ロジレス(LOGILESS)は、ECの受注管理と倉庫管理を一体で扱うシステムです。店舗側の注文処理と倉庫側の出荷作業で同じ仕組みを使い、データの受け渡しや確認の負担を減らすことを目指します。受注の転記だけでなく、倉庫との連絡や在庫の不一致にも課題がある企業で検討する選択肢です。
本記事では、ロジレスの仕組み、主な機能、料金と物流費の分け方、導入に向く状況を説明します。倉庫と事前に決める条件や、テスト出荷で確認したい内容も整理します。料金・仕様は2026年10月16日に確認した公開情報をもとにしているため、申し込み時には最新の公式条件を確認してください。
受注から出荷までのEC業務を見直したい方は、FORCE-Rへご相談ください。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| ロジレスとは? | OMSとWMSが一体の出荷システム | 受注側と倉庫側の情報をつなぎ、注文・在庫・出荷の管理と自動化を支援します。 |
| 費用を確認するポイントは? | 出荷件数と別途費用を分ける | 基本料金と従量料金に加え、オプションと倉庫の保管・作業・配送費を確認します。 |
| 導入前に準備することは? | 商品・連携・倉庫条件をそろえる | 商品コード、在庫、販売先の対応範囲、出荷変更や返品の手順を確認します。 |
Contents
ロジレスはOMSとWMSが一体のEC自動出荷システム
ロジレスは、受注管理システムのOMSと、倉庫管理システムのWMSを一体で提供するサービスです。EC事業者が管理する注文や在庫の情報と、倉庫で行う入出庫や出荷の処理をつなぐ点が特徴です。
ロジレスの公式サービス案内では、受注・在庫と倉庫での管理を同じシステムで扱う構成が示されています。自動出荷という言葉は、商品を棚から取り出し、梱包する人や設備が不要になるという意味ではありません。注文の判定や出荷指示など、情報の処理を効率化する仕組みとして理解しましょう。
OMSは注文情報を整理し出荷できる状態へ進める
OMSの役割は、販売先から入る注文を整理し、確認と出荷指示を進めることです。商品、数量、配送先、決済などの情報をもとに、そのまま進めてよい注文と、担当者の判断が必要な注文を分けます。
複数の店舗を運営している場合、それぞれの管理画面で同じ確認を繰り返すと時間がかかります。注文を集約してルールに沿って処理できれば、確認する対象を絞りやすくなります。ただし、どの販売先で何の情報を扱えるかは、連携の対応範囲を確認する必要があります。
導入時は、現在担当者がどの条件で注文を止め、何を確認しているかを書き出します。判断の内容が曖昧なまま自動化すると、必要な確認まで省くおそれがあります。自動で進める条件と、人が確認する条件を先に決めましょう。
WMSは倉庫内の在庫と作業の状態を管理する
WMSの役割は、倉庫内で商品がどこにあり、どの作業が進んでいるかを管理することです。入庫、保管場所、ピッキング、検品、出荷など、現物に関わる処理を扱います。
受注側で在庫があるように見えても、現場で商品を見つけられない、検品中で使えないといった状態なら出荷できません。倉庫の作業結果を正しく残すことが、販売可能な数量を判断する土台になります。
ロジレスを使う場合も、商品の置き方やバーコード、検品の方法など、倉庫側の運用が必要です。システムに記録されている数量と、現物の状態を照合し、差があったときに誰が調べるかを決めておきましょう。
数量が合わない場合は、差が出た商品と保管場所を特定し、入庫、移動、出荷、返品、調整の履歴を順に確認します。原因を調べず現在の数字だけを合わせると、別の商品や別の棚へ同じ誤りが残る場合があります。直した数量と理由を記録し、販売へ公開する数にも影響していないかを確認します。
倉庫から差異の連絡を受ける際は、商品のコード、確認日時、現物数、システム上の数をそろえると調べやすくなります。運営担当は、該当商品を含む未出荷注文があるかも確認します。追加の注文を受けてよいか、対象商品だけ数量を絞るかなど、調査中の扱いも決めましょう。
一体型は荷主と倉庫の情報共有を見直す方法
一体型を検討する理由は、受注側と倉庫側の間で行っているデータ作成・受渡し・確認を減らせるかを見ることです。別々のシステムを使っている場合、出荷指示を送ってから結果を取り込むまでに、複数の作業が発生することがあります。
