楽天市場で店舗を運営していると、店舗の顔となるトップページを編集したい場面が出てきます。トップページの編集は、楽天市場の管理システムである楽天RMS(Rakuten Merchant Server)から行いますが、編集できる場所が複数あり、PC版とスマートフォン版で操作する箇所も分かれているため、出店したばかりの担当者や、ページ制作を外注していた店舗にとっては「どこをどう編集すればよいのか分からない」と戸惑うことが少なくありません。
さらに、スマートフォン用トップページは仕様が大きく変わり、現在はRMSの新エディタでパーツを組み合わせて作成する形になっています。本記事では、楽天RMSでトップページを編集する方法を、編集場所や新エディタの使い方、デザインのコツまで、楽天市場の店舗運営者の視点でわかりやすく解説します。
| この記事でわかること ・楽天RMSでトップページを編集する場所と基本の流れ ・PC版とスマートフォン版で編集箇所が分かれていること ・新スマホトップページと新エディタの仕組み ・パーツ期間限定トップページを作れる「タイマー設定」 ・RMSの新エディタでデザイン性を担保するためのコツ |
Contents
楽天RMSでトップページを編集する場所

楽天RMSでトップページを編集するには、まず編集画面がどこにあるのかを把握することが第一歩です。トップページの編集は、RMSの「店舗設定」内にある「デザイン設定」の「トップページ設定」から行います。ここがトップページ編集の入口となります。
PC版とスマートフォン版で編集箇所が分かれる
楽天RMSでトップページを編集するうえで重要なのが、PC版とスマートフォン版で編集する場所が分かれているという点です。同じトップページでも、パソコンで表示されるページとスマートフォンで表示されるページは別々に管理されており、それぞれを編集する必要があります。スマートフォンからの閲覧が多い現在の楽天市場では、スマートフォン版トップページの編集が特に重要になります。下表に、編集場所の大まかな整理を示します。
| 編集対象 | 編集場所の目安 |
|---|---|
| トップページ設定の入口 | 店舗設定 > デザイン設定 > トップページ設定 |
| PC版トップページ | トップページ設定内のPCデザインのトップページ編集 |
| スマートフォン版トップページ | トップページ設定内のスマートフォンデザインのトップページ管理・編集 |
画面の構成や名称はRMSの仕様変更により変わることがあるため、実際の操作時には最新のRMS画面で確認してください。
関連記事:楽天市場でRMSを使って売上分析!店舗運営に欠かせない具体的な分析方法を解説
PC版トップページの編集方法

まず、PC(パソコン)版のトップページの編集方法を解説します。
PC版トップページで編集できる内容
PC版トップページの編集画面では、メイン画像や、トップページの説明文などを設定できます。メイン画像は、画像管理機能であるR-Cabinetに登録した画像のURLを指定することで設定します。また、トップページの説明文を入力する欄があり、ここにはHTMLを入力することができます。独自のランキングやお知らせ、コンテンツなどをHTMLで作り込みたい場合は、この説明文欄を活用します。
共通説明文でほかのページにも表示できる
PC版のデザイン設定には、トップページだけでなく、カテゴリページや商品ページにも共通して表示できる「共通説明文」の入力欄もあります。共通説明文を使えば、バナーやおすすめ商品、お知らせなどを、トップページから商品ページまで店舗全体に一括で表示させることができます。店舗全体で見せたいコンテンツがある場合に役立つ仕組みです。なお、HTMLでの作り込みは、専門的な知識が必要になり、編集は店舗側の責任で行うことになる点に留意しましょう。
関連記事:楽天市場の管理画面(RMS)とは?楽天RMSの機能やメリット、デメリットについて徹底解説
スマートフォン版トップページと新エディタ

