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【出品者向け】Amazonセールの種類・特徴や売上アップ施策を解説

  • Amazonセールってなに?
  • Amazonセールにはどんな種類があるの?
  • Amazonセールで売上を上げるにはどうすればいい?

Amazonには6種類の「ビッグセール」と呼ばれるセール期間があります。ビッグセールはAmazonから選定されないと活用できません。

自社の商品をビッグセールへと押し上げるために、種類が豊富Amazonセールを注目しましょう。常時開催されているため、ビッグセールの対象となる足掛かりとして申請し、活用するといいです。

ビッグセールと、それ以外のAmazonセールの種類と特徴に触れつつ、売上アップの施策を解説します。

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Amazonビッグセールの6種類とその特徴【時系列】

Amazonにはユーザーの購買意欲を刺激する「ビッグセール」と呼ばれる6種類のセール期間が存在します。

  1. 初売りセール
  2. 新生活セール
  3. Amazonプライムデー
  4. Amazonブラックフライデー
  5. Amazonサイバーマンデー
  6. 年末の贈り物セール
  7. 【番外編】タイムセール祭り

Amazonで効率よく売上を伸ばすためには、ビッグセールの活用が欠かせません。個別の特徴があるので、時系列の順にそれぞれのビッグセールを詳しく見ていきましょう。

1. 初売りセール

年明けすぐの1/2~1/6ごろの4日間に開催されるのが「初売りセール」です。時期的に世間の初売りイベントと被ることから、ユーザーの購買意欲も高まっていて、売上が伸びやすいという特徴があります。

また、さまざまなカテゴリーの商品を詰め合わせた「Amazon福袋」も登場します。購入前に中身を知りたいユーザー向けに、中身を明示した売り方も可能です。

2. 新生活セール

3/20~3/30ごろに4日間に渡って開催されるのが「新生活セール」です。家電やパソコン機器、日用品など新生活に必要なものがセール販売されます。

メインターゲットは新しい環境下で生活を始める人ですが、それ以外の人にとっても魅力的なセール品が並ぶので、購入者はさまざまです。

3. Amazonプライムデー

7月中旬に2日間に渡って開催されるセールが「Amazonプライムデー」です。名前の通り、プライム会員限定のセールになっています。

日数が短く会員限定のセールですが、値下げ幅が大きく対象商品も多いためAmazonで最大規模のセールといえるでしょう。

Amazonのヘビーユーザーは、このタイミングを見計らって購入するものを検討しているので、売り手にとっては絶好の商機といえます。

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4. Amazonブラックフライデー

11月の第4金曜日から1週間に渡って開催されるセールが「Amazonブラックフライデー」です。

アメリカの小売商戦である「ブラックフライデー」を模したもので、日本でも開催されています。

日用品や食品がメインでしたが、後述するサイバーマンデーが無くなったことで、より広いジャンルがセールの対象品になりました。

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5. Amazonサイバーマンデー

ブラックフライデー翌日からのセールとして開催されるのが「Amazonサイバーマンデー」です。

主に家電やパソコン機器などが対象となるセールですが、2021年と2022年には開催されていません。

もともとサイバーマンデーは、12月のボーナス時期に合わせたセールでした。それがブラックフライデー直後に移動したことから、吸収される形になっています。

6. 年末の贈り物セール

クリスマスシーズンである12月初旬~半ばの4日間に渡って開催されるセールが「年末の贈り物セール」です。

子供向けのおもちゃだけでなく、アクセサリーや時計などの高額商品も対象になっていましたが、2021年と2022年は開催されていません。

【番外編】タイムセール祭り

ビッグセールがない月を中心に開催されるのが「タイムセール祭り」です。セール品だけを狙うユーザーに向けて、継続的に商品を訴求する力があります。

ビッグセールほどではないですが、割引率が高く商品数も多いと言えるでしょう。購入時に付いてくるポイントが増えるポイントアップキャンペーンも併せて行われます。

Amazonビッグセールに参加する5つの方法

Amazonビッグセールの対象になるためには、5種類のAmazonセールを活用する方法があります。

  手数料 特徴
数量限定タイムセール あり 数量限定でほぼ毎日開催
7日間のタイムセール あり 数量に限定はなく日数が長い
特選タイムセール なし 対象商品が少ないが、割引率が大きい
プライム会員限定割引 なし プライム会員のみが対象
クーポン・ポイント付与 クーポンはあり
ポイント付与はなし
Amazonのタイムセールではなく、自社で設定

特選タイムセールを除き、申請もしくは設定することで活用できます。

Amazonセールで売上の実績を作ればオーガニック順位アップに繋がります。セール期間外でも売れやすくなることで、ビッグセールの対象品に選定される可能性が出てくるでしょう。普段から5種類のAmazonセールを活用することが大切なのです。

種類ごとに異なるAmazonセールの特徴について詳しく見ていきましょう。

1. 数量限定タイムセール

「数量限定タイムセール」はほぼ毎日開催される、手数料が必要なセールです。ビッグセールに選定されるため、ぜひとも普段から申請しておきたいAmazonセールです。

ユーザーは商品の残数を確認できるため、残数わずかとなったときの焦りが購入につながりやすいメリットがあります。

数量限定タイムセールの参加・申請方法

数量限定タイムセールの日時は、タイムセールを実施する予定日時の少なくとも1週間前にはセラーセントラルに通知が来ます。(参考:amazon seller central)

参加・申請方法は、条件を満たした上で広告タブ「タイムセール」から申請します。タイムセールには「大口出品者に限る」「1ヶ月あたり5件以上の評価を取得していること」などの条件があるので注意しましょう。(参考:amazon seller central)