同じ基盤を使うことで、どの注文が処理され、どの数量が変わったかを追いやすくなる可能性があります。一方で、現在の倉庫の手順や別の荷主への対応など、導入に合わせて調整が必要な点もあります。
分離型のOMSとWMSでも、適切に連携して安定運営している場合はあります。一体型という名称だけで優劣を決めず、現在の問題がデータの受渡しにあるのか、倉庫内の作業にあるのかを確認して判断しましょう。
主な機能は受注処理・在庫連携・マクロ・倉庫管理
ロジレスで確認したいのは、注文を取り込み、条件に沿って処理し、在庫と出荷の結果を販売先へ返す流れです。機能を個別に見るだけでなく、自社の注文が最後までどう動くかを確かめると、残る仕事を把握できます。
受注取込みと出荷後の連絡をつなぐ
受注処理では、注文に必要な情報が入り、出荷後の結果が正しく戻るかを確認します。販売先の注文番号と商品、数量に加え、備考、配送指定、ギフトなどの条件も重要です。
公式機能案内には、受注取込みや各種メール送信、送り状発行システムとの連携が示されています。試用では、注文が一覧へ入った段階だけで終えず、出荷の状態、追跡番号、購入者への通知まで確かめます。
出荷前に住所変更や取消が入った場合は、受注側で直す場所と、倉庫側が作業を止められる段階を確認します。倉庫が対応したことを確認せず、画面を変更しただけで出荷も止まったと判断しないようにしましょう。
在庫管理は倉庫の実績と販売可能数を照合する
在庫管理では、入出庫の実績と、注文に確保している数量を踏まえて販売できる数を確認します。現物の数量、引当済みの数量、検品中などの数量は同じ意味ではありません。
セット商品を扱う場合は、単品との数量の関係も必要です。例えば二個組の商品が一つ売れたら、構成する単品を二個確保する、といった対応を確認します。実際の設定と数量の動きは、自社の商品でテストしましょう。
Shopifyを使っている企業は、FORCE-RのShopify在庫管理の解説も参考になります。拠点と商品の構成を先に整理し、連携先ごとの数量の意味をそろえると、在庫が合わない場合の原因を調べやすくなります。
マクロは条件に応じた処理を設定する
マクロ機能は、条件に当てはまる注文へ、決めた処理を適用するための機能です。ロジレスの公式マクロ機能案内では、配送方法の変更や同梱物の追加などを、条件に応じて設定する形が紹介されています。
例えば、ある商品を含む注文に注意事項を付ける、一定の条件で同梱物を追加するなど、自社で毎回行っている判断を整理できます。何を条件にし、どの情報を変更するかが明確であることが重要です。
ルールを設定できることと、そのルールが正しいことは別です。条件に合う注文だけでなく、似ているが対象外の注文も試します。複数ルールが同じ注文へ関わる場合は、意図しない変更がないかを確認しましょう。
倉庫管理は保管と検品の手順まで合わせて考える
倉庫管理を活用するには、システムの項目と、現場の保管・検品の方法を合わせます。ロジレスには倉庫側の在庫や作業を扱う機能がありますが、端末や追加機能の条件も含めて確認する必要があります。
食品などで期限やロットを管理する場合は、必要な情報を入庫時に登録できるか、どの在庫を先に使うかを確認します。扱う商品ごとに、保管温度や出荷時に必要な条件が異なるため、機能の名称だけで適合すると決めないようにします。
現場では、読み取りにくいバーコード、似た外装、セットの構成などが作業を難しくする場合もあります。どの情報を照合して出荷可否を判断するかを決め、作業手順とシステムの設定を一緒に検証しましょう。
システムの検討と合わせて運営業務を整理したい方は、FORCE-Rへお問い合わせください。
料金は基本料金と出荷件数・オプションで確認する
利用料金は、基本料金に出荷件数に応じた従量料金を加え、必要なオプションも確認します。公式料金ではライトとスタンダードの二つが案内されています。以下は税抜の公開料金で、物流の実費をすべて含む金額ではありません。
ライトとスタンダードは件数枠と支援内容を比べる
プランを選ぶ際は、月額料金、含まれる出荷件数、必要なサポートを合わせて比較します。ライトは月額20,000円で一倉庫・月間300件まで、スタンダードは月額25,000円で一倉庫・月間500件までの出荷料金を含むと案内されています。