スマートフォン版のトップページは、近年大きく仕様が変わりました。現在の編集方法を理解するために、まずその経緯と仕組みを押さえておきましょう。
新スマホトップページへの移行
楽天市場のスマートフォン用トップページは、2022年に新しい仕様が導入され、その後すべての店舗が新しいトップページへ移行しました。それまでは、RMS内の従来のスマートフォントップページや、楽天GOLDを使って独自に作り込んだトップページが使われていましたが、現在はRMSに用意された新しいエディタで、パーツを組み合わせて作成する「新スマホトップページ」が標準となっています。
新エディタはパーツを組み合わせて作る
新スマホトップページの編集は、RMSの新エディタで行います。新エディタは、用意された複数のパーツを選んで配置していくことで、トップページを構築する仕組みです。メイン画像や説明文、お知らせ、おすすめ商品(目玉商品)、商品一覧、バナーなど、さまざまなパーツが用意されています。完成イメージを確認しながら直感的にページを作れるため、専門的な知識がなくてもトップページをデザインできるようになっています。一方で、HTMLやCSSは一切使用できなくなった点には注意が必要です。
新スマホトップページの編集の流れ
新スマホトップページの編集は、おおむね次のような流れで行います。
- RMSの「店舗設定」から「トップページ設定」を開く
- スマートフォンデザインの「トップページ管理・編集」に進む
- 新しく作る場合は「ページを新規作成」、既存ページは一覧から「編集」を選ぶ
- 編集画面の左側のパーツ選択から、必要なパーツを選んで配置・設定する
- 内容を確認し、作成したページをトップページに反映する
パーツを選んで配置するだけで、実際の表示イメージを見ながらページを作り上げられるのが、新エディタの特徴です。
新スマホトップページに設置できる主なパーツ
新エディタでのトップページ編集は、パーツを選んで配置することが基本になります。どのようなパーツがあるのかを知っておくと、トップページの構成を考えやすくなります。ここでは、代表的なパーツを紹介します。
画像・バナー系のパーツ
トップページの見た目を大きく左右するのが、画像・バナー系のパーツです。ファーストビューに大きく表示するメイン画像や、スライド形式で複数の画像を見せられる大バナー、複数を並べて配置できる小バナーなどがあります。かつては楽天GOLDに設置していたスライドバナーも、新デザインではパーツとして簡単に設置できるようになりました。セールの告知やブランドの世界観を伝える要素として、画像・バナー系のパーツは重要な役割を果たします。
商品を見せるパーツ
トップページから商品ページへの導線をつくるのが、商品を見せるパーツです。おすすめ商品(目玉商品)のパーツでは、登録している商品の中から選んだ商品を、トップページや商品ページにレコメンドとして表示できます。また、商品一覧のパーツでは、商品管理番号などを指定して商品を掲載でき、横スクロール形式や縦並びなど、レイアウトを選ぶこともできます。売り出したい商品をトップページで効果的に見せるために活用します。
お知らせ・テキスト系のパーツ
店舗からの情報を伝えるのが、お知らせやテキスト系のパーツです。お知らせのパーツにテキストを入力すると、トップページにそのお知らせが表示されます。見出しをクリックしたときの動作を選んだり、リンク先のURLを設定したりすることもできます。営業に関する案内やキャンペーンの告知など、購入者に伝えたい情報を掲載する際に使います。これらのパーツを組み合わせて、店舗のトップページを構築していきます。
期間限定トップページを作れる「タイマー設定」
新スマホトップページの編集機能の中でも、特に活用したいのが「タイマー設定」です。これは、店舗運営において大きなメリットをもたらす機能です。
タイマー設定でできること
タイマー設定とは、通常のトップページとは別に「期間限定」のトップページを作成し、指定した日時に自動で切り替える機能です。あらかじめセール用やイベント用のトップページを作成し、表示する期間を設定しておけば、指定した時刻になると自動的にそのトップページに切り替わります。担当者が深夜や早朝に手動で切り替える必要がなくなり、切り替え漏れも防げます。
セール・イベント対応に有効
タイマー設定は、楽天スーパーセールやお買い物マラソンといった大型イベント、季節の特集など、期間限定の販促を行う際に特に有効です。イベント開始に合わせてトップページを切り替え、終了後は通常のトップページに戻す、といった運用を自動化できます。売り出したい商品やイベントに合わせて戦略的にトップページを調整できることは、売上アップにつながる重要なポイントです。
| 楽天RMSのトップページ編集のポイント 編集の入口は「店舗設定 > デザイン設定 > トップページ設定」PC版とスマートフォン版は編集する場所が分かれている新スマホトップページはRMSの新エディタでパーツを組み合わせて作る新エディタではHTML・CSSが使用できないタイマー設定で期間限定トップページを自動で切り替えられる |
RMSの新エディタでデザイン性を担保するコツ
新スマホトップページは編集が簡単になった一方で、「デザインが単調になりやすい」「他店と似てしまう」といった声もあります。ここでは、新エディタでもデザイン性を保つためのコツを解説します。
テキストパーツの制約を理解する
新エディタのテキストパーツは、文字のサイズや色、配置などを自由に変更することができません。RMSの既定の表示でしか使えないため、タイトルや見出しをテキストパーツだけで作ろうとすると、どうしても単調な印象になりがちです。まずは、このテキストパーツの制約を理解しておくことが、デザインを考えるうえでの出発点になります。
タイトルや見出しは画像(バナー)を活用する
テキストパーツの制約を補うために有効なのが、画像(バナー)の活用です。タイトルや見出しは、テキストパーツで表示するのではなく、文字を入れ込んだ画像をバナーとして作成し、大バナーのパーツで設置すると、デザイン性が高まり、ページにメリハリが生まれます。ファーストビューに大きなバナーを置く場合も、テキストはバナー画像の中に入れ込むことで、レイアウトが整って見えます。
商品一覧も画像でひと工夫する
商品一覧についても、RMSの商品パーツをそのまま使うだけでなく、ひと工夫すると見栄えが良くなります。たとえば、小バナーを活用して商品を見せると、アイコンなどを添えられ、購入者の目に留まりやすい商品一覧にできます。新エディタはパーツの組み合わせが基本ですが、画像をうまく使うことで、他店と差別化したデザイン性の高いトップページを作ることが可能です。
まとめ:楽天RMSのトップページ編集を店舗運営に活かす
楽天RMSでのトップページ編集は、「店舗設定 > デザイン設定 > トップページ設定」を入口に、PC版とスマートフォン版それぞれの場所で行います。スマートフォン版は新スマホトップページへ移行しており、RMSの新エディタでパーツを組み合わせて作成する仕組みです。HTMLやCSSが使えなくなった一方、タイマー設定による期間限定トップページの自動切り替えなど、運用を楽にする機能も加わりました。新エディタはデザインが単調になりやすい面もありますが、タイトルや商品一覧に画像(バナー)を活用することで、デザイン性を担保できます。トップページ編集の方法を正しく理解し、セールやイベントに合わせて戦略的にトップページを調整することで、楽天市場での売上アップにつなげていきましょう。
| 楽天市場の運営・ページ制作のご相談はFORCE-Rへ FORCE-R株式会社は、創業から約10年にわたりECサイトの運用支援に特化してきたECコンサルティング会社です。楽天市場運用をはじめ、Amazon運用やTikTok Shop運用、自社EC運用まで幅広く対応し、トップページをはじめとするページ制作・改善から、戦略立案・広告運用・売上最大化までを自社一貫体制で支援しています。「トップページの編集方法が分からない」「デザイン性の高い楽天店舗を作りたい」とお考えの企業さまは、ぜひお気軽にFORCE-Rまでご相談ください。会社概要・支援実績・サービスの特徴がわかる資料も無料でダウンロードいただけます。 |