できます。
Amazon広告を出稿する2つのメリット
Amazon広告のメリットは「費用対効果が高い」「Amazon内での検索順位が上がる」の2点です。
1. 費用対効果が高い
Amazon広告はリスティング広告やSNS広告と比較しても費用対効果が高いツールです。
Amazon広告では主にAmazonのサイト・アプリ内のユーザーに広告を配信します。「商品を買いたい」と思っている顕在層ユーザーを狙い撃ちできるため、CVRが高くなり無駄な広告費用を抑えられるのです。
またAmazon広告はクリック課金制が基本で、ユーザーにクリックされない限り費用が発生しません。費用の仕組みを踏まえても、Amazon広告はCPAを抑えて刈り取りを行うツールに適しています。
2. Amazon内での検索順位が上がる
Amazon内での検索順位アップを期待できることも、Amazon広告のメリットです。
Amazonの検索エンジン(最新版「A10」)は、直近で売れている商品を評価すると言われています。Amazon広告に出稿して売上が伸びれば検索エンジンからの評価がアップし、Amazon SEOで上位表示されるのです。
ただし広告を出稿自体にプラスの意味はありません。「Amazon広告を出稿したけれど全然売れない」という状況では検索順位も上がらない点に注意しましょう。
Amazon広告の種類と特徴
Amazon広告のなかでも特に押さえておきたいのは「スポンサープロダクト広告」「スポンサーブランド広告」「スポンサーディスプレイ広告」の3種類です。3つをまとめて「スポンサー広告」と呼ぶ場合もあります。
出稿可能な出品プラン | ブランド登録の要否 | 広告の主な表示箇所 | 広告の遷移先ページ | |
スポンサープロダクト広告 | 大口出品のみ | 不要 | 検索結果ページ、商品ページ | 商品ページ |
スポンサーブランド広告 | 大口出品のみ | 必要 | 検索結果ページ、商品ページ | ストアページ、複数の商品ページ |
スポンサーディスプレイ広告 | 大口出品のみ | 必要 | 検索結果ページ中段、商品ページ | 商品ページ |
※ブランド登録とは
…商標権者として自社ブランドをAmazonに登録すること。広告出稿だけでなく、商品カタログ編集権限の独占や転売防止といったメリットがある。
下記では、3つのスポンサー広告の特徴やターゲティングについてより詳しく解説します。
1. スポンサープロダクト広告
出稿可能な出品プラン | 大口出品のみ |
ブランド登録の要否 | 不要 |
広告の主な表示箇所 | 検索結果ページ、商品ページ |
広告の遷移先ページ | 商品ページ |
スポンサープロダクト広告の特徴
スポンサープロダクト広告は、主にキーワードに対して出稿する形式のAmazon広告です。従来のWeb広告のなかではリスティング広告と似ています。
下記のような理由から、Amazon広告を始めるならまずはスポンサープロダクト広告がおすすめです。
- オーガニック掲載商品と同じフォーマットなため、広告感が薄く売れやすい
- キーワードを狙えるため、購買意欲の高いユーザーをターゲティングして費用対効果を改善しやすい
- ブランド登録が不要なため、出稿のハードルが低い
- クリエイティブが自動生成されるため、出稿や運用の手間が小さい
スポンサープロダクト広告のターゲティング
スポンサープロダクト広告で利用可能なターゲティングは「キーワード」と「商品」の2種類です。ターゲティングの仕方はさらにマニュアルとオートに分かれています。
マニュアルのキーワードターゲティングで運用する場合、見込み顧客が検索しそうなキーワードを設定しましょう。ドライヤーを出品している場合は「ドライヤー」「ドライヤー 速乾」などです。
商品でターゲティングする場合は、同じ商品ジャンルや競合製品を選択しましょう。
▼関連記事
Amazonスポンサープロダクト広告とは?費用相場や始め方を解説
2. スポンサーブランド広告
出稿可能な出品プラン | 大口出品のみ |
ブランド登録の要否 | 必要 |
広告の主な表示箇所 | 検索結果ページ、商品ページ |
広告の遷移先ページ | ストアページ、複数の商品ページ |
スポンサーブランド広告の特徴
スポンサーブランド広告は、単一商品ではなくブランドやその複数商品をプロモーションする形式のAmazon広告です。ブランドロゴやブランド名をクリックすると、商品ページではなくAmazonストアページへ遷移します。
※Amazonストアとは
…ブランドやその商品をまとめて紹介できるページのこと。
商品の販売促進だけでなく、ブランドとしての認知拡大にも効果的なAmazon広告がスポンサーブランド広告です。出稿にあたっては、ブランド登録やクリエイティブ作成が必要な点に注意しましょう。
スポンサーブランド広告のターゲティング
スポンサーブランド広告のターゲティング方法は、スポンサープロダクト広告と同じくキーワードと商品の2種類です。ただしスポンサーブランド広告にはオートターゲティングがなく、手動でキーワードを設定しなくてはなりません。
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Amazonスポンサーブランド広告とは?費用・始め方・成功させるコツを解説
3. スポンサーディスプレイ広告
出稿可能な出品プラン | 大口出品のみ |
ブランド登録の要否 | 必要 |
広告の主な表示箇所 | 検索結果ページ中段、商品ページ |
広告の遷移先ページ | 商品ページ |
スポンサーディスプレイ広告の特徴
スポンサーディスプレイ広告は、Amazonのスポンサー広告のなかでも特に幅広い掲載面に配信できる手法です。Amazon外のユーザーにも広告を配信可能なため、広告予算を増やしてアクセルを踏んでいきたい場合には検討してみましょう。
スポンサーディスプレイ広告のオーディエンスキャンペーンでは、ディスプレイクリエイティブがAmazon外のアプリやサードパーティのウェブサイト(Twitch*など)に加え、Amazon内のトップページ、商品詳細ページ、商品検索結果ページの掲載枠にも表示される