スタンダードには電話サポート付きとの記載があります。料金差だけで選ばず、自社で操作を確認する方法や、困ったときに必要な支援を考えます。実際の受付条件や相談範囲は申し込み時に確認しましょう。
出荷件数は通常月と繁忙月で見積もります。月ごとの注文数と出荷数が同じとは限らず、分割出荷などがある場合は数え方の確認も必要です。どのデータを使って試算したかを残しておくと、導入後の請求と比較できます。
従量料金は区分ごとの計算を確認する
従量料金は、プランに含まれる枠を超えた出荷について、件数の区分に沿って計算します。公式料金ページでは、最初の超過区分は一件25円と示され、より多い件数の区分では単価が変わります。
説明用に月間1,000件を計算すると、ライトは20,000円に超過700件分の17,500円を加え、37,500円です。スタンダードは25,000円に超過500件分の12,500円を加え、同じ37,500円になります。いずれもオプションを含まない税抜の計算です。
大量出荷の場合は、すべての件数へ最後の単価を掛けると料金が合わなくなるため、公式シミュレーションで確認してください。件数だけで選ばず、倉庫数や必要な機能、サポートを含む条件で見積もりを比較します。
システム料金と物流の実費を分けて見積もる
予算を立てる際は、システム利用料と、保管・入出庫作業・梱包・配送料などを分けます。ロジレスの利用料が分かっても、委託倉庫へ支払う費用を含む全体の物流費が確定したわけではありません。
複数倉庫やPOS連携などのオプションも、必要に応じて別途確認します。庫内で使う端末や追加のWMS機能についても、標準で含まれる範囲と見積もりが必要な範囲を分けましょう。
ロジレスの公式料金ページで本体の条件を確認し、倉庫からは自社商品の数量、サイズ、保管や出荷の条件に合わせた見積もりを受けます。双方の見積もりで同じ費用を二重に数えたり、必要な作業を抜かしたりしないことが大切です。
ロジレスが向く状況と事前に確認したい制約
ロジレスを検討する際は、受注と倉庫の間の作業を減らしたいか、現場も同じ仕組みで運用できるかを確認します。自動化したい仕事が明確でも、倉庫側で対応できなければ計画どおりに進められません。現在の課題と導入に伴う変更を一緒に考えましょう。
受注側と倉庫側のデータ受渡しが負担になっている
検討するきっかけになるのは、出荷指示のファイル作成や結果の取込みを、毎日繰り返している状態です。どの商品を出すか、どこへ送るかを複数の場所で確認し直しているなら、その受渡しを見直す余地があります。
現在の手順を、注文取込み、加工、倉庫への送信、倉庫側の取込み、結果返信、販売先への反映に分けます。各工程の担当者と時間、誤りが起きる場所を確認すると、一体型で減らせる作業を相談しやすくなります。
単に別のシステムを使っていること自体が問題とは限りません。今の連携が安定しているなら、切替にかかる作業も比較します。削減できる手作業と、新しく必要になる設定や研修の両方を見積もりましょう。
複数販路の在庫と出荷状況を共有したい
複数販路を扱う企業では、販売先が増えても、注文と出荷の情報を追える体制が必要です。店舗ごとに別々の表を持つと、どの注文へ数量を確保したか、すでに発送されたかを確認し直す負担が増えます。
SNS経由の販売もある場合は、FORCE-Rのソーシャルコマースの種類と注意点の解説を参考に、どの場所で注文が成立するかを整理しましょう。SNSから送客しているだけなら、実際に受注するカートが連携の確認対象になります。
実店舗とのつながりを検討する企業は、O2OとOMOの違いの解説も確認できます。オンラインと店舗の顧客接点を広げる施策と、在庫や注文を共通管理する仕組みを分け、今回どこまで実現するかを決めることが大切です。
倉庫の現行システムを変えられない場合は調整が必要
現在の倉庫との契約を続ける場合は、その倉庫がロジレスで自社の商品を扱えるかを先に確認します。利用実績がある倉庫でも、商材、必要な作業、稼働時期などが合うとは限りません。
倉庫内の作業を変えられない場合や、別の仕組みで複数業務をまとめている場合は、導入に伴う影響を調べます。EC事業者側だけで設定を終えても、現場で作業できる状態になっていなければ出荷は始められません。
