カゴ落ちする理由とは?リマインド通知の重要性についても解説

FORCE-R株式会社は、業界初の「消費者の声」を活用したEC支援サービス「Commerce INSIGHT」を提供しています。

我々FORCE-Rに相談をいただく内容の中で、カゴ落ちについての質問も多く、悩んでいる方が多い項目でした。

そこで「Commerce INSIGHT」で実施したアンケート調査の一部で、「消費者のオンラインショッピングの際に消費者がどのような状況で購入を断念し、サイトを離れるのかについての行動調査」を実施しました。

この記事では、その結果について紹介しますので、同様のお悩みをお持ちの方は是非、カゴ落ち対策の参考にしてください。

調査概要

【調査内容】
「オンラインショップの離脱」に関するアンケート調査
消費者のオンラインショップで購入断念するキッカケ、サイトを離れる理由などに関する行動調査。

【アンケート調査期間】
2024年10月07日~10月10日

【アンケート対象者】
オンラインショップを月に2~3回以上の頻度で利用するユーザー
20代~60代以上/250名

【調査方法】
インターネット調査

【対象選定方法】
アンケートをもとに、所定の条件に合致する対象者を抽出

全体の約6割がすぐに購入しないけどカート追加をする

今回、オンラインショップにて「今すぐに購入するつもりではないが、とりあえずカートに入れていた」という経験があるかをユーザーに調査したところ、59%の方が「経験がある」と回答しました。

さらに、「とりあえずカートに入れた」と回答されたユーザーに対して、「カート追加後から時間が経過し、再度訪問して購入しようと思ったが、購入するタイミングを逃しまったことがあるか」と質問したところ、なんとユーザーの58%が「購入のタイミングを逃してしまった」と回答。半数以上のユーザーがカート追加後にそのまま放棄していることが明らかになりました。

また、タイミングを逃してしまった理由について聞くと、「商品が売り切れていたから」がトップで、次いで「セール時期が終わっていたから」でした。

これらの結果から、消費者が購入タイミングを逃す主な要因は、在庫切れやセール期間の終了であることがわかります。

■オンラインショップにて今すぐに購入するつもりではないが、とりあえずカートに入れていたという経験はございますか?

カゴ落ち調査円グラフ

■カート追加後から時間が経過し、再度訪問して購入しようと思ったが、購入するタイミングを逃しまったことはございますか?

カゴ落ち調査円グラフ

■どんな理由で見逃してしまったかを教えてください

カゴ落ち調査棒グラフ

会員登録で購買タイミングを逃さない!消費者が求めるリマインド通知のあり方

「リマインドを受け取れると嬉しいのか」という調査をしたところ、56.4%の方が、「いいえ」という回答になりました。20〜40代に限定して見ると60%の方が「はい」と回答しており、年齢層によって反応に違いがあることがわかりました。

また、購入のタイミングに関する調査を行ったところ、66%の方が「タイミングを逃さないのであれば、会員登録をする」という回答結果になりました。

この結果から、消費者は自分の購入タイミングを逃したくないという強い意識を持っており、会員登録をすることで、リマインダーや通知などの利便性を受け取りたいと考えている可能性があります。

今回の調査結果から、各消費者や年代にあったリマインド対応をすることで、自分のペースで購入決定をしやすくなり、ECサイトの再訪問や購入率の向上に繋がると考えられます。

■購入のタイミングを逃さないように、お店側からのリマインド(連絡)を受けれると嬉しいですか?(※年齢別)

カゴ落ち調査棒グラフ

■購入のタイミングを逃さないためであれば、会員登録を行いますか?

カゴ落ち調査円グラフ

まとめ

改善したくても中々改善出来ない【カゴ落ち率】に悩まされているECサイトの事業者は多くいらっしゃると思います。

様々な企業の調査データでも、カゴ落ち率の平均は65%程度だといわれていますが、冷静に考えると、カートに入った商品の内購入されない割合が65%って高すぎますよね。

今回の調査では、高すぎるカゴ落ち率の正体が【購入検討段階でカートに入れて、そのまま購入に至っていないユーザーが非常に多い】ということが分かりました。この事実で事業者側で出来ることは、やはり【リマインド】だと考えます。

カート放棄に対するリマインドの仕組みはありますので、活用することをおすすめします。また、購入タイミングを逃してしまった理由として、「商品が売り切れていた」という回答が多いため、一部カートのオプション機能になりますが、「お気に入り登録商品のリマインドメール」というものもありますので検討してみてください。

購入タイミングを逃さないために会員登録をして店舗から情報を受け取りたいという声も多かったので、このユーザー心理を活かして、会員登録を促して会員登録数も増やし、カゴ落ち率も改善するという一石二鳥を狙いましょう!

FORCE-Rでは上記のような市場調査をもとにECサイトの売上改善のためのサポートを実施しています。

「自身の店舗の調査を実施して欲しい」や、「調査をもとにした戦略を考えて欲しい」などのご要望がございましたら、こちらからお問合せください。

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記事を書いた人

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Webマーケティング事業部

服部卓海

前職はプロダンサーとして活躍。コロナ禍で仕事が激減したことをきっかけに新たな挑戦を決意。FORCE-Rにジョインし、マーケティングおよびコンサルティングなど、さまざまな分野での戦略立案や課題解決に取り組んでいる。

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