自社のECサイトを立ち上げたい、あるいは既存のカートシステムからリプレイスしたいと考えたとき、有力な選択肢として挙がるのがShopify(ショッピファイ)です。世界175か国以上で利用されているShopifyは、低コストで始められる手軽さと、8,000を超えるアプリによる高い拡張性を兼ね備えたECプラットフォームとして、日本国内でも導入企業が急速に増えています。
しかし、Shopifyは自由度が高いぶん、制作会社のスキルや経験によって仕上がりに大きな差が出るのも事実です。「費用はどのくらいかかるのか」「制作会社をどう選べばよいのか」「自社で構築することは可能なのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、Shopify制作の費用相場や制作会社の選び方、自社で構築する場合の手順、構築後の運用施策まで体系的に解説します。Shopifyを活用したECサイト構築を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| Shopifyとは何か? | 世界シェアNo.1のECサイト構築プラットフォーム | 月額課金制で低コストに始められ、8,000以上のアプリによる高い拡張性と越境EC対応が強みです |
| 制作会社に依頼するメリットは? | 短期間で高品質なECサイトを構築できる | デザインや機能の実装をプロに任せることで、売れるサイト設計とスムーズな公開が可能になります |
| 制作費用の相場はどのくらい? | 50万〜300万円以上まで規模で大きく変動 | ベーシックな構築は50万〜100万円、カスタマイズを加えると100万〜300万円が目安です |
| 制作会社を選ぶポイントは? | 公認パートナー認定・実績・サポート体制で判断 | Shopify ExpertsやPlus Partnerの認定有無、同業種での構築実績、公開後の運用支援を確認します |
| 自社で構築する手順は? | アカウント作成→テーマ選定→商品登録→公開 | Shopifyの管理画面からテーマを選び、商品情報と決済設定を行えばECサイトを公開できます |
| 構築後に必要な施策は? | SEO・SNS・広告を組み合わせた集客が不可欠 | ECサイトは公開後がスタートであり、検索対策やSNS運用で継続的に集客する仕組みが必要です |
| Shopify Plusとの違いは? | 大規模・高機能向けの上位プラン | 年商1億円以上を目指す企業向けで、チェックアウトのカスタマイズやAPI連携の自由度が高まります |
| 他カートからの移行は可能? | 商品データやお客様情報の移行に対応できる | EC-CUBEやBASE、STORESなどからの移行実績がある制作会社に依頼すればスムーズに進められます |
この記事でわかること
- Shopifyの基本的な特徴と、他のECプラットフォームとの違い
- 制作会社に依頼した場合のメリット・デメリットと自社構築との比較
- 規模別のShopify制作費用の相場(50万円〜300万円以上)
- 信頼できる制作会社を選ぶための3つの判断基準
- 構築後に売上を伸ばすためのSEO・SNS・広告の運用ポイント
| Shopify制作・ECサイト構築のご相談はFORCE-Rへ FORCE-Rでは、Shopifyをはじめとする各種ECプラットフォームでのサイト構築から、売上最大化のためのマーケティング支援までワンストップで対応いたします。「どのプランが自社に合うかわからない」「制作後の集客まで相談したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。 >> FORCE-Rに無料で相談する |
Contents
Shopifyとは?ECサイト制作で選ばれる理由
Shopifyでの制作を検討する前に、まずはShopifyの基本的な仕組みと特徴を理解しておきましょう。プラットフォームの強みを把握することで、自社に合った活用方法が見えてきます。
Shopifyの基本的な特徴と仕組み
Shopifyは、カナダ発のクラウド型ECプラットフォームです。月額課金制でECサイトの構築・運営に必要な機能がすべて揃っており、サーバーの準備や管理が不要な点が大きな特徴です。
料金プランはベーシック・スタンダード・プレミアムの3種類に加え、大規模事業者向けのShopify Plusが用意されています。いずれのプランでも独自ドメインの使用や100以上のデザインテーマからの選択が可能で、決済機能やSSL証明書も標準で搭載されています。
また、Shopifyアプリストアには8,000以上の拡張アプリが揃っており、定期購入・ポイント制度・レビュー機能・多言語対応など、自社のビジネスモデルに合わせた機能追加が柔軟に行えます。越境ECにも対応しているため、海外市場への展開を視野に入れている企業にも適しています。
Shopifyの詳細な機能や料金プランについては、Shopify公式サイトで確認できます。
他のECプラットフォームとの違い
ECサイトの構築方法にはShopify以外にも、BASE・STORES・EC-CUBE・MakeShopなど多くの選択肢があります。Shopifyが他プラットフォームと異なる主なポイントは以下の3つです。