倉庫を変更する場合は、在庫移動、棚卸し、保管場所、資材、運送会社との条件も必要です。システムの切替と倉庫の切替を同じ日にまとめるほど確認範囲が広がるため、段階的に実施できるかも検討しましょう。
販路ごとの運営課題を改善したい方は、FORCE-Rへ現在の状況をご相談ください。
導入前に商品・連携・倉庫の条件をそろえる
導入前の準備では、商品コードと数量の意味をそろえ、接続する販売先と倉庫で必要な処理を確認します。コードやルールの不一致を残したまま進めると、誤った情報が自動で広がるおそれがあります。最初に扱う商品を絞って整える方法も有効です。
商品マスタとセット構成を整える
商品情報では、単品の識別コードと、各販売先の商品番号を正しく対応づけます。同じ商品名でも容量や色が違うものは、別の在庫として扱う必要があります。
セット商品には、何の商品を何個使うかを登録・確認します。組み合わせが変わる商品や、同梱する付属品がある場合も、販売上の名称だけでは倉庫が判断できないため、現場で必要な情報へ落とし込みます。
商品を入れ替えたり、コードを変えたりする場合の管理方法も決めます。過去の注文と現在の商品情報を取り違えないよう、どの時点から変更するかを記録し、未出荷の注文へ影響しないかを確認しましょう。
販売先ごとに受注・在庫・出荷の対応を確認する
外部連携では、販売先の名前だけでなく、受注取込みと在庫更新などの範囲を分けて確認します。接続できることと、自社で使うすべての項目が自動で動くことは同じではありません。
ロジレスの公式連携一覧には、APIやCSVの対応と備考が示されています。表の一部が画像で表示されている場合や、条件の注記がある場合は、サービス名と機能を一対一で確認しましょう。
必要な情報が標準で扱えない場合は、CSVやAPIによる別の方法も含めて相談します。開発すれば何でも同じ費用でできるとは考えず、対象項目、更新の方向、頻度、費用、保守する相手を確認して判断します。
倉庫と締切・変更・返品の扱いを決める
倉庫との取り決めでは、通常の出荷に加えて、変更と例外の扱いを具体化します。当日出荷の締切、休業日、出荷停止の連絡方法、住所変更を受けられる段階などが重要です。
返品では、どこへ返送し、誰が検品し、何を再販売できると判断するかを決めます。倉庫へ商品が戻っただけで在庫へ戻すと、破損や開封品を販売可能として扱ってしまうおそれがあります。
ギフトや販促物も、同梱する条件、資材の在庫、切替日を確認します。受注側で正しい指示が出ても、現場に資材がなければ対応できません。情報と現物の両方を確認する担当を設けましょう。
テスト出荷は自動化の条件と現場作業を通して確認する
テストでは、注文から指示、検品、出荷、結果反映までを一続きで確認します。画面の設定が保存できたことだけでは、現場の作業と合っているかは分かりません。倉庫と同じテスト条件を共有し、期待する結果を先に決めましょう。
通常注文は在庫と通知まで確かめる
最初の確認では、代表的な商品を使い、通常の注文が正しい内容で処理されるかを見ます。対象の商品、数量、配送先、決済、配送条件を照合し、倉庫へ必要な情報が伝わるかを確認します。
出荷後は、どの在庫が減り、追跡番号がどこへ反映されたかを確認します。購入者へのメールも、出荷前に誤って発送済みとならないか、他の仕組みから重複して届かないかを試しましょう。
記録には、注文番号、実施時刻、設定、期待した状態、実際の状態を残します。問題が出たときに条件を変え続けると原因を追いにくくなるため、変更前後の違いが分かるようにすることが大切です。
マクロは対象外と複数条件の注文も試す
マクロの検証では、対象となる注文だけでなく、対象外の注文が変更されないことも確かめます。条件の書き方によって、意図した商品以外が含まれたり、必要な注文が外れたりするおそれがあります。
例えば一定数以上の購入に同梱物を付けるなら、基準より少ない注文、基準と同じ注文、多い注文で結果を比べます。取消や変更後に数量が変わった場合の扱いも、必要に応じて確認しましょう。
複数のマクロが関わる場合は、最終的な配送方法や同梱指示が希望どおりになっているかを見ます。詳細な適用順序は公式の現行仕様に沿って確認し、分からないまま同じ注文へルールを重ねないことが重要です。
住所変更・欠品・返品を処理段階別に試す
例外の確認では、注文を取り込んだ直後と、倉庫で作業が進んだ後を分けます。同じ住所変更でも、まだ指示を出していない場合と、すでに梱包した場合では必要な連絡が異なります。