申請をしても、条件に照らし合わせた結果、タイムセールに参加できない場合もあります。

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2. 7日間のタイムセール

「7日間のタイムセール」は日数が長いことが特徴の、手数料が必要なセールです。ビッグセールへと商品を押し上げるために活用したいAmazonセールです。

残数に関係なく最大8時間で終了する「数量限定タイムセール」と比較して、7日間という余裕のある長さが魅力と言えます。

終了時期がじわじわと近づいてくるため、ユーザーは焦りを感じて購買意欲が高まっていくでしょう。

7日間のタイムセールの参加・申請方法

7日間のタイムセールに参加するためには、星の数が3つ以上あることが条件になります。できるだけ多くのバリエーションが組み込まれていなくてはなりません。(参考:amazon seller central)

申請方法は広告タブである「タイムセール」から行いましょう。セールを展開した結果はセラーセントラルの「タイムセール管理」で確認できます。(参考:amazon seller central)

3. 特選タイムセール

「特選タイムセール」は手数料のかからないタイムセールです。対象商品数が少なく、割引率が25%以上と大きいのが特徴になっています。

しかし特選タイムセールは、Amazonからの招待制になっています。他のタイムセールと異なり、招待がなければ申請すらできない点に注意しましょう。

セールの対象品に選ばれると、検索結果画面で商品が表示された際に「特選タイムセール」のバッジが付くことになり、ひと目でセール品であることがユーザーに伝わります。

特選タイムセールの参加・申請方法

特選タイムセールへ参加するためには、取扱い商品がAmazonから選ばれる必要があります。

Amazonから招待メールが来ることで、初めて申請ができる仕様になっています。メールが来た際には、指示に従って申請しましょう。

4. プライム会員限定割引

「プライム会員限定割引」は、文字通りプライム会員のみを対象とした手数料のかからないセールです。

星の数が3以上かレビューの付いていない商品が対象になります。また、非プロモーション価格から10%以上、セール時には20%以上の割引をする必要があるので注意しましょう。(参考:amazon seller central)

プライム会員のなかには、このセールだけを狙う人も存在しているため、絶好の商機といえます。検索結果画面において、商品が目立つようにバッジが付くため、プライム会員への訴求力が高まります。

プライム会員限定割引の参加・申請方法

プライム会員限定割引に参加するためには、広告タブの「Amazonプライム会員限定割引」から申請しましょう。

「国内すべての地域でプライム配送の対象商品であること」「購入者の商品レビューポリシーに準拠していること」などの条件があります。(参考:amazon seller central)

5. クーポン・ポイント付与

「クーポン・ポイント付与」はAmazon運営が決めるタイムセールではないので、自社で設定できます。

セールページには表示されませんが、検索結果画面にバッジが付くでしょう。セールほど目立たせることができないので、広告などと併用して露出強化を図ることが肝心です。

クーポン・ポイント付与の参加・申請方法

クーポンの申請は広告タブの「クーポン」から行います。ポイントの申請は在庫タブの「ポイントセントラル」から行いましょう。

ポイントの申請は現状「在庫管理」に分類されていますが、今後のアップデートで「ポイントセントラル」に変更される予定です。

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Amazonのセールを有効活用して売上をアップさせる2つの施策

商品ページの工夫や広告の活用といった施策を併せて行うと、さらに効果が生まれます。コンテンツそのものの魅力を高め、露出を増やすことでユーザーへの訴求力が増します。

2つの施策について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1. 商品ページを改善する

商品ページの改善によってCVRが上がり、売上がアップします。セールの実施によって商品価格を下げたとしても、「安いだけ」を売りにした商品は、目の肥えたユーザーには選ばれません。

商品ページを改善するにあたっては、以下の項目が大切になります。

  • 商品名
  • 商品画像
  • 商品仕様
  • 商品コンテンツ

これらの点に留意して、競合他社も参考にしつつ、ページを作り直しましょう。

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2. Amazon広告を出稿する

Amazon広告を出稿することも大切です。Amazonセール当日の刈り取りには広告が威力を発揮してくれます。

セール当日に向けて広告を出稿しておくと、売上が伸びてオーガニック順位が上がるでしょう。

まずは「スポンサープロダクト広告」がおすすめです。商品検索結果ページや商品詳細ページに表示されます。商品を積極的に探している購入意欲の高いユーザーにリーチできるので、売上のアップが見込めるでしょう。(参考:amazon seller central)

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弊社はAmazonでの商機を逃さず、利益を最大化させるノウハウを持ち、事業を成功に導きます。

Amazonセールのやり方や有効な活用方法などで分からないことがあれば、ぜひとも弊社にお問い合わせください。

まとめ|Amazon出品者はセールを活用しよう

Amazonに用意されている種類豊富なセールを活用することで、売上のアップが見込めます。売上が伸びればオーガニック順位が上がるといった好循環が期待できるのです。

「特選タイムセール」など、Amazonの運営から招待されないと参加できないセールもあります。「数量限定タイムセール」や「7日間のタイムセール」など、申請によって参加できるタイプのセールを積極的に用いましょう。

「商品がなかなか売れないからAmazonのセールを活用したいけど、やり方がわからない」という事業者の方は、ぜひ弊社にご相談ください。

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執行役員 WEBコンサルティング事業部 ECグループ:本多 一成

EC事業会社にて、Amazon/楽天/Yahoo!ショッピングの運営、物流・CSなどに携わる。 その経験をもとに、各モールのコンサルタントとしてFORCE-Rに従事。 楽天市場が得意。担当案件では前年比200%の売上達成した実績も。

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