1つ目は拡張性の高さです。BASEやSTORESはテンプレートベースで手軽に始められる反面、機能のカスタマイズには限界があります。Shopifyはアプリやテーマのカスタマイズによって、小規模なショップから年商数億円規模のサイトまで対応可能です。
2つ目は越境EC対応です。多言語・多通貨に標準対応しており、海外への販売を前提としたサイト設計がしやすい点はShopifyならではの強みです。3つ目はセキュリティと安定性で、クラウド型のためシステムの自動アップデートが行われ、常に最新の状態で運用できます。
▼関連記事:ASPカートとはECサイトの構築システムを提供するサービス!導入効果とおすすめを紹介
Shopify制作を制作会社に依頼するメリット・デメリット
Shopifyは自社で構築することも可能ですが、制作会社に依頼するケースが多いのも事実です。ここでは、外注する場合のメリットとデメリットを整理します。
制作会社に依頼するメリット
制作会社に依頼する最大のメリットは、プロの知見を活かした「売れるECサイト」を短期間で構築できることです。デザインの品質はもちろん、ユーザーが迷わず購入にたどり着ける導線設計や、SEOを意識した構造設計まで含めて対応してもらえます。
さらに、Shopifyのアプリ選定やテーマのカスタマイズ、外部システムとの連携といった技術的な部分も任せられるため、社内にエンジニアがいない企業でも安心です。構築後の保守・運用サポートまで対応している会社であれば、長期的なパートナーとして頼ることができるでしょう。
制作会社に依頼するデメリット
デメリットとしてまず挙げられるのは費用がかかることです。自社構築であれば月額のプラン料金だけで始められますが、制作会社に依頼すると最低でも数十万円、カスタマイズの程度によっては数百万円の初期費用が発生します。
また、制作会社とのコミュニケーションに時間がかかる場合や、要件定義が曖昧なままプロジェクトが進んでしまい、想定と異なる仕上がりになるリスクもあります。依頼前に要件を明確にし、進行中も密にフィードバックを行うことが重要です。
自社構築との比較ポイント
制作会社への依頼と自社構築のどちらが適しているかは、社内リソースや予算、目指すサイトの規模によって変わります。
テンプレートをベースにしたシンプルなECサイトであれば、自社構築でも十分に対応可能です。一方で、ブランドの世界観を反映した独自デザインや、基幹システムとの連携、複雑な商品バリエーションの設定などが必要な場合は、制作会社への依頼が得策でしょう。
コストを抑えつつ品質を担保したい場合は、基本的な構築は自社で行い、デザインや特定機能の実装だけを外注する「ハイブリッド型」のアプローチも選択肢のひとつです。
▼関連記事:ECサイトを立ち上げる手順を7つのステップで解説!構築方法5選と注意点
| Shopify制作・ECサイト構築のご相談はFORCE-Rへ FORCE-Rでは、Shopifyをはじめとする各種ECプラットフォームでのサイト構築から、売上最大化のためのマーケティング支援までワンストップで対応いたします。「どのプランが自社に合うかわからない」「制作後の集客まで相談したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。 >> FORCE-Rに無料で相談する |
Shopify制作の費用相場
Shopify制作の費用は、サイトの規模やカスタマイズの程度によって大きく変動します。ここでは、一般的な費用相場を3つの価格帯に分けて解説します。
ベーシックなサイト構築(50万〜100万円)
既存のShopifyテーマをベースに、基本的なECサイトの機能を備えた構築を行う場合の相場は50万〜100万円程度です。この価格帯には、テーマの設定・デザイン調整、商品ページの作成、決済設定、基本的なアプリの導入などが含まれることが一般的です。
取り扱い商品数が少なく、まずはECサイトを立ち上げて販売を開始したいという企業に適した価格帯です。テーマのカスタマイズ範囲は限定的ですが、Shopifyの標準テーマは品質が高いため、十分に魅力的なサイトを構築できます。
カスタマイズ対応のサイト構築(100万〜300万円)
ブランドの世界観を反映したオリジナルデザインや、アプリによる機能拡張、他ECモールからのデータ移行などを含む場合は100万〜300万円が目安です。
この価格帯では、テーマのフルカスタマイズや独自のページレイアウト設計、定期購入機能の実装、ポイントシステムの導入なども対応範囲に入ります。他プラットフォームからShopifyへのリプレイス案件もこの価格帯に該当するケースが多いです。
大規模サイト・システム連携(300万円以上)
ERPや基幹システムとの連携、独自アプリの開発、チェックアウトのカスタマイズなど、高度な要件が含まれる場合は300万円以上、場合によっては1,000万円を超えることもあります。
このレベルの構築では、Shopify Plusの導入が前提となることが多く、制作会社もShopify Plus Partnerの認定を受けた実績豊富な企業を選ぶ必要があります。年商1億円以上を目指す中〜大規模事業者が対象です。