欠品があった場合は、どの注文を止め、顧客への連絡を誰が行うかを決めます。部分的に出荷するのか、入荷を待つのかは販売条件と個別対応によるため、システムの都合だけで一律に判断しないようにしましょう。
返品は、受付、現物到着、検品、返金、在庫調整をそれぞれ確認します。システム上の操作だけでなく、倉庫側からどんな結果が返り、運営担当が何を確認するかまで試すと、対応の漏れを減らしやすくなります。
本番切替では二重出荷と在庫の上書きを防ぐ
本番への切替時は、旧運用で処理した範囲と、新運用で扱う範囲を明確にします。同じ注文を二つの仕組みから倉庫へ送ると、二重出荷につながるおそれがあります。
初期の在庫数量も、いつの時点の何の数かをそろえます。すでに注文へ確保した分を含む数量か、倉庫の棚卸し結果と一致しているかを確認します。古い在庫データを後から読み込んで、正しい数量を上書きしないようにしましょう。
ロジレスの公式導入案内では、ヒアリング、テストアカウント、導入支援、本契約の流れが示されています。相談時に自社の条件と未確認の処理を伝え、いつ何を確認して運用開始とするかを、担当者と倉庫で共有します。
効率化した時間を商品や販促の改善へつなげたい方は、FORCE-Rへご相談ください。
導入後は自動化率と作業品質を一緒に評価する
導入後の評価では、自動で進む注文の割合だけでなく、残った作業と誤りも確認します。必要な確認を省いて割合だけを高めると、出荷や顧客対応に問題が出るおそれがあります。自社の注文の構成に合わせて改善しましょう。
自動化できなかった理由を分類する
止まった注文は、決済、住所、在庫、商品条件、個別連絡など、理由を分けて把握します。設定で減らせるものと、人が判断する必要があるものを区別すると、次に直す場所が分かります。
自動化率を比べるときは、対象期間と、どの注文を分母にしたかもそろえます。通常品が多い月と名入れ注文が多い月を、そのまま同じ条件として比較しないようにしましょう。
指標の意味を整理する際は、FORCE-Rのユニークユーザーなどの指標の違いの解説も参考になります。アクセスの指標と出荷の指標は別ですが、対象と集計の条件を明らかにして比較する考え方は共通しています。
倉庫への連絡件数と手戻りを確認する
効率化の確認では、受注担当の時間に加え、倉庫との問い合わせや修正作業が減ったかも見ます。画面上の処理が早くなっても、後で連絡し直す仕事が増えれば、全体の負担は下がりません。
出荷停止の依頼、在庫差の確認、同梱物の追加連絡など、よくあるやり取りを理由別に記録します。設定の不足なのか、手順が共有されていないのか、必要な情報が注文にないのかを確認しましょう。
改善する場合は、運営担当と倉庫の双方で変更内容を共有します。片方だけが手順を変えると、同じ画面を見ていても判断が食い違います。適用する日と対象を決め、変更後の注文で結果を確認することが大切です。
効率化を顧客対応と販促へつなげる
削減できた時間は、商品説明、仕入れ、顧客対応など、具体的な改善へ割り当てます。問い合わせの多い商品を直す、欠品しやすい商品の補充を見直すなど、実際の課題と結び付けましょう。
再購入まで考える場合は、FORCE-Rのリピート率と向上施策の解説も参考になります。出荷を早く処理できることだけで成果を判断せず、正しい商品、必要な案内、困ったときの対応まで確認します。
販促で注文が増える予定は、倉庫にも早めに共有します。販売数量、入荷、資材、作業能力を確認し、情報の処理が自動になった後も、現場で無理なく出荷できる計画を立てることが重要です。
まとめ
ロジレスを検討する際は、受注管理と倉庫管理を一体にすることで、どの作業を減らしたいかを明確にします。利用する販売先、商品コード、倉庫の対応、出荷条件を確認し、システム料金と物流の実費を分けて見積もりましょう。
導入前は、通常注文だけでなく、マクロの対象外、住所変更、欠品、返品も試します。運用開始後は自動化できなかった理由と作業品質を確認し、倉庫と改善を続けることで、受注から出荷まで継続して運営できる体制を整えやすくなります。
EC運営の業務整理や改善施策は、FORCE-Rへお問い合わせください。ロジレスの個別仕様や倉庫の契約条件は各提供元で確認し、運営支援の範囲は個別にご相談いただけます。