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スポンサーディスプレイ広告で忘れてはならないのが、リマーケティングができることです。特定の商品を閲覧・購入したユーザーを追跡して広告配信できるため、高い費用対効果を期待できます。
スポンサーディスプレイ広告のターゲティング
スポンサーディスプレイ広告で利用できるターゲティングは商品とオーディエンスの2種類です。
オーディエンスターゲティングでは、Amazon内の行動履歴にもとづいてAIが興味・関心を判断し、広告を配信します。特にリマーケティングは費用対効果が高いため、ぜひ活用したいターゲティング方法です。
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Amazonスポンサーディスプレイ広告とは?ターゲティングやブランド登録との関係も解説
Amazon広告を成功させる3つのコツ
Amazon広告を成功させるコツは次の3つです。
- 商品ページを充実させる
- ターゲティングを絞る
- ターゲティングや成果に合わせてクリック単価を調整する
上記のポイントを押さえて運用できるかどうかで、Amazon広告の費用対効果は大きく異なります。必ず実施前に理解しておきましょう。
1. 商品ページを充実させる
Amazon広告を成功させる1つめのポイントは、商品ページを充実させることです。
広告を利用して集客できても、商品ページが魅力的でなければ売上にはつながりません。競合他社も参考にしつつ、商品ページの下記のような項目を充実させていきましょう。
- 商品名
- 商品画像
- 商品仕様
- 商品紹介コンテンツ
商品名や商品画像は、スポンサープロダクト広告において広告クリエイティブとして利用されます。CVRだけでなくCTRにも関わる要素となっているため、Amazon広告を運用する際は特に重視したい箇所です。
商品ページのより具体的なポイントは下記の記事をご覧ください。
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2. ターゲティングを絞る
ターゲティングを絞ることも、Amazon広告を成功させるうえで重要なポイントです。
一般的にターゲティングを広くするほどCVRは低くなります。CPAの抑制を優先してAmazon広告を配信する場合は、ターゲティングを絞りましょう。具体的には下記のような例が挙げられます。
- CVが出ているキーワードだけに配信する
- 商品ジャンルではなく個別商品でターゲティングする
- リマーケティングを優先する
ただしAmazon SEO効果を狙う場合や売上を一気に伸ばしたい場合は、必ずしもCPAの抑制が何より重要とは限りません。Amazon広告の目的や予算に合わせてターゲティングを調整しましょう。
3. ターゲティングや成果に合わせてクリック単価を調整する
Amazon広告を運用する際は、ターゲティングに合わせてクリック単価を調整しましょう。
具体的には、大きな成果を期待できる、もしくは実際に成果が出ているターゲティングのクリック単価を高くします。CVが多いキーワードやスポンサーディスプレイ広告のリマーケティングなどが代表例です。商品自体のCVRを基準にした調整も必要でしょう。
またAmazon広告の成果とは直接的に関係ありませんが、SEO効果を狙う場合、Amazon SEOで上位表示させたいキーワードの入札単価を引き上げます。Amazonの検索エンジンは、「直近売れているか」だけでなく「どのキーワードから売れているか」も評価に含めるためです。
Amazon広告の2つの注意点
Amazon広告を実施する場合は「カートを獲得できているか」「十分な在庫を確保できているか」の2点に注意しましょう。
1. カートを獲得できていることが必要
自社の出品商品がカートを獲得できていない場合、Amazon広告を配信できません。
Amazon広告で配信する商品はASINで決まります。自社で出品している商品がカートを獲得できていなければ、広告を出稿しても商品は売れません。
まずはカートを獲得できているかどうか確認しましょう。できていない場合は先にカート獲得の施策が必要です。
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2. 十分な在庫の確保が必要
Amazon広告を配信する前に、十分な在庫を確保しましょう。
広告によって急激に売上が伸びて在庫切れに陥ることを防ぐためです。在庫不足は機会損失になるだけでなく、Amazon SEOに悪影響を与えて長期的な売上減少につながってしまいます。
あらかじめ広告予算から売上件数を予測し、十分な在庫を確保しておくことが必要です。
Amazon広告の代行・コンサルティングならFORCE-R
FORCE-Rでは、Amazon広告をはじめとしたAmazon運営の代行・コンサルティングを行なっております。豊富なコンサルティング経験により培ったノウハウをもとに、クライアント様を売上最大化へ導くことが可能です。
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まとめ|Amazon広告を活用して売上をアップさせよう
本記事ではAmazon広告の基礎知識や成功させるポイントをご紹介しました。
Amazonは出品しやすいECモールですが、その分競合が多いことも特徴です。売上を伸ばしていくためにはAmazon広告の出稿が欠かせません。まずはスポンサープロダクト広告から、Amazon広告を活用して新規獲得を増やしましょう。
「Amazon広告を出稿したいけれど自信がない」「広告運用リソースがない」という方は、ぜひFORCE-Rへご相談ください。運営代行やコンサルティングなど御社に合った形でAmazon運営をサポートし、売上を最大化いたします。