▼関連記事:ECサイトにかかるランニングコストの維持費・運営費について解説
Shopify制作会社の選び方のポイント
Shopifyの制作会社は年々増加しており、各社の得意分野や料金体系も多様化しています。ここでは、失敗しない制作会社選びのための3つの判断基準を紹介します。
Shopify公認パートナー認定の有無
Shopifyには公式のパートナー認定制度があり、実績や技術力に応じて「Shopify Partner」「Shopify Experts」「Shopify Plus Partner」の3段階に分かれています。特にShopify Expertsは厳しい審査を通過した企業のみが認定されるため、品質の高いサービスが期待できます。
認定を受けていない制作会社やフリーランスでもShopify構築は可能ですが、Shopifyの最新仕様やベストプラクティスに精通しているかどうかの判断材料として、認定の有無は重要な指標になります。日本国内ではShopify Expertsに88社が認定されています(2026年時点)。
構築実績と得意分野の確認
制作会社を選ぶ際は、自社と同じ業界や同規模の構築実績があるかどうかを確認しましょう。アパレル、食品、美容、雑貨など業界ごとに求められるサイト設計は異なります。自社の商材に近い実績を持つ会社であれば、業界特有の商習慣や必要な機能への理解も深く、スムーズにプロジェクトを進められます。
また、デザイン力を重視するのか、マーケティング支援も含めた総合力を重視するのかによっても、選ぶべき会社は変わります。ポートフォリオや事例ページを必ず確認し、仕上がりのイメージを事前にすり合わせておくことが大切です。
構築後のサポート体制
ECサイトは構築して終わりではなく、公開後の運用・改善こそが売上を左右します。構築後の保守対応、テーマのアップデート、アプリの追加・変更、アクセス解析に基づく改善提案など、継続的なサポート体制が整っているかを必ず確認しましょう。
構築と運用を別の会社に依頼すると、引き継ぎコストや認識のずれが発生しやすくなります。構築から運用改善までワンストップで対応できる制作会社を選ぶことで、長期的なECサイトの成長を見据えたパートナーシップを築けます。
▼関連記事:ECコンサルの主な5つのサービス内容!依頼前の準備と選定時の確認ポイントも紹介
| Shopify制作・ECサイト構築のご相談はFORCE-Rへ FORCE-Rでは、Shopifyをはじめとする各種ECプラットフォームでのサイト構築から、売上最大化のためのマーケティング支援までワンストップで対応いたします。「どのプランが自社に合うかわからない」「制作後の集客まで相談したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。 >> FORCE-Rに無料で相談する |
Shopifyで自社ECサイトを構築する手順
制作会社に依頼せず、自社でShopifyのECサイトを構築する場合の基本的な手順を解説します。Shopifyは直感的な管理画面を備えているため、Web制作の経験がなくても基本的なサイトを構築することは可能です。
アカウント作成とプラン選定
まずはShopify公式サイトからアカウントを作成します。3日間の無料体験が用意されているため、実際の管理画面や操作感を確認したうえでプランを選択できます。無料体験終了後は3か月間月額1ドルで利用できるキャンペーンも実施されています。
プランは月額費用と手数料率のバランスで選びましょう。個人や小規模事業者はベーシックプラン、中規模以上で分析機能やスタッフアカウントの追加が必要な場合はスタンダード以上のプランが適しています。
テーマ選定とデザインカスタマイズ
Shopifyのテーマストアには100以上のデザインテーマが用意されており、無料テーマだけでも十分にプロフェッショナルな見た目のサイトを構築できます。テーマを選ぶ際は、自社の商品に合ったレイアウトかどうか、スマートフォンでの表示が最適化されているかどうかを確認しましょう。
テーマの選定後は、管理画面のテーマエディターからロゴの設置・カラーの調整・フォントの変更・セクションの追加といったカスタマイズを行います。コーディングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの操作でレイアウトを変更できる点がShopifyの強みです。
商品登録・決済設定・テスト公開
デザインが整ったら、商品情報を登録していきます。商品名・説明文・価格・画像・在庫数・バリエーション(色・サイズなど)を入力し、カテゴリー(コレクション)を設定します。SEOを意識して、商品タイトルや説明文には検索されやすいキーワードを盛り込みましょう。
決済設定では、Shopifyペイメント(クレジットカード決済)を有効にするだけで主要なカードブランドに対応できます。加えて、PayPal・Amazon Pay・コンビニ決済・銀行振込なども必要に応じて設定します。すべての設定が完了したら、テスト注文を行い、注文確認メールや決済フローに問題がないかを確認したうえで公開しましょう。
▼関連記事:初心者向け!ECサイトの始め方:3ステップで始めるネットショップ開業
Shopify制作後に取り組むべき運用・集客施策
ECサイトは公開してからが本当のスタートです。どれだけ優れたデザインのサイトを構築しても、集客施策を行わなければ売上にはつながりません。ここでは、Shopify制作後に取り組むべき主要な運用施策を紹介します。
SEO対策とコンテンツマーケティング
ShopifyはSEOに必要なメタタイトル・メタディスクリプション・URL構造のカスタマイズに標準で対応しています。各商品ページやコレクションページに適切なキーワードを設定し、検索エンジンからの自然流入を増やしましょう。
また、Shopifyにはブログ機能が搭載されているため、商品に関連する情報発信を行うコンテンツマーケティングも有効です。ユーザーの悩みや疑問に答える記事を定期的に公開することで、検索流入の増加と顧客との信頼構築を同時に実現できます。
SNS連携と広告運用
ShopifyはInstagram・Facebook・TikTokなどの主要SNSとの連携機能を備えており、SNS上で直接商品を販売するソーシャルコマースにも対応しています。ブランドの世界観を発信しながら、購入導線を短縮できる点が大きなメリットです。
有料広告では、Google広告やMeta広告(Facebook/Instagram広告)を活用してターゲット層にリーチする方法が一般的です。Shopifyの管理画面からGoogle広告との連携設定も可能で、リマーケティングやショッピング広告の出稿もスムーズに行えます。
▼関連記事:D2Cコンサルティング会社を徹底比較!失敗しない選び方
アプリ活用による機能拡張
Shopifyアプリストアには、定期購入(サブスクリプション)、ポイントプログラム、レビュー収集、在庫管理の効率化、配送追跡など、多種多様なアプリが用意されています。自社のビジネスモデルや課題に合わせて最適なアプリを選定・導入することで、ECサイトの機能を段階的に強化できます。
ただし、アプリを入れすぎるとサイトの表示速度が低下する可能性があるため、本当に必要な機能を見極めて導入することが重要です。導入前に無料トライアルで動作を確認し、効果を検証してから本格運用に移りましょう。
▼関連記事:ECサイトに導入するべき7つのKPI!設定方法やKGIとの違いも紹介
| Shopify制作・ECサイト構築のご相談はFORCE-Rへ FORCE-Rでは、Shopifyをはじめとする各種ECプラットフォームでのサイト構築から、売上最大化のためのマーケティング支援までワンストップで対応いたします。「どのプランが自社に合うかわからない」「制作後の集客まで相談したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。 >> FORCE-Rに無料で相談する |
Shopify Plusとは?通常プランとの違いと導入の判断基準
Shopify Plusは、月商数千万円〜年商1億円以上の中〜大規模EC事業者向けの上位プランです。通常プランとの最大の違いは、チェックアウト画面のカスタマイズが可能になる点と、Shopify Flow(自動化ツール)やLaunchpadなどの高度な機能が利用できる点にあります。
また、API連携の自由度が高くなるため、ERPや在庫管理システム、CRMなど外部ツールとの高度なデータ連携が必要な場合にはShopify Plusが適しています。専任のサポート担当が付く点も、通常プランにはない大きなメリットです。
ただし、月額費用は通常プランと比べて大幅に高くなるため、現在の売上規模や将来の成長計画を踏まえて導入を判断しましょう。Shopify Plusの構築を検討する場合は、Shopify Plus Partnerの認定を持つ制作会社に相談するのが最善です。
まとめ
Shopifyは、低コストで始められる手軽さと高い拡張性を兼ね備えたECプラットフォームです。制作費用の相場はベーシックな構築で50万〜100万円、カスタマイズを含めると100万〜300万円程度が目安となりますが、サイトの規模や要件によって大きく変動します。
制作会社を選ぶ際は、Shopify公認パートナーの認定有無、同業種での構築実績、構築後のサポート体制の3点を軸に比較検討しましょう。自社で構築する場合も、Shopifyの管理画面は直感的に操作できるため、基本的なECサイトであれば十分に対応可能です。
ECサイトは構築がゴールではなく、公開後のSEO対策・SNS運用・広告活用・アプリ導入といった継続的な改善活動が売上を左右します。自社の状況やリソースに合わせて、制作会社への依頼と自社対応を使い分けながら、成果の出るECサイト運営を目指しましょう。
| Shopify制作・ECサイト構築のご相談はFORCE-Rへ FORCE-Rでは、Shopifyをはじめとする各種ECプラットフォームでのサイト構築から、売上最大化のためのマーケティング支援までワンストップで対応いたします。「どのプランが自社に合うかわからない」「制作後の集客まで相談したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。 >> FORCE-Rに無料で相